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2023ベストアルバム10

ここ何年かでは一番新譜を聞いたと思うんだけど、
なかなかこれというのを10枚上げるのは難しかった。
とは言えなんとかひねり出しましたので今年もやります。


1.Yo La Tengo : This Stupid World
結成39年、USオルタナの核を自然体で体現するヨラテン17作目。
このアルバムとフジのライブで改めて彼らの良さを実感した気がする。
心の隙間に入り込んでくるひしゃげたメロディとノイズ。


2.クラムボン : 添春編
ミトにせいで若干迷走してるように見えてしまうところもありつつ、
出してくる作品にはいつも説得力がある。
ずっと聴いていった最後、「ピリオドとプレリュード」の歌詞とメロディが
押し寄せて胸に染み渡ってくる。


3.Liturgy : 93696
静寂と荒れ狂う暴虐の音楽と奇声が交互する美しい世界。
ライブをみたからというのもあるけど、築き上げた世界観に脱帽します。


4.situasion : The immortal envy club
新時代よりやってきた6人組、から1人減って5人組のマスに媚びないミニアルバム。
変態サウンドのままアイドル界を正面から突破する姿が眩しいです。


5.Arch Echo : Final Pitch
新世代プログレメタルインスト。
爆発的な泣きのメロディが秀逸。


6.Obituary : Dying of Everything
こちらも来年結成40周年を迎えるフロリダデスメタルの生ける金字塔バンド、11枚目のフルアルバム。
Defiledの新作を入れようかと思ってたんですが、さすがに積み上げられた経験に
裏打ちされた圧倒するパワーが違った感じ。
Defiledのもとても良いですが)


7.Victory Over the Sun : Dance You Monster To My Soft Song!
ドイツ生まれ、オレゴン在住のVivian Tylinskaによる、
1人ポストブラックメタルプロジェクト。
トランスジェンダーであることも含めてLiturgyと完全に被っちゃうな、
と思いつつ、良いものは良い。
16分以上のリードトラックから彼女の提示したい音楽が炸裂してます。


8.Turmion Katilot : Omen X
こっちは知性を放り出したようなフィンランドのインダストリアルメタルの10作目。
ホワイトゾンビか、と思うようなスカッとするような勢いにニッコリしてしまった。
2024年5月のBIBとの来日が大変楽しみです。


9.audiot909 : JAPANESE AMAPIANO THE ALBUM
今年注目度が一気にあがったアマピアノの日本での先駆者が最適なタイミングで
リリースした日本版アマピアノのフルアルバム。
新しいダンスミュージックはいつもワクワクするもんだ。


10.high sunn : FABRIC
シスコ初ベッドルーム、手作り感あふれる馴染みやすいメロディが何故か
懐かしさを感じさせる。
友達集めてセンスだけで走ってる感じが和みますね。


次点.内山結愛 : I
RAYの中心メンバーゆーあさんのソロシングル。
春ねむりと諭吉佳作/MENを揃えただけで既に勝ちです。
シングルなので次点扱い。


特別枠.マニマニ : にんげんっていいな
年初にガラガラのロフトで予告もなく披露されたシングル「ピストル」までの未音源化曲6曲。
引き金を引いた結果は、解散。
衝撃的な振り付けのラストはそれを暗示していたのか、全部クニタケが悪い。
でもぱやん楽曲はすべてが名曲です。
さよならマニマニ
(録音状態はあまり良くない。。。)


その他良かったアルバム
Defiled : The Highest Level
諭吉佳作/MEN : archive : EIEN19
The Chemical Brothers : For That Beautiful Feelings
FNCTR : Lude
Blondshell : Blondshell
Haken : Fauna
Cryptopsy : As Gomorrah Burns
Cynic : Refocus
崎山蒼志 : i 触れる SAD UFO
ん・フェニ : SPARKLE EP
Daniel Caesar : Never Enough
リーガルリリー : where?
蓮沼執太フィル : symphil