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2021アルバムベスト10

アルバムって聞かなくなったよね、なんて話をここんとこ毎年この時期に
考えちゃうんですが、今年も同じ。
新譜は多分100も聞いてないはず。
ライブの方がよっぽど多い、とはいいつつ一応意識して聞いて考えたベスト10。
このランキングを作れるのは世界で俺だけだ(当たり前だ)。


1.Dos Monos : Larderello
インテリジェントヒップホップの若きカリスマグループの4th。
20分弱のコンパクトなアルバムに個性の塊のような楽曲が並ぶ。
これは他には聞いたことねえっていう衝撃。
3人のラップもそれぞれに別音程かつ別のリリック特性があって面白い。
いまだライブが見れていないので来年こそ。


2.Deafheaven : Infinite Granite
ポストブラックメタルの新生も10年を経て次のディケイドを目指す5th。
ブラックメタル的なアプローチ、特にスクリームヴォイスの減少が目立つ。
静かで暗いボーカルがポストメタル楽曲の裏から遠く聞こえる感じ。
ここぞというところで光るギターリフとラスト「Mombasa」での
スクリーミングが一筋縄ではないカタルシスを産み出します。


3.崎山蒼志 : find fuse in youth
当人の趣味を反映したエクストリームミュージックの欠片を
うまくマスにも馴染む感じに配置して作ったメジャー1作目。
ライブは良さがわからなくてなかなか行く気になれないのだけど、
この曲ができるなら見る価値はある。
ここまで来てまだ19歳、この先も楽しみ。


4.Men I Trust : Untourable Abum
ドリームポップ、って言うほどキラキラし過ぎてなくて丁度良いインディ感。
ちょっとおしゃれ界隈に持てはやされ過ぎちゃったキライはあるが。


5.Iron Maiden : Senjutsu
甲冑を着たエディをジャケに使った日本語タイトルの17th。
東洋からのインスピレーションは感じられないが、ザ・メイデンな
泣きのメロディとがっつり大作志向がさすがの良さ。


6.大和那南 : 夜明け前
原宿ビッグラブレコードからの若き才能、ハタチのデビューアルバム。
古い欧米音楽がシンプルに現代の感覚で再提示されたみたい。


7.YUKI : Terminal
やはりユキにはエレクトロポップが似合うと思う。
「ラスボス」が好き。


8.Kaede : Youth
架空映画のサウンドトラックとしてのコンセプトアルバム。
優しく穏やかだけど簡単には消費されない歌を音楽が丁寧に覆っている。


9.DYGL : A DAZE In A Haze
軽く聴き易いインディロック、英語詩もあって日本離れした楽曲が耳馴染み良い。


10.マニマニ : あなたはまだマニマニを知らない
文学的、哲学的な歌詞世界をまぶした個性的アイドル楽曲の魅力。
歌自体は個性ないのが個性、ボーカロイド系ドラマチックアイドル。
第2期メンバーのパフォーマンスを受けても俺がこれを評価できるのか今はわからん。


次点.明日の叙景 : ビオトープの底から
日本製ポストブラックメタル、スカッとしていい曲ですがシングルなので。


その他、以下のアルバムにもいい曲があったので。
Buffalo Daughter : We Are The Times
ヨネコ : ちょっとだけ二日酔い
秋山黄色 : FIZZY POP SYNDROME
諭吉佳作/men : からだポータブル
諭吉佳作/men : 放るアソート
black midi : Cavalcade
SMTK : SIREN PROPAGANDA
Exodus : Persona Non Grata
mekakushe : 光みたいにすすみたい