Rock on the Rock '09
@愛知県幡豆郡吉良町三河湾リゾートリンクス海岸特設会場
自分史上最も過酷だったアラバキ2daysキャンプ体験を経て、もう少々の
イベントでの雨なんて恐るるに足りん、などと思ってたら、またやられた。
小雨で夜には止むものだと思い込んでいたのも間違い、日帰りだし
大したことはないなんて思っていたのも間違い。
延々と降り続く大雨と強い海風で使えないポンチョの中は浸水し、
タオルは早々と絞れる状態になって酔わなきゃやってらんない状態。
という、またこれ大変過酷な春の野外フェス第2弾レポ。
豊橋に停車する最初の新幹線に乗るべく家は5時半に出発。
豊橋から蒲郡までは在来の東海道に乗って、そこから名鉄に乗り換え。
ROR対策で臨時の切符売り場が出てたので往復券を購入。
田舎の駅らしくみなさんとても感じがいい。
しかし「ロックコンサート」というのはなんとも馴染みにくい呼び方だ。
9時過ぎに会場の最寄駅である三河鳥羽到着。
朝市っぽいのやってたけど、他に何もねえ〜。
コンビニとか絶対ねえ〜。
普段無人駅らしいけど、ロックコンサート用に駅員さんが2人ぐらいいた。
そこから雨の中歩いて会場まで約20分。
海岸と山に作られた小さな会場だけど、とてもいい雰囲気。
雨さえ降ってなきゃね。
開場まで時間があったので、公共のトイレ&更衣室施設のところで
雨宿りしてたが全然止まないので諦めてポンチョ着てロックステージに向かう。
開場してからは雨の中煙草吸ったりビール飲んだりして1時間。
とにかく飲んでないと気が滅入るのでぐびぐび飲む。
・KITO,Akira Brass Band!
しっかり雨の振る中音を出しながら20人ぐらいの大人数がステージに登場。
あまりマイクを使わずタンバリン叩きながら指示を出す鬼頭さんに従って
長尺の曲を2曲、かな。
期待してたんだけど、今一歩ノリが素人っぽいというか、演奏が下手だとは
そんなに思わなかったんだけどこれでは手放しで褒められない。
・零 ZERO
知らんけど、多分地元の元ヤンキーが祭りかなんかの感覚で太鼓でも
やろうみたいにして始めたんでしょう。
男女7人ぐらいのエセ和太鼓パーカッショングループ。
ちゃんと練習して来いヘタクソ、調子のんな。
こんなもんはね、金払ってる人にちゃんと見せるべきじゃない。
せめてオープニングアクト、とか本編から切り離してやらせるべきだ。
とミクシにも書こうと思ったが、メンバーが日記書いてたりすんだよね。
きっと後で他人の日記の検索とかしてくるだろうからあんま下手なこと
書いてめんどくさいことになるのはイヤ。
だからミクシはやりにくいんだよな。
・my pot(from Big Frog)
グラスステージに移動してアコギ、エレギ、女性ボーカルの三人組JAM。
ビッグフロッグをちゃんと見たのは大分昔で、確か第1回のリキッドヘヴンで、
その時はまだジャムバンドとかよくわかってなくて(今も良くわからんっちゃ
わからんがな)ちゃんと聞かなかったので今回は楽しみにしてた。
ジャムらしく緩い感じでだらだらと軽くゆれるような感じを楽しむ、
と言う意味では正解なんだろうけど、なんか俺は飽きてくるな。
酔っ払ってないわけじゃないんだけど、これを楽しむにはもう少し酔うか
酒より強いドラッグ的なものが俺には必要。
ただし前方10数名は相当盛り上がってました。
ちなみにグラスステージはすっげ小さい場所で100人ぐらいが入れる
囲いの中でやるんだけど、こんなもんその後ろから見てても充分。
当然各ステージの囲いの中に入るにはリストバンド提示が求められる
とは言えグラスとビーチステージだけなら金払わなくても楽しめると思う。
この後一旦公共トイレ&更衣室の雨の当たらないところで休憩。
カミさんがおにぎりを作って持たせてくれたのでそれを昼飯代わりに
食いつつビール飲んであったまるべくウィスキー飲んで煙草吸ってから
再度グラスステージへ。
・BLANKA
別にこのバンドが見たかったわけじゃないんだけどせいかつ苦手だし、
ユアソンも最近あまりそそられないので見てみた。
白シャツで揃えた4人組で、1人気弱そうな白人がいる。
ボーカル君はなんかキャラが濃いというかウザイ感じで始まる前から
「俺達はいままで一杯批判されてきたけど、ありがとう、おかげで今がある。
今日はたった30分だけかもしれないけど聞いていってくれよ。」みたいな
こと言ってて、わかったよそこまで言うなら30分聞いてやろうじゃねえか
と思って聞いてたんだけど、20分でギブアップ。
歌詞には特徴あったりすんのかな、なんて気もするけど普通のロックやん。
普通でもええやん、っていうのもわかるけど、なんかないのかよ。
・COMA*
というわけでせいかつが終わったぐらいを見計らってビーチステージへ。
これも300人ぐらいしか入れないようなステージ前。
まあ後ろの空き地っぽいとこからとかでも見れるけどね。
COMAは超久々。
一昨年の12月のポカ祭りイベント以来。
あの時GJRSの後にやって、結構気に入ってその時出てたアルバムは
一応全部買ったんだけど、それからなかなか出会う機会がなくて。
で期待していったんだけど、セッティング遅れてるやん〜〜〜〜。
次キセル見たいから時間になったら出るよ〜〜〜。
って10分近く遅れて開始。
肩の力が抜けたオシャレで気軽なKEY入りダンスロックで気持ちいい。
「寒いけど頑張ろうな〜、奇跡を起こそうぜ〜」って、そういうタイプでも
ないような気がするんだが、まあお陰で結構盛り上がってた。
半袖カッパ無しのやつをブランカの時にも見かけたんだけど、
やけくそで盛り上がってたね。
まああれは心折れるのも時間の問題やろうな。
・キセル
盛り上がってるCOMAを棄てがたかったんだが、遅れるほうが悪いと
決め付けてロックステージに戻る。
MCスマイリーの紹介でエマーソンとゆうこりんを従えた辻村兄弟登場。
「ビューティフルデイ」から始まった時点でなんかもうああこれ絶対また
泣くわ、って感じになるとても暖かくて気持ちいいステージ。
盛り上げ系の曲なくて申し訳ない的なこと言ってたのは面白かった。
「君の犬」っていつもやるよね。
あれなんかちょっとドキッとする歌詞でうすら怖いとこもあんだけど、
なんか思いいれのようなものがあるのかな。
とても良かったけど。
そして最後に「ベガ」ですよ。
そういうことすんのやめてくれといいたい。
カッパ着てるから周りにはばれなくていいんだけどまた泣きました。
ライブ見るたびにキセルいいなあと強く思うようになってきてる。
また見たいね。
でもこの日のゆうこりんはちょっと俺的にイマイチだった。
演奏じゃなく可愛さの話ね。
・おおはた雄一x芳垣安洋
芳垣さんが出るなら行かざるを得ん、というわけでビーチステージに。
既に始まっていてそこそこ人は埋まってる。
まああの曲調なので芳垣さんが叩きまくるわけではないんだけど、
しばらくお姿を拝んでからビール買って脱出。
・面影ラッキーホール
で、ロックステージの前エリア真ん中に向かったんですが、明らかに
酔ってる。
まあ朝から酔ってるんだけど、これはヤバイな、という酔い方を認識。
でも酔ってる奴が酔ってる自分を認識してるので、だからちょっと気を
つけようとかそういうことにはならないんだよな。
で面ラ始まったんですが、雨によるヤケクソ感みたいなのが俺にも
周りにも多分あって裸にピンクのスーツ来たデブが出ただけでも
盛り上がること。
いきなり「車椅子」で俺もうスイッチオンでウィスキーがぶがぶ。
「パチンコ〜」とか「甲子園」とか、後何やったか忘れたが、大雨の中
全力でコールアンドレスポンスに合唱して超楽しかった。
あんまりもう周りのことがわからなくなってんだけどすげえ盛り上がってた
気がする。
(※追．つよしくんネタ「裸で何が悪い！」のコールもやった）
そして俺の酔いも絶好調。
何故か俺は今日の雨は絶対止むと思っていて、特に今までロボで降られた
ことはないんだという強い思い込みとそれを信じたい気持ちがあって
気合の意味だと思うんだけどポンチョ脱いでリュックをその辺に置いて
雨の中ナツメン待ち。
セットチェンジから恒例の全員音あわせでのりまくり。
ごめん、そうだったと思う。
この辺からの内容は泥酔なので嘘入ってるかもしれませんがすまん。
・NATSUMEN
記憶断片しかないが「NO END」「NO REASON〜」恒例「MUJINA」は
やってる筈。
ムジナのAxSxE大暴れで周りもぐわっと盛り上がったのを覚えてる。
俺はなんかもうキチガイみたいに騒いでた気がする。
それぐらいしか覚えてね〜。
・ROVO
でそのまま雨の中立ち尽くしてロボ待ち。
これまたセットチェンジが押して、帰らないとあかんのに、しかも時間短い
からアンコールもして欲しいのに、とか思いつつウィスキー飲んでた。
覚えてるのはとても印象的なヴァイオリンの新曲と、「Sukna」の爆発。
それはひょっとすると違うのかもしれないが、アンコールは合った筈。
周りがどうだったとかステージがどうだったかとか殆ど何の記憶もなくて、
勝井さんがヴァイオリンのネックを高く掲げてぐわっと曲が展開するとこで
俺も馬鹿みたいに手を挙げてワーワー言ったとこは強く覚えてる。
後空を見たら大雨が潮風に煽られて斜めに降っていたこと。
そしてもう完全にスイッチの入った俺はそれをとても気持ちいいと
思ったこと。
その後急いで三河鳥羽にふらふらしながら向かい、あやふやな記憶の
まま名鉄に乗って、知らないうちにJRに乗り換えて、そっからよくわからん。
なんか蒲郡から740円分の乗車券を買っていたり、駅員と押し問答したり、
岐阜で目が覚めたり、次は豊橋行きの電車で目が覚めたり。
とにかく下半身がびしょ濡れで、上もTシャツだけは代えたんだけど、
当然それだけじゃ寒くて凍えそう。
あまり良く考えもせず岡崎で降りたのが24時ぐらいだったと思う。
駅前に一つだけあったホテルは営業が24時で終了。
途方にくれて、でも寒くて後疲労で倒れそうでカミさんに電話して近くの
ホテルを探してもらう。
で聞いた名前のホテルに行ったら、ラブホやんけ。
幸い近くになか卵があったのでそこでカツ丼食ってちょっと落ち着いた。
よく考えたらこの日朝からカミさんの作ってくれたおにぎり2個と、
知らない間にカロリーメイト一袋だけしか食ってなかった。
そりゃあかんわな。
でまたカミさんの情報を元に駅に戻ってホテル探そうと思ったら
道の向こうに漫喫があったので取りあえずそこに入って暖かいものを
たくさん飲んで朝まで過ごした。
ほんとにとても辛かった。
雨舐めちゃいかん、もうゴアのレインスーツ買います。
・ベストアクト
やけくそで盛り上がった面ラ
・ワーストアクト
泥酔の俺
・その他いろいろ
雨さえなければ、最高だったと思うんだけどね。
短パンにクロックスのサンダル、みたいな軽装の人が多くて、
多くの人が途中無念の帰宅をしたんだと思います。
参加したみなさん、本当にお疲れ様でした。
