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ゴマ Healing Channel

GOMA Healing Channel Fullmoon Session
@高輪正満寺


白金高輪の高級っぽいマンションの横に、これまた高級なお寺が
あって、そこが会場の正満寺。
一応2002年ぐらいからゴマちゃん観てきてる俺ですが、アコースティック
セットを観るのは先月の10周年@みなとみらいが初めて。
ダンスミュージックと最古のアナログ楽器というキーワードでずっと
ゴマちゃんを観てきて、今にしてやっとディジそのものの魅力が
わかりかけてきた気がします。


ってなわけで1人で行くには非常に敷居が高い気はしたが、
ゴマちゃんへの愛のほうが強くてチケット申し込んでしまった。
何気にソールドアウト。
こんな音楽で100名弱集めるって凄いと思うよ。


始まる前にトイレに行って、寺だからいろんな部屋があるので、
あっちはどうなってんのかな、と思ったらゴマちゃんと鉢合わせ。
「いや、あ、その、」みたいな好きな先輩に出合った小学生みたいに
なってとりあえず逃げる。


GOMA ACHOSTIC SET
第一部は正満寺本堂。
チベットやアマゾンからも客人があったというとても豪華なご本尊。
まずはこのお寺のおしゃれ髭のお坊さんによる軽い説法と儀式
みたいなのがあって、17時半ぐらいからゴマちゃん登場。
暗い部屋の中に、ご本尊のきらびやかな光とゴマちゃんのディジの音。
とても落ち着く、気持ちのいい低音。
約20分ぐらい吹いて、みなとみらいでもしてたディジにまつわる
ゴマちゃんが考えた話をして第一部終了。


第2部までの間、下の階の応接室的なところでお茶でも飲んで
ゆっくりしてくださいとか言われて、所在なさ全快なんだけど動く。
暗くした部屋にこないだのみなとみらいのゴマちゃん10周年の映像が
映されていて、俺はそれだけ見れりゃいいやと思って、床に座って
たら係りの人がお茶とお菓子を持ってきてくれた。
酒飲みなので甘いものはかなりいらないんだけど、覚悟して食ったら
とても控えめな甘さのゼリーみたいな和菓子。
笹に包まれてるからちまきかと思ったらそうでもなくて、これなら食える。
京都のお菓子らしいけど、さすがに知らんかった。
まあ学生時代にお菓子を食いに行ったことなんか多分1回もないけどね。


そんなこんなで所在無い時間をなんとか潰していると、
次のステージの準備が出来たというので今度は本堂ではなく下の階の
別部屋に向かう。
ステージというかディジ一本が設置された後ろにキャンドルJUNEの
蝋燭が点けられていて、部屋はまたくら〜くしてあって、座布団と、
一番後ろには椅子が置いてある。
俺はなるべく真ん中の方の後ろの椅子席に座る。
ディジの波動をなるべく正面から受けたいという考え。


第2部は19時ぐらいに開始。
大分待ったで。
まず細切れの音をゆっくり出していって、徐々に大きなうねりへ。
そして中盤では「MANGO PARADISE」のフレーズを吹いたり。
気持ちよくて眠りそうになりながら、でも絶えずやってくる低音に
揺さぶられながら、気が付いたら30分。
ゴマちゃんは手を合わせて静かに演奏終了。
すごい感動した。


そのあとまたゴマちゃんの長い話。
若干長すぎるキライはあるね。
言葉を一つずつ探しながらで、話もそんなにうまくないと思うしね。
でも、ヒーリングチャネルに関しては、それでもいいと思う。
ゴマちゃんのマジメな人柄がとても伝わってまた感動した。
HIPHOPダンサーだし、ダンスミュージックとかデジタル機器を
多様するところを見てて、俺とは別種の、流行とかに敏感な人だと
ずっと思っていたんだけど、ゴマちゃん本人はそうではないと
思っているらしくって、流行廃りじゃない、普遍的なものを求めたい
ということを言っていた。
だから最古のアナログ楽器ディジュリドゥなんだね。
俺も同じように思うからちょっとわかる気がする。
なんか嬉しいものだ。


帰り際出口にゴマちゃんがいたので、握手してもらって、
お疲れ様でしたと声をかけることができました。
毎年やるつもりみたいなので、また来年行こう。
1人だと相当居辛い空間ではあるけど。


そうそう、いつものライブ同様ポケットウィスキーを持って行った
んだけど、良く考えたらここお寺やん。
って思って、結局3時間近く一滴も酒飲まなかった。
それでも気にならないぐらいだったのが我ながら驚きである。