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64(ロクヨン)

64(ロクヨン) 横山秀夫 2012 コタキナバル旅行での長いフライト、行きと帰りで上下巻読み終えました。 序盤はやきもきする展開ですが中盤からはその分胸がすくような感じ。 ラストの謎が明かされるところは眠さの中で頭があまりついてこなくて 理解しきれな…

食料人類

食糧人類 水谷健吾(原案)、蔵石ユウ(原作) 謎の生物に人が食糧として提供される世界の話を描いたコミックス全7巻。 猟奇的な描写とかこういう系最近多いよなーって思いつつブコフで一気読み。 引き込まれていく力はありました。

魔術はささやく

魔術はささやく 宮部みゆき 複雑な事情で親戚の家で暮らす高校生の家が巻き込まれた事件と 教え子を自殺で亡くしたマッドサイエンティストがその原因を 作った元デート商法女性へ復讐する話が高校生の行方不明の父親の 話と複雑に絡み合いながら謎を深めて進…

戦国自衛隊 1549

戦国自衛隊 1549 福井晴敏 原作:半村良 超長い夜勤の拘束時間のうちほとんどが待ち時間なんすよ。 で、夜勤の間に2冊目。 話の内容は面白かったけど、重要人物の女性キャラクターの行動情景が とても弱い、っていうのは先に聞いてた通りと思いました。 そん…

夜の写本師

夜の写本師 乾石智子 久しぶりの深夜作業、拘束時間の割にやることないので持って行った本を。 これだいぶ前から読み始めてて難しくてというかカタカナの名前と 展開の変遷についていけず途中で止まってたんだけど、再度前の方から つまみつまみ読み返すこと…

SAO1

ソードアートオンライン1 アインクラッド 川原礫 ファンタジーラノベ楽しいな、40半ばになって高校生主人公の ゲーム小節楽しめるなんて思わなかった。 ま、若干気持ち的に無理ってところもあるけど。

新世界より

新世界より 貴志祐介 上中下をかなりのんびり長い間かけてやっと読み終わりました。 著者独特のグロテクスで気持ち悪い描写とか息苦しくなるような辛い部分も 多くて嫌になりかけたりしたけどそれでも物語の行く末を知りたいという 引き込む力はある。 オリ…

魔道師の月

魔道師の月 乾石智子 結構長いことかけて読み進めていたんですが、行きの飛行機でほぼ 読み終わりました。 世界感に慣れるまでに時間がかかったものの、終盤はかなり 引き込まれて面白かった。 言われてるとおり、既成のファンタジー世界感に頼らずに 独特の…

クリムゾンの迷宮

クリムゾンの迷宮 貴志祐介 天使の囀りがよくできていたのでこちらも進められて。 いきなりなんじゃそりゃって展開から一気に引き込む面白い。 相変わらずサバイバル系のグロイのもあり。 それは良いとしてエンディングのさせ方がちょっと 俺には不十分な気…

天使の囀り

天使の囀り 貴志祐介 カミさんの激推しに心動かされ久しぶりに昨日から読んでました。 構成とかストーリーとかとってもよくできてて感心なんですが 死と向かい合うこととか寄生虫とか苦手なものばかりで辛かった。 面白いのは大変面白いです。

フォレスト・ガンプ

フォレスト・ガンプ ウィンストン・グルーム 訳:小川敏子 帰りの飛行機で残りを一気に読みました。 ジェットコースター的にぽんぽん展開が進んで 最初はまあ面白いじゃんって思ってたんだけど、 宇宙行くあたりからもうよくわかんなくなってきてイマイチ。 …

約束の森

約束の森 沢木冬吾 8時間一気読み。 序盤から謎に引かれてぐんぐん引き込まれてしまった。 が、終盤の戦いの場面ぐらいからはかなりご都合主義な展開。 もうちょっと練れるだろうと思いきやさらっと読み飛ばせたし 読後感は悪くないのでこれはこれでよかった…

小説 真相

真相 横山秀夫 2年ぐらいカテ稼動してなかったみたい。 そんなに全く読んでないわけではないんだけど。 とりあえずさすがの横山ひでお、短編集どれも面白かった。 大学の空手部で部員が死ぬ話はなんつうか当時を想起させるものが。 うちはまだちゃんとしてる…

小説 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 桜庭一樹 ほぼ一気に読んでしまった。 小気味良く展開してて内容が重いものにも関わらずに 変なカタルシス感もあって全体としてとても面白かった。 最初から結果がわかっていることもあって、 あとまあ小展開とか小ねたの部分…

小説 項羽と劉邦

項羽と劉邦 全3巻 司馬遼太郎 確か中学生の時に読んだんだと思います。 カミさんが古本で買ってきたので久々読んでみた。 で、インフル発覚で熱下がってやることなかったこの日 まる1日と夜寝ないで朝まで使って残ってた中、下巻一気読み。 いやー、面白いわ…

小説 震える牛

震える牛 相場英雄 単純にお話としても面白いんだけど、 この新自由主義が幅を利かせる世の中への警鐘という意味でも 非常によくできた作品だったと思います。 冷静な洞察の奥にある、弱いものや不安な心への繊細な 気遣いがとても好感を持てる内容でもあり…

小説 しゃばけ

しゃばけ 畠中恵 江戸商人を題材にしたファンタジーかつミステリー。 でも変にかた苦しくなくてすうっっと世界に入っていける。 加えて人のやさしさがわかる人が書いてるなあ、というところが 俺的にはとても好ましく思いました。 シリーズ化してるみたいな…

小説 イグナシオ

イグナシオ 花村萬月 暴力とセックスで神と生死、差別意識について 描いてみましたー的な作品。 俺的にはエロ小説としての価値しかない。 展開面白いからするする読めちゃうけどね。

小説 天空の蜂

天空の蜂 東野圭吾 1995年にこの本が出されてからも我々「一般人」の意識は殆ど 変わらなかったし、311で蜂に刺された後でも「一般人」の意識は 大して変わっていない。 残念ながらそういう風に感じてしまう、そんなお話でした。 非常に内容的には面白い、分…

小説 水の時計

水の時計 初野晴 前に読んだ漆黒の王子が面白かったので期待して読み始めたら これまたひっじょうに面白かった。 独特の世界観があるよね、この人。 今回も重いテーマと下手すると醜悪なだけになる状況を 品のある筆致でスマートに読ませるところに好感が持…

小説 GOSICK

GOSICK - ゴシック - 桜庭一樹 こういう学園ファンタジー調の軽いミステリーは好きですよ。 甘酸っぱい感じも含めて大変こそばゆくてよろしい。 シリーズものなのでまた機会があったら読んでみる。

小説 漆黒の王子

漆黒の王子 初野晴 カミさんおススメシリーズ。 ひっじょうに面白かったです。 重く苦しいテーマと展開で残虐なところも一杯あるんだけど、 下品さがないので読後感も悪くない。 他の作品も読みたくなりました。 この人一つ年上なだけなんだなー、すごいなあ…

小説 ロリータ

ロリータ ウラジーミル・ナボコフ 訳:大久保康雄 第一部はかんのー小説っぽくて面白かったんだけど、 二部からつまんなくなってきてしばらく放置状態だったんだけど、 中盤から終盤にかけて俄然面白くなってきました。 最初はなんでこんなもんが世界に残る文…

エッセイ くすぶれ!モテない系

くすぶれ!モテない系 能町みね子 カミさんが超面白いというので読んでみた。 さらっと読めて軽く面白い。 自分でも言ってたけどまさにカミさんの話だなw 著者は元男の現女性だそうですが、男目線からみると 若干言いたいことはあるね。 結局なんだかんだ言…

漫画 ヒミズ

ヒミズ 1〜4巻 古谷実 サオリたんライブまで時間があったのでぎりぎりまで 粘ってなんとか最後まで読み終えた。 ギャグ要素を極力廃した読み応えのあるマンガ。 生きることの意味、不安、怖さ、そこに適度に織り交ぜられる 陽性の感覚。 でもらしいのは絶対…

漫画 僕といっしょ

僕といっしょ 1〜4巻 古谷実 湘南新宿ラインを乗り過ごして戸塚までいってしまい、 戻り保土ヶ谷で降りて2時間ぐらいのつもりで満喫に。 ひみーずを探してたんだけど、誰かが読んでるみたいで なかったのでこれにしてみました。 キモおもしろくてぐんぐん読…

小説 臓器農場

臓器農場 帚木蓬生 1993 以前に同じ著者の閉鎖病棟を読んでいたく感動したんですが、 今回も分量が多く非常にセンシティブなテーマながら 愛と感動に充ち充ちた作品になってました。 寝る前にちょっと、と思って読み始めて結局半日ぐらい、 一気に読んでしま…

小説 トワイライト

トワイライト 重松清 随分前に読んだんだけどいつだったか忘れたので今日付けで記録。 エイジが良かったので期待したんですが、うーん俺的にはイマイチ。 つっかさ、てめえらええ歳こいてぐだぐだやってんじゃねーよっつう。 登場人物の誰にも感情移入できま…

小説 4TEEN

4TEEN 石田衣良 ほんとになかなか本読む気にならんのですが、またカミさんが 勧めてくれたのと、青春モノだというので読んでみたら面白かった。 友を信じる心、青臭い性への願望、自分にはあったりなかったり したものがみずみずしく描かれていてすっきり爽…

小説 エイジ

エイジ 重松 清 カミさんのオヌヌメに従ってみたら、超面白くて一気に読んでしまった。 ちょっとこそばゆくなるような瑞々しい青春まだ夜明けのお話。 少年事件に対する筆者の妥当な感覚が共感に繋がってそこも良いですね。 そして最後は元気に、前向きにな…