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ザゼン@AX

ZAZEN BOYS
「TOUR MATSURI SESSION」
@代々木SHIBUYA-AX


8月のディーヴォVSポリさん以来のAXに開演10分前ぐらいに到着。
今年のライジングで久々に見てとても良かったのと、新作がまた
とても良かったので来てみたんだけど、ワンマンで見たのは
2004年の5月のゼップ以来だから4年振りか。


下手くそな入れ方のビールをワンドリンクでもらって一服してからフロアへ。
9割ぐらいは埋まってる感じ。
でもステージ正面の真ん中辺りまで入っていけた。
若者から、俺ぐらいの年代までが主な客層で若干男多い感じ。


ZAZEN BOYS
15分ぐらい押して開演。
いつも思うんだけど、開演時間まで誰もステージにいなくて、
開演時間になってからスタッフ出てきてセッティングって、
どういうことなんかな。
しかもその後メンバー出てきて、またチューニングとかして
それやったら最初からあんたらがやればええがな、
と思うんだけど、いろんなバンドが同様のことをするので、
何か大きな理由があるのかもしれない。
バンドをやってる友達に聞いてみよう。


脱線しました。
向井はまずギターレスで、中央のシンセに4人が集まって
「イーディオット」。
リズムの取りにくさがたまらなく気持ちいいぜ。
基本的には新作のノリにくいリズムの曲に盛り上がる旧曲を
混ぜていく感じで、フロアの盛り上がりはイマイチな感じ。
体揺らしてもリズムとずれるんだけど、そんなのは関係なく自由に揺れる。
俺歌詞読んでないし、たまに横揺れで頭でリズム取ったり
取れなかったりしてたけど、ダメって決まりないよね。
指差し確認の人達と同じく、楽しみ方は自由だよね。
と、虚空に向けて問いかけてみるよ。


演奏はとっても鋭くて、変態的で、唐突に始まったり
展開したりするところでメンバーがぐっと視線を向井に
向ける緊張感、そして弾ける勢いは縮んだバネがその分
大きく跳ねるような勢いになる。
パワフルなリズム隊とクールに躍動するギター、そして向井の気持ち悪い歌。
これは文句なくオリジナルだね、素晴らしい。
そして、「Asobi」の打ち込みダンス感+演奏が予想を超えて良かったなあ。
あんまり盛り上がってなかったが。
静轟が交互にやってくる「KIMOCHI」から切れ間無く「COLD BEAT」、
そして後は盛り上がりチューンを連発して本編終了。


アンコール前に急いでトイレ行ったら中に戻れなくなって、
超混んでる前方ドアのところで見てたけど居辛いので、後方に移動。
そうこうしてるうちに集中できないまま終わっちゃった。
最後はちょっと失敗だ。
1時間半超、何度かのメンバー紹介以外はほぼMCなし。
変なサングラス掛けたり、向井が曲中チャルメラ弾いて
おどけるシーンもあったけど、基本的にはストイックで
攻撃的な男らしいライブでした。


若干期待し過ぎたところがあって、その期待にまでは届かなかったかな。
ツアー初日(らしい)だとか、客の盛り上がらなさとかも
少し惜しかった原因かもしれないけど、そもそもこんな
おっきなハコでやるような音楽性でもないような気がする。
ミドリなんかもそうだけど、最近こういう「誰でも受け入れ
られるわけではない」音楽でも結構多くの人に聞かれるように
なったというのは驚きではあるよね。
その一方「これはキライ」「聞けない」という人が絶対いる筈で、
音楽好きでザゼン目当ての人間が1000人集まって来ても、
やはりいくらかは、これわかんない、受け付けない、みたいに
感じる人は出てくるんだろうと思う。
なんかそういう微妙な雰囲気がところどころで燻ってるように
ライブ中感じてしまったのもあった。


最後に拾い物セットリスト。
しかしこんなの良くわかるなあ。
ツアー初日らしいから一応隠そうと、思ったけどやり方調べるの面倒だし、いいや。
見たくない人は見ないで。


1.Idiot Funk
2.SUGARMAN
3.HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
4.Honnoji
5.Weekend
6.MABOROSHI IN MY BLOOD
7.IKASAMA LOVE
8.DARUMA
9.Fureai
10.安眠棒
11.YOU MAKE ME FEEL SO BAD
12.Asobi
13.I Don't Wanna Be With You
14.The Drifting
15.KIMOCHI
16.COLD BEAT
17.FRIDAY NIGHT
18.RIFF MAN
E1.Memories
E2.Sabaku