2019 はてなダイアリーから移行しました

坂本慎太郎@リキッド

坂本慎太郎LIVE
@恵比寿LIQUIDROOM


テラメロスのツアーがフィーバーで、対バンメルトバナナ、ウォズニャックとか
まゆむらとか他にもいろいろあったけど、今日は仕方ない。
運よくこっちのチケットも当たったということで、前回は仕事で泣く泣く
手放したけど今日こそは8年ぶりの生慎太郎ライブ。
8年前、来年も楽しみだな、って思って年末にゆら帝のライブを観た、
その場所リキッドで次が8年後になるなんて当時は思いもしなかった。
慎太郎も「来年もよろしくお願いします。」って珍しくMCしたんだよね。
長い来年だった。


坂本慎太郎
早く恵比寿着きすぎて餃子で一杯やってたので開場後30分ぐらいにリキッド着。
先行チケットで番号も早かったためこの時間でも下手前端だけど前から
3列目ぐらい確保できました、女性客も多いので視界は良好。
ソロ作品は3枚とも全体的にぬめっとした地味気持ち悪い系でクセになるような
印象なんだけど、序盤からその感じをいかんなく発揮するようなドープな進行。
最初2,3曲は拍手もなく続いて、やっと切れ目ができたところで大拍手。
歓声もちらほら飛びます。
慎太郎、ありがとうございます、ってつもりなんだろうけど「...りぁ...ぅ」
みたいな空気の漏れるようなMCのみ。
中盤はちょっとキャッチーさも含むような楽曲、俺も気に入ってる
「ずぼんとぼう」とか「できれば愛を」、「幽霊の気分で」、いいね、
謎のグルーヴ感、音だけでキマってくるみたいな。
多分他の客もそうやって脳内麻薬出まくってて、押さえきれない奴が
奇声をあげたり、曲間に「ずっとライブしてくでどぅのまっでだぁ!」と
叫ぶ前方付近の女性客とか、とにかく会場の雰囲気が濃いです、濃密過ぎ。
少し軽めのカラッとうすら楽しい「鬼退治」から、「ディスコって」の
気持ち悪いキラキラ、そして「ナマで踊ろう」では演奏が爆裂、
バックの照明とともにスパークして一回会場がピーク盛り上がり状態に。
慎太郎はゆら帝時のような激しいアクションはないですが、くねくねと
独特の動きで演奏、オンリーワンの歌声も健在です。
あまりにドラマチックに盛り上がったのでこれで終わりかな、って
思ったらまだあるらしく「幻〜」とトドメに「動物らしく」。
これちょっとリズムが早い感じ?
小気味良いリズムに演奏がスペーシーに展開、完全にダンスリズム、
俺は完全踊ってました。
フロアはそうでもなく。
ダンスリズムとギターの気持ちいい融合が次第にずれてカオスになって圧巻の終了。
珍しく慎太郎がメンバー及びDJ、PA、照明などを紹介、メンバーは一回
捌けていったんだけど、慎太郎は残ってギターのチューニング。
で、「このままアンコールやります」。
ソロの慎太郎は結構喋りますね。
アンコはぶち上げないで静かに染み入るような2曲。
個々の楽曲の強さは勿論あるとして、ライブの作り方がうまい。
完全にその世界に拉致られてへろへろの骨抜きにされてしまったような。
今回2回のライブしか発表なかったですが、これだけでは勿体な過ぎるので
是非また早いうちにライブをということで、やっぱフジだろ。
初めてゆら帝みたのが2002フジの3日目の朝一グリーン。
ぼそっと「やって、いいすか」っつって始まったライブ、ラストの
「ミーのカー」まったく理解できなかったな笑
んー、でも今の感じは夜の方が合うかな、レッドやホワイトか。
ちなみに勝井さんも観に来ていたらしく、これはあれよ野音よ、そうしよう。


セトリ(ついったで拾った)
1.超人大会
2.スーパーカルト誕生
3.めちゃくちゃ悪い男
4.べつの星
5.義務のように
6.ずぼんとぼう
7.できれば愛を
8.幽霊の気分で
9.君はそう決めた
10.鬼退治
11.ディスコって
12.ナマで踊ろう
13.幻とのつきあい方
14.動物らしく
E1.好きではないけど懐かしい
E2.悲しみのない世界