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日フィル@東京芸術劇場

カインドウェア・クラシック・スペシャル 特別演奏会
@池袋 東京芸術劇場 コンサートホール


・日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:山田和樹[正指揮者]
ピアノ:福間洸太朗


セトリ
1.グリンカ:歌劇《ルスランとドリュミラ》序曲
2.ラフマニノフピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
E1.チャイコフスキー:トレパークへの招待 op.72-18
休憩
3.チャイコフスキー交響曲第4番 へ短調 op.36
E2.スヴェンセン:2つのスウェーデンの旋律より第2曲


山田くんによる事前のお話聞きたかったんだけど、着いたら丁度
終わるところでした。
でね、5年ぶりにぱっと見た山田和樹、なんかイメージが違う。
歳とっておっさんになった?
まあ38だからね、おっさんにもなるわね、童顔でもおっさんになるんやね。


一旦ビールを飲んでから席に戻ってまずはグリンカから。
1階の最後方を取ったんですがやっぱ見難い、
クラシック会場は2階が一番やな。
そして今日のコンマスは例のアイツでした、まあ今後しばらくってか
当分はちょくちょく出会うことになるので慣れるしかないか。
そんなたりぃって態度のコンマスとは対照的、走るようにステージに
出てきて溌剌とした指揮をとる山田くん。
それに引かれて若々しい生命力溢れるオーケストラ。
観ててニコニコしてきてしまう、素晴らしいです。
すぐ終わってコンマスとも握手。
ヤツもにっこり、笑えるんやなあいつ。


コンマス含む前2列ぐらいの弦担当が一旦掃けてピアノを指揮台の
後ろ、客席からみると最前へ配置。
ラフマニのピアノコンチェルト2番、前回辻井君で観て以来。
福間こーたろー君、若くて細くて背が高いイケメン風、
かなりアクションの大きい強いタッチのピアニングでした。
3楽章あたりの盛り上がるところ辺り、指揮台から振り返るカズキと
顔を見合わせながらの演奏、若い熱情の高まり絡まり。
なんかすっげ興奮した。
終わってから抱き合ってるのも含めて爽快な演奏でした。
素晴らしい。


ピアノのアンコは技巧的な難しい曲。
この後隣の席のミニスカ母子はいなくなって、休憩時間のトイレは
女性側大行列。
確かにいつもより女性自体が多目かも、これイケメンピアニストの
せいなのかな?


休憩後、チャイコフ4番。
管楽器華々しい一楽章はカミさんいわくドラクエみたい。
ここめっちゃいいよな、金管が切れ込んでくるのな。
そしてうっとりきれいなメロディの2楽章。
山田くんはこういうところのコンダクトも素晴らしい、メロディと
一体化したかのようななだらかな優雅で穏やかな。
3楽章スケルツォ、中盤手弾きの弦音が印象的、ちょこちょことコミカルな、
山田くんも踊ってるみたいな、ってとこからほぼ続けて4楽章。
ダイナミックなフィナーレへ、ちょっとでもここは曲が弱いんだな。
もっとやれるやろチャイコフさんよ、って思いました。
アンコは静かな弦楽曲、久々の山田和樹、中々タイミング合わなくて
やっとみれてとてもそれには満足です。
もっともっと他の曲でも観てみたいねカズキは。
これから20年30年と彼の指揮するオーケストラを観ていけるという喜び。
同年代に産まれて良かった。