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ザキールフセイン@WWX

WWW X Opening Series "Zakir Hussain - tabla solo"
@渋谷WWW X


今月3回目、また長い階段のぼるのかーって思ったら
入り口が変わってまして、1階登ったらすぐに入り口になってた。


・Zakir Hussain
サーランギーという弓で弾く多弦楽器(39本だって)の伴奏者Sabir Khanさん
と一緒にほぼ定刻ぐらいにステージ登場。
ステージの上に更に台を設置した上に座って演奏だったので客席からは
よく見えた。
まあ俺はぎりぎりに行ったから後ろ立ち見だったんだけどね。
サーランギーが繰り返しつつ展開するインドだなーって音に
合わせてなのかサーランギーがあわせる形になってるのかわからんけど
そっか1時間半以上二人でタブラソロセット(ソロって何?)やりました。
前観た時もすごいって思ったんだけど、ザキールさんマジすごい。
音自体の深さ多彩さ、あとは指の速さ、手の早さっていう見え方テクニカル的
なところもあわせてさすがとしかいいようのない演奏でした。
こう言っちゃ悪いんだけど、俺はユザーンしかタブラ奏者を知らないので
ユザーンってすごいって思ってたんだけど、ザキールさんと比べたら
大人と子供みたいなもんだなって思ってしまう。
何度か超高速だったり音数が異常な感じになって盛り上がりの起伏を作って
ライブが進行していったんですが、終盤はザキールさんのヴォイス
パフォーマンス入り。
宇宙とか道路をバスとか象が通るときの音、リズム、なんてのを
英語で軽く説明したりしながらタブラに合わせて発声、みたいなのやってた。
あと、ユザーンがライブ中しょっちゅうやってる調律的なのも
キールさんは演奏しながらやっちゃいます、それもすごい。
まあほんと堪能させていただきました。
アンコールはサーランギーとSabirさんのお上手なお歌メインの演奏。
アンコール前にサーランギーを調律するSabirさんにタブラ調律の
トンカチみたいのを渡す仕草で笑いをとるザキールさん最高。
60を超えておられるようですが、若々しさあるしユーモアもあって
師匠ってとっから想像するようなとっつき辛さみたいのもなくて
ほんとの意味での大物だなあと思いました。
また機会があったらぜひ拝見させていただきたいです。