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タイコクラブ@こだまの森

TAICOCLUB’12
@長野県木曽郡木祖村「こだまの森」


かなり人は多かったけどなんとなく居心地の良いフェスでした。
新宿11時発で最寄の薮原駅に14時半ぐらいについたのかな?
それからシャトルバスで20分ぐらい、入場待ち結構並んでたけど
持ち物検査とかほとんどザルだったんで意外にもスムーズに流れて
16時過ぎにはテント立てて友人I君と一杯やって一息。
でもあれだよな、飲食持込禁止、特に瓶持込禁止なのにそこら中で
バーベキューやってるし瓶用のゴミ箱用意されてたり、フリーダムもびっくりだぜ。


MOODMAN
入場した時には既に始まってて横目に眺めつつテント立てて一息しながら
聴いていた、というだけです。
オープニングには良いと思います。


BOREDOMS
トイレ待ちで出遅れたんだけど、ステージ前の客席に6台のドラムセットが
演奏者を載せて叩きながら移動してきて客席内でうちに向かって円をつくる
という以前のセンスオブワンダーでの演出をはるかに凌駕するぶっとびぶり。
トイレ済ませて速攻そのドラムの円の中に突っ込む俺。
こんな状態になったボアのライブで俺が外で見てるなんてあり得ない。
ボアを崇拝する気持ちは誰にも負けないことはないと思うけどそれなりだと思うよw
まあそんなこんなでさ、ステージ上は車椅子というよりは車椅子みたいな担架
と共にセブンナーが2台とこないだの弦楽器集団が居て、セット内容としては
品川と同様の「ヴィジョン〜」「スーパーゴー」「アシッドポリス」流れだったのかな。
ドラムサークルないのぶち上がり度合いは凄まじくて3,4回こかされたけど、
あれすぐ起こしてもらえるからいいよね。
俺は当然完全発狂モード。
「アシッドポリス」のアイちゃんの連呼と凄まじいリズムの応酬による
多幸感、高揚感、感動でボロボロ涙が溢れるのをとめられない。
まわりなんか関係ない全力で叫んで拳を降って、手のひらを天にむかって大きく
広げて、その瞬間世界で一番自由で最高の空間に居たと思える。
最後にドラムセットはまた客席から出てきたところへ戻っていって、
アイちゃんは移動用担架で引っ込んで、最後に弦楽器隊がみんなとても
満足そうに去っていって終わりました。
俺もうボロボロだったけど、心は浄化されたような感じでさ、思い返して
まだぐすんぐすん泣いてた。
素晴らしいです。
わからない人にはわからなくていいんです。
俺にはもうかけがえの無い存在。
そして絶対に忘れることのできない人生の中での大切な大切な経験の一つ。
ボアが進む限り俺はそれを観て行きたいと思います。


もはや疲労の局地に達したのでももくろちゃんつながりの友達に
えびのCDを渡したらテントで休憩。
でもなかなかちゃんとは寝れないもんだね。
一回多分TR-101の時にトイレついでにラーメン食いに出てまた戻った、のかな?
よく覚えてねえや。


Animal Collective
噂には聞いていたけど、なんつうかこっちの期待をうまく交わしながら
じりじりと実験的な音で独特な空間を作っていって最後バーン!
って感じ。
これはこれで好きな人いるんだろうけど、やっぱだめだなあボア先に
観ちゃってるからどうしても、まあ良かった、になっちゃう。
後半ほんとに軽く雨がぱらついてきて丁度おねむが来たのでテントへ。


Mouse On Mars
あんまりマジメに観たわけじゃないんだけど、結構激しい感じのバンドセットで
非常に盛り上がっておりました。
一応観れたからよしとする。


・Africa Hitech
うーん、ちょっと楽しみにしてたんだけど、黒人の方が「手を上げろ」的な
ヒップホップっぽい上げ方をするのがどうしても俺は苦手なんだな、
ということを再確認しただけに終わりました。


rega
野外音楽堂にはそれまで行ってなかったので視察もかねて行って見たら
ちょうどレガがやってました。
攻撃的なダンスリズム中心のバンド音楽って結構数あるけど、
レガは好きなタイプだな。
朝方明るくなった頃だけどなかなか盛り上がってました。


・いちろう
ゆら帝のドラム、イチローさんのユニット。
もう一人のダレだかわかんない人と卓上機材をいじくってノイズっぽい
エレクトロっぽい音でいろいろやる感じ。
みんな座って見てて、ステージ前にいる客は3人だけでした。
まあ別にいちろうさんもガシガシ盛り上げようなんて感じじゃないから
アレでいいんだろうけどさ。


Ricardo Villalobos
これだけ見るならまだしも、疲れきった朝方に酒も飲まずに最初っから
全部見ようとするものではないですな。
始まって1時間半ぐらいはずっとだらだらのらりくらりなミニマルダンス。
付き合い程度にたまにキック的なリズムを入れて、確かに徐々に増幅して
いくから踊れるんだろうけど、酒飲んでタバコ吸って、なんだか知らないけど
上着を着たり脱いだり、ステージに出てきてるスタッフだかなんだかの
男女と談笑したりしながらのDJを見ててなんかアホらしくなってきた。
アレそんなにテクニックはいらんだろ。
センスだけだよなあ。
疲れたしテントでも音は聞こえるし戻って帰り支度をし始めました。
もうすっかり日も昇っていい天気になってて気持ちいい、しかもその頃から
一回目の上げタイムに入ってたけど、なんか俺もうアレはいいや。
カミさんに言われたんだけど、「それはアイちゃんみたいに、足折るぐらいの
ステージをみせろよってことだね」ってその通りかも。
最近はワイアも行ってないし、クラブに行きたいってのもあんまり
思わなくなってきたのはそういうことなのかもな。


そんなわけで3時間以上のロングプレイの最後でまあそこそこ盛り上がってる
特設ステージのヴィラロボスとそのプレイで踊るたくさんの客を見ながら
帰途につきました。
それにしてももうほんとに芯から疲れたぜい。
ボアがなかったら別の楽しみ方が出来たかもしんないなあ。