Sence of Wonder
@笠間芸術の森公園
前日の深酒もあり、疲れもあり家を出たのが11時。
上野に着いたのが13時前で、フレッシュ常陸とやらが1時間に一本しかなく
30分以上の待ち。
更に折角のった特急でふぐひれ酒でええ気分や〜とか言うてたら寝てもうて
友部駅を乗り過ごす。
そんなこんなで水戸から折り返して友部15時過ぎ着。
地元の気のいいタクシーのおっちゃんに笠間芸術の森公園まで急いでもらって
おかげでキセルはほぼ見れた模様。
で、もう会場入る前から思ったんだが、すっげいいとこ。
緑に包まれた田舎の公園。
そこに適度なフェス馬鹿が居て、キセルの音楽が流れてる。
とりあえずビールだな、ってとこまでは最高だったのにさ。
またコロナ縛りだよ。
詩ねよまじで、こういう客のこと考えない営業かける奴とそれを受ける奴。
・キセル
という怒りからは遠く離れたキセルの音楽を仕方なくコロナ飲みつつ鑑賞。
なんだかんだで結構見てるよな。
こういうイベントでやる曲については俺も覚えてきていて、声は大きく出さないけど
一緒に歌ってとてもいい気持ち。
新曲もいいよね。
そして最後はやっぱ「ベガ」だよね。
わかってても、何度でも、それでもほんとにキセル素晴らしい。
次はほんとにフジロックだな。
・mi-gu
疲労が残っていたこともあって新聞ひいて寝ながら聞いた。
なんというか本業ではないvo.だなあ、ってやっぱ思っちゃうね。
ドラム叩いているほうがいいと思います。
曲が悪いとは思わないんだけど、多分本人的にもやらせてもらってる感というか、
この携帯が自分の表現の本質だ、というところにまでいっていないと思うんだ。
勝手な想像ごめん。
・タテタカコ
とっても直線的に胸に届いてくる声。
まっすぐすぎてまぶしすぎて俺には少しキツイ。
俺に曲を届ける必要はないけれど、俺にも曲を届けられるような眩しすぎなさ
とかそれを中和、昇華する要素があればもっと素晴らしいのではないかと思います。
勝手な論評ごめん。
・ar
本当にこのフェスはメインステージに行かなきゃまったりと時が流れていて、
それにぴったりとあった心地よいヒーリング的音楽。
順番に「センスオブワンダー、イェー」のMCがなければ良かったんですがねえ。
あれ萎えますよ。
・Flare(a.k.a. KEN ISHII)
ボアまでここぐらいしか踊るとこないし、とりあえず寒いし、と思ってたんだが、
この名義はアンビエンティックな感じらしく、結構辛かった。
踊れねえ。
中盤少しと最後だけテクノゴッドの本領を発揮して終了。
・羊毛とおはな
「all you need is love」とか「ホテルカルフォルニア」とかのカバーやってて
それが細い女声にあっててとってもいい感じだった。
オリジナルもやってたと思うし、それも良かったけど、カバーがよかったなあ。
羊毛くんというギター（？だっけ）とはなさんという女性vo.に多分サポートパーカス
というグループ。
1回フジでもちらっと見た覚えがあんだよね。
ボアのために途中で抜けちゃったけど良かったです。
・Boredoms
メインステージはすり鉢上で客席は上からステージを見下ろす形。
俺は最前付近のエリアが空いてたのでそこで暴れるべく待機。
このフェスに来る客層のどれぐらいがボアを理解してくれるのか、わからないけど、
主催者のとにかくボアなんだ、という意気込みだけはとてもわかる。
前日と同様の展開で開始、だけどステージで叩いてるドラマーは昨日の最初より
一人少ない。
なんて思っていたら、来ました、客席後方から2台の神輿、神輿の上の激烈ドラミング。
誰かがついったで書いていたけどあれで会場全体のネジが外れた、ってのは言える。
俺は最初から叫びまくっていたけど、それをさらに煽るように手を振り上げて、
ぎゃあぎゃあ喚いて、幸せを表現したつもり。
ライブ自体は前日と同様のミニマルリズムオリエンテッド路線。
これ、ほんとこの路線で俺は良かったと思ってる。
変に上モノコーナーで踊らしたってしょうがない。
せっかく名だたる世界のドラマー集めてるんだからリズムとアイちゃん、
これだけで音楽は成り立つんだ。
そしてたまにセブンナーをぶっ叩いてさえくれればもう俺は天界に行ける。
もうほとんど何にも考えずに揺さぶられる感情のままに暴れて喚いてあっという間に
時間はたって終わってしまった。
アイちゃんは最後に関西弁で「ありがとう」って言ってくれて、それもかわいくて、
なんかもうキュンとするぐらいに。
こんなに素晴らしいライブを二日続けて見れたことに感謝です。
良かった、もうほんとに良かった。
俺ボア、ってかアイちゃんの音楽表現が大好きなんだな。
その後シャトルバスで友部駅へ。
周りに何にもないけど人のいいタクシのおっちゃんに聞いてコンビニでビールとか
つまみとか買ってリッチにグリーン車。
で、その後どっかで乗り換えたりするんだろうけど、よく覚えてねぇんだなあ。
すげえ迷惑なんだけど電車の椅子に横になって寝てたりした憶えもある。
で、横浜まで帰れないのは知ってたんだが、なんと蒲田までは行けました。
パチパチ、俺上出来。
そっからタクって帰宅。
お疲れ。
ありがとう、アイちゃん、そしてボアドラムのみんな。
