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成孔PTA@リキッド

第二回革命舞踏会
@恵比寿LIQUIDROOM


リキッド久しぶり。1月に3回行ったけどそれ以来だ。
好きなハコなのでも少し頻繁に来たいものである。
19時半入場でフロアは7割位埋まってる。
去年末にオーチャードでダブセクステット見た時に比べるとラフな格好もいるけど、
基本はみんなお洒落さん、エレガンス&クール系。
去年みた着物さんもいました。
なんだかしゃらくさいところがなるよしクオリティ。
相変わらず年齢層は幅広くておばさん含む女性が若干多い印象。


・DJ菊地成孔
何するんやろと思ったら60年代キャバレーミュージック(死ぬほど適当です)
みたいなのとかコノノ的なワールドミュージックとかに電子ノイズっぽいのや
クラッチをちょろっと混ぜてる。
俺の幅広いハイセンスなセレクターぶりはどうだと言わんばかりの微妙の
極みだがそのDJブース前に人を集めてしまうのがザなるよしやね。


菊地成孔とペペ・トルメント・アズカラール
何気に見るの初めて。
「記憶喪失学」も今日ライブ行くの思い出して初めて聞いた。
俺の偏見で言うとデートコースのフロア志向の正反対のなる的衝動の発露が
ぺぺを初めとするシアター志向音楽で、デートコースがあれば俺もここには
来なくていい訳だけど、今あのフロアカタルシスはないわけで、そういうなにか
躍動したい気持ちが俺や他のデートコースシンパ及びなるよし本人にも
あるんだと思う。
だから今日は敢えてリキッド、スタンディング、フロア志向なんでしょ。
最初こそぺぺだなぁという感じで眠くなったけど、中盤からキタね。
確かに「記憶喪失学」のアゲ系路線。
そしてじわじわからガンガンに盛り上がるフロア。
つられてアクションが大きくなるなるよし。
いやあ予想以上に素晴らしかった。


興奮して編成を書き忘れてたけど、
グランドピアノ、ハープ、アコーディオンコントラバス、ヴァイオリン2人、ビオラ
大儀見さん含むパーカス2人、チェロ、とコンダクト&サックス成孔という11人編成。
ハープと第2ヴァイオリン、ビオラが女性です。
既に編成からして純ジャズからは程遠いわな、まったくの思い込みでした。
それぞれの奏者は成孔筆頭に決してずば抜けた技量で魅了する
という感じはなくて(大儀見さん除く)、ある意味平板な各パートの音をうまく
組み合わせて提示してくるイメージ。
特に今回はダンス志向ということもありパーカッシブルな要素が強くて、
ワールドミュージック的な感じのオケになってた。


で本編は1時間ちょっとで大喝采のうちに終了し、アンコール前に
恒例のMCタイム。
アンコール自体はしっとりめ2曲で10分ぐらい、MCの方が長かった(笑
久々に絶口調やったね。
フロアが揺れて奇声が飛び交って大歓声になるとやってるほうとしても
嬉しいんだと思う。
デートコースの時のような(それは言い過ぎだけど)この感じに
明らかに成孔はのっていて、それはフロアにいる側も同じだった筈。
じゃあさ、やっぱ進む方向は決まってるんじゃないの?
勿論デートコースと同じことをやる気はないだろうけどさ。
確かに今回の形態の先にまたすんげえものがあるのかもしれないな。


次回ペペはシアター仕様でオールシッティング。
しょうがないから抱き合わせ商法(自分で言ってた)に付き合うか。
その前に5月にダブセクステットです。
デートコースの後継(発展系、進化系?)としてはそっちなのかと
思ってたんだけどね。
そっちはそっちで見逃せない感じではある。
多分エゴのチケット取れないから行くと思います。