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アミーナ@WWX

amiinA×TOKYO FM presents『Arch Delta Tour "Cerberus"』
@渋谷WWW X


・BiS
空いた時間でマッサージ行ってたら開演時間から10分遅れで入場。
ビス始まってました。
昔の曲をバンバンやってたせいか去年最後にみたギュウ農の時から
断然良くなってた。
その中で圧倒的に目を引く金髪ボウズ、カミヤサキ
おどけたり笑ったりクールになったり、様々に表情を変えながら
時に思いのたけをマイクに込めるように歌う。
ビスはここに来てサキちゃんのものになったのか、って思うような、
自然にそこに目が吸い付けられてしまう。
エモい、エモみが極まる、胸に何かがつっかえて、自然に声が出る
つられて振りマネをしてしまう。
盛り上がるフロアの一つ一つの目に答えるように笑顔でうんうん
うなづきながらさらに気持ちを引き上げようというようなところも。
自己紹介、キカ、ちょっと時間を置いて「カミヤサキ担当」、
大げさに驚きを表すさきちゃん、でも嬉しそう、今のカミヤサキには
確かにそう言いたくなるどんなアイドルにも出せないかっこよさがある。
サキちゃん自身は「ハンサムボーズ担当」でした。
やばいやばいって思いながら観ていたんだけど、感動で詰まる胸、
ちょっと気を抜いて解放したところで自然に涙が流れ出てきました。
いろんな辛い思いを重ねてきてたどり着いたこの異形の美しさ。
ステージで輝く姿はいままでに観たことのないものを観たという
感動を俺の心に呼び起こした、みたい。
ライブ終盤キツクなってきたところで「パプリカ」、延々とスクワット的な動き、
プーが泣きそうなペリの手をとって無理やりリズム遅れで動きを続けさせる。
サキちゃんは変な顔をしたりしながら全身全霊といった動き。
苦しい時こそほんとの姿が出る、こういう時の表現がその人そのものなのである。
(by俺)
サキちゃんがいる間のビスをまた観たいのだけれど、今簡単にライブ
みれるような感じではないのだな、ちらっと調べたところ。


GOING UNDER GROUND
元ヲタちゃんのカンカン推してたおっさんみたいなボーカル。
音楽好きなやつ手を上げて、まではいいんだけど、音楽ないと
生きていけないヤツみたいなまで言われると、俺別にそこまでは、
ってなっちゃう。
音楽ないと辛い人ぐらいにしてもらえないか。
で、1曲目「リッスントゥざ〜」暖まったフロアに歌わせ、
アカペラ状態へ、更に歌の下手なベースにもソロで歌わせ
最後みんなで一体感、みたいなの、良く策を練ってきたって思いました。
アミーナファンは懐が深いというかあんま俺みたいにうるさいこと
言わない人が多いのかしっかりこれでペースを掴めてましたね。
確かにあのでかい帽子さっきビスの時前にいて邪魔だなって思ってたので
彼なりにちゃんと観て自分なりに評価をしたんだろうけど、
どうしてもそれが上から目線なんだよなー、って俺は思いました。
バンドしか知らないヤツが何オイパンクと同じだ、とか言ってんだ。
そこは一回ゼロリセットでオイパンクはどっか置いてこいよ、
多分お前の知ってる世界かなり大したことないからな、っていう。
何曲か代表曲っぽいやつはいいね、って思ったけど、やっぱ普通、
ロキノンのりでしっかり最後まで盛り上がってくれるあみーなファンは
大人というかそれほど音楽にこだわりは持たないのか。
いや、単に俺が性格悪いのか。


amiinA
巻きで終わったせいでしっかり30分待ち。
残念ながら後方はかなり余裕ある感じの入りです。
が、客はアツい、聞いたことない曲の始まりで大興奮の坩堝となるフロア。
新曲「バルキリー」、これはインスト、そして「コーリン」も新曲。
インストで来たのは良いと思ったが、「コーリン」は若干甘め。
こういう曲もあっていいけど、って感じで圧倒感はなかった。
で、新曲どうでしたかーっていうMCから「今日は特別な日なので」
と前うってから「イルミナ」。
しっとりと空気を作ってから「アヴァロン」「レガシー」という
まさに沸きあがるような展開。
「アヴァロン」、しばらくくさしたりしてましたが、問題なく今この
曲が1stフルアルバムの表題曲であるべきだと思います。
みゆの伸びやかな歌唱を最大限に引き出した、今引き出されている力
よりまだまだもっと行けると思えるそんな希望の歌声、最高。
俺は何もしてないけど、ガッツポーズ的な、これだ!みたいな。
「レガシー」突き出す手のひら、大歓声と交わるサビの歌メロディ。
フロアに負けない強い歌声。
これ最後がちょっと突然な感じで終わるのがまた良い。
次のMCでアナログとミニアルバムの宣伝。
アナログ発売日6/21をうまく覚えるために、みゆ3x7=21、
とか、6+7は?とか、フロアからの「13」に、ダメだ!とみゆ。
ダメだ次行こう、から「ドロップ」。
毎回絶対「ドロップ」の前ってこういうのあって一気に
タイトルコールでフロアまでしんとしてこの曲に入るの、
これはもう一つの形となっていると思う。
「アトラス」やっときた合唱パート、アミーナライブが圧倒的なのは
ステージとプラス、フロア一体となった大合唱。
誰でもすぐに参加できるのもいいと思う。
「リラ」はとてもいい曲だと思うんだけど、いまだに何でこんなに
フロアが盛り上がるのかは自分的には疑問。
それよりも壮大な次の「モノクローム」がなぜ盛り上がり的には
「リラ」より小さいのか。
まあ感覚の違いかな、俺は「リラ」こそ湧かずに観たいもんな。
モノクローム」大好きなこの曲の最初の長いソロパートを
想いを存分にこめて歌うあみちゃん、ほんとに素晴らしい。
歌う喜びに満ち溢れている。
2人がステージ中心を起点にゆっくりと円を描く動き、
モノクロームは次第に、想像以上に壮大な展開となり、
もともと大きかった音が中盤のインスト展開で大爆音に。
完璧です。
ガーンって反響音を残して静まる瞬間、これが夜のヘヴンだったら、
そんなことさえ考えてしまう。
っつうかね、この楽曲聴いてアイドルがどうこうとか言ってるの
ナンセンスだと思う、これだけの楽曲を出せるアーティストどれだけある?
あまりの素晴らしさに終了で叫ぼうと思ったら、間をおかずにすぐに次、
「シグナル」のイントロ、目的は変わったけどやっぱり叫ぶ。
周りからも雄叫びのような大歓声。
曲中、前に押し寄せるモッシュみゆが歌メロを外して叫び、
あみがもっとっ!って煽りを入れる。
煽りってのはこうやってやるんだよ、自分の感情の高ぶりと
フロアのもっと行きたいって気持ちがシンクロするんだよ、
それでいったことない場所に行けるんだよ。
めちゃくちゃ興奮した、ただ大きな声で怒ってるだけの人達は
ここに一生たどり着けないだろうな。
いてもたってもいられなくなる終盤のサビ前、これまで見たことない、
フロア真ん中を空けたモッシュサークル。
爆発の瞬間に発狂スイッチオン、モッシュピット、そして前へ突っ込む。
マジで最高だったな、べるはちゃんのサークルに本気で入ったのが
いつ以来だろう、忘れかけていた感覚。
サキちゃんが凄すぎて、今日アミーナ大変な対バン呼んじゃったな
って思っていたけど、アミーナはアミーナのやり方でこういう
圧倒的な興奮を産み出すことができるんだ。
もう終わってもいいぐらいのカタルシス、フロアのあちこちで
あがる喚声、突き上げられる腕、大拍手。
でも2人は笑顔で「まだ終わりじゃないよ」って言うんだよね。
これから最後のブロック、ニッチ楽曲派〇のさんがこのタイミングで
フロアからステージに向かってつまんないつっこみ入れたの、
ものすごく残念だった。
ヲタ10人ぐらいの地下アイドルの現場じゃねーんだよっていう、
もうちょっと謙虚になって欲しい、あんたのものじゃない。
まあライブはラスト2曲、しっとりから重厚に壮大に、「ブレス」、
こういう曲を普通にここに持ってこれる強さだな。
そして、最後はやはり「キャンバス」、みゆ「一緒に歌ってください。」。
静かに始まりすぐに圧倒する合唱パート、これは本当に現場でないと
わからないと思うの、
なぜかつべにも昔のライブ映像しか上がってないし、これは敢えて
なんだろうな、みゆバージョンの映像がない。
みーな時代に作り上げたアミーナとファンの信頼関係、引き継いだみゆとも
シンクロした今の形での説得力、のせられてやってんじゃねえ
っていうような有無をいわさない祝祭空間、素晴らしいとしか。
それだけに曲が終わって喝采の中終わりの挨拶が終わって
さっとアンコールが起こるまもなく終了したのは残念だった。
この後にアンコールを待っての「キーメイカー」だろ、
それがあれば完璧だったのに。
最高だったからこそ、ほんと惜しい、なくても素晴らしかったからこそ残念。


セトリ
1.ヴァルキリー ・・・新曲初披露
2.コーリン ・・・新曲初披露
MC 特別な日なのでこの曲を
3.イルミナ
4.アヴァロン
5.レガシー
MC アルバムとアナログ発売、発売日を覚えるために、
6.ドロップ
7.アトラス
8.リラ
少しブレイク
9.モノクローム
10.シグナル
MC 最後
11.ブレス
12.キャンバス


なんつうかもう、俺が最近はまってしまったと思っていた
メログリなんて全然敵うようなもんじゃない、なんて思いました。
ステージの完成度、楽曲の強さ、積み重ねられた質の高い
ライブの経験値がしっかりと次の成長に繋がっている。
すごい、と思わせる、我を忘れて興奮するライブ、
むかしのべるはちゃんのライブで感じたような。
とりあえずアイドルとかもうわざわざ名乗らなくてもいいんじゃないか。
本人達も、運営側はもっと意識しているであろうロック系フェスへ
の出演、今の感じなら実はアイドル界で最も近いかも。
人気先行ではなく楽曲、パフォーマンスでロック系フェスに出る。
今年それが出来ないならもはやフェス側の怠慢だ。
で、そう言っておいていざもしほんとにヘヴンに出たりしたら
そこで「キーメイカー」やって欲しい、おもっきしアイドルのり、
最高のミックスかまそう。