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インキャパシタンツ@UFOクラブ

無機質な狂気 第二夜
@東高円寺U.F.O. CLUB


INCAPACITANTS
予定演奏時間の15分前ぐらいに着いたんだけど客入りは寂しい、
全体で30人ぐらいかな。
5分ぐらい巻きで演奏開始、最前に詰めたのが15人ぐらい。
まだビール持ってたので15人ぐらいの後ろからまずは観賞。
大きなアクションのコサカイさんと、序盤はうつむいて
身体をおおきく(ちいさく?)揺らしながら機材に這い蹲るような
俺のアイドル美川さん。
ビールをさっさと飲み干して戦闘態勢、と思ったもののさすがに
かき分けて最前へってのも気が引けて4列目ぐらいの位置から。
ノイズってかインキャパノイズが久しぶり過ぎて耳も恐々だったし
ちょっと気後れしてたとこ実はあったんだけど、10分もあの
ノイズ聞いてるとアドレナリンが充満してきてアタマがおかしくなってくる。
前何人かが暴発するのに呼応して俺も後ろでガンガン叫び拳を振り回し
初めて、中途半端に見てる人には悪いけど3列目へ突っ込む。
コサカイさん途中でステージ真ん中で両手に握ったよくわからない
ノイズ機材を振り上げて叫ぶ、そこにだんだん小さな身体を振り回す
ようなアクションを出してきていた美川さんも加わって一度
大きくフロア煽るような部分あって完全に俺暴走モード。
不思議と耳ももう慣れちゃって全然大丈夫なのね。
肉体的な有機ノイズ、勿論機材の音なんだけど、そこに魂と
フィジカルのダイナミクスを散りばめたようなインキャパのノイズ。
この音に興奮できる自分で良かった。
終盤はコサカイさんでっかいスピーカを頭上に持ち上げ。
そのままフロアに入ってくる。
群がる俺達、ちょっと怖いし美川さんを観たいので俺はちょっと
離れて美川さんに指差して叫んだりしてたけど、フロアなんか
客がコサカイさんとぐちゃっと交錯する感じになって、
最後は演奏機材の上にスピーカをどーん!
これで終了じゃ、最高だろこの野郎!


2006年7月、デートコースをおっかけていった母校京大の西部講堂
大友さんをステージ真ん中に招いたライブがインキャパの初体験でした。
あれから10年、ノイズへの興味はあれから始まったんだよな。
今年も中々機会が合わなかったんだけど、ようやく観れて良かったです。