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サマソニ2016 ニ日目@QVCマリン&幕張メッセ

SUMMER SONIC 2016 TOKYO ニ日目
@海浜幕張QVCマリンフィールド&幕張メッセ


早朝に幕張を出て横浜戻って風呂入ってすっきりしてから
久しぶりに熟睡。
3時間ぐらいだけどこんだけ熟睡できることはめったにないので
すっきりした。
ってなわけで昼過ぎにはまた幕張に。


・Blossoms
移動の途中でさらっとみただけなんだけど結構人入ってました。
若手イケメンのロックバンドって感じ?
音はよく覚えてない。


・Mayer Hawthorne
若さだけでない余裕のできたイケメンポップシンガーって感じ。
アタマ軽そうなちょっとこじれた感じのアラサーが最前にへらへら
してるのがスクリーンに何度か抜かれててなんだかなあ、っていう。
あまりに中身なくてつまらないので途中カレー食いに抜けて
薄いビール(バドがスポンサーなのね)を飲んでふらふら戻ったら
終盤の盛り上げタイムになってたみたいで「ウォークディスウェイ」の
カバーとかやってて楽しかったよ。
いやでもこれビルボードの単独に見に行ったりしないでほんと良かった。


・METAFIVE
マリンに行く前にえらい人が集まってるのでどんなもんだ
と一曲ぐらいみて、ふーんエレクトロのインストかーって立ち去りました。
後でメンツをみてあの人だかりに納得。
知らなかったとは言えまたあの人でなしがライブしてるとこを
認識はできずともみてしまったというので結構がっくり。


THE YELLOW MONKEY
マリンのアリーナ部分も俺のいた2階席の端のほうも相当いっぱいの状態で
復活イエモンライブ。
最初なぞの由紀さおり登場、ご本人のリクエストで共演かなったとか。
そっからはさすがの俺でも知ってる曲がほとんどのヒットパレードでした。
世代的にはちょい下のガキが聞いてたイメージなのでちょっとすかして
周りの盛り上がりから一段ひいてみてたんだけど、熱演とスクリーンに
たびたび抜かれる熱いファンの映像に胸が熱くなっていった。
ってところに「らぶらぶしょー」があって、あれで一気に指さし確認のり、
これで一気に引いた。
うわー、感動台無しだわー、って思ってからの「JAM」。
ファンじゃない俺でも泣きそうになるほどに素晴らしかった。
スクリーンに抜かれる映像、結構イケメンやカワイイ女の子をちゃんと
拾ってくるんだけど途中垢抜けないおっさん(俺よりは年下だろうけど)が
真顔で合唱してるのが抜かれてて、そのほほに伝わる涙、たまらんよな。
「こんな夜は会いたくて、会いたくて、会いたくて。君に会いたくて。」
本当に今回観れて良かったです。


・James Bay
サカナなんとかは一音も聞きたくないのでメッセに一旦戻って
アッコ待ちの前にちょっとだけ。
そこそこ集まってたけどメッセ自体に人が少ない。
逆にここにいるのは真正のファンが多くてそれはそれでいいかもね。


和田アキ子
有名人呼んどいてこの入りで大丈夫かってぐらいガラガラだったけど
さすがに始まる頃には半ばぐらいまではいっぱい人入ってました。
で、アッコさん出てきて2曲ぐらい見たんですが、普通にかっけーっすね。
俺の中ではサヴェージズよりも男前だなってなりました。


サカナクション
あまりにメッセに人が少ないのでこれマリン入れなくなったらまじで
しゃれにならんって思って早めに再度マリンへ。
スタンド席はいっぱいだからアリーナへ、ってアナウンスされてて
アリーナへはまたずに入れました。
大盛り上がりの中後方でレディへ地蔵と化す酔ってない羊41歳。
子供がわいわい言ってるのはともかくこんな形だけの音楽を大の大人が
喜んでるのがほんとわからないわ。
ま、俺の耳には何も聞こえていないし俺の目には何も見えていない。
こいつらデビューぐらいの頃にサマソのメッセのステージのOAでみたんだよ。
その頃から何も成長できてないね、形なぞってるだけじゃん、つまらないよ。


Radiohead
レディへ地蔵の時とレディへ待ちの時に偶然2人の友達に相次いで出会うという奇跡。
ほんとは一人で13年前の後悔を反省しつつ緊張感を研ぎ澄ましたりしたかった
というのはあるけれど、おかげで楽しく待ち時間を過ごせました。
それはそれでラッキー。
さて、2003、軽い気持ちで行かなかったサマソで突然演奏した「クリープ」。
あれ以来日本では一度もライブで演奏されていないわけで、今回の世界のツアーの中の
流れで清水が頑張ればきっとやるだろう、そう信じてここに来ました。
前日の大阪の結果が俺的にはひどいセトリで、「カーマポリス」はライブで見てるからね、
あれで終わったら暴れるぞっていう想い。
願うような、そんな状態への苛立ち、でも祈り。
そんな中15分ぐらい押し、後ろのほうにいたんだけど、SEがアンビエントチックな
やつでこれ既に始まってんじゃね?ほらこれ2曲目だよ、とか周り言っててワロタ。
友達が「ほんとに始まってるの?」って聞いてきてさらにハゲワロタ。
その子28で、レディヘは「インレインボウズ」からのファンで、最近の曲が凄い
好きらしく俺なんかより断然聞いてるはずなんだけど昔を知らないからなのか
単に素直な子だからなのか両方なんだろうけど面白かった。
で、あらかたの予想どおり「バーンザウィッチ」から始まりました。
がーっと盛り上がった28歳、と対照的に反応のないアリーナ後方周囲、
彼女は2曲目から前に去って行きました、ごめんね一緒に盛り上がれなくて。。。
というように序盤は新作からの連発、俺やっぱレディヘは好きじゃないんだ、
前より聞きやすくなったけど、やっぱり初期だけすきなんだ、って思ってた。
いや前までのアルバムよりは聞きやすいしライブとして悪くないけど。
という前半、2時間ライブ長いなあ、からの「225」そして「エアバッグ」!!
急に湧き出す周囲、そして全体の熱量、「エアバッグ」は結構やってるよね、
それでも嬉しい「エアバッグ」。
これでなんか前よりよくなった効きやすいライブ悪くない、から、あ、
ライブいいじゃん、楽しいじゃん、気持ちいいじゃん、に変わった。
それまで一歩距離を置いて向こう側をみていたって感じから、
ステージでやってるそこに入り込んだ、一緒に楽しみだした、と思う。
ってとこに鉄筋のイントロ。。。。
「ノーサプ」、うぉおおおっていう歓声、これは勿論大好きな、これは勿論
ずっとライブを体験したかった、今年何度かやっているのは知ってたけど、
あまり想定していなかったのでびっくり。
これでもまだなんか突然旧曲やって違和感みたいな気持ちもまだちょっとあった。
ライブの流れの中で浮いた感じ、実際にはそんなこともないんだけどね。
もっかい新作からの曲があってそのあとぐらいかな「ナショナルアンセム
ぐらいから怒涛の流れになって、そういう中途半端な気持ちが消えて
完全にライブに入り込んでいったような。
ライブが熱いんだよね、これも事前に聞いていたけど、トムのアクションが
エモーショナルになっているという、確かにそんな感じ。
一時期というか俺が徹底的にレディヘdisを展開していたころの中途半端感、
いろんな音楽要素の手を出すけど消化しきれずに形だけ取り入れて
よくわかんないみたいなお行儀よさあたまでっかちみたいなのがなくなった?
感情と物理的な肉体に訴えかけるライブパフォーマンス。
キッドAの曲の2連発で閉まって、今回レディヘのライブに対する評価が
変わったことに結構満足していて、このライブをみれたなら「クリープ」なしも
納得かなってそんな風に思っていました。
時間も押していたしね。
でもまあアンコールはある、そこで一発目「レットダウン」。やられた。
オケコンは学生になってから、辛くなるといつも聞いていたんだ、
ライブにいけばその思い出を浄化鎮魂できるなんて思っていたけど
こんな曲やるわけなくて、最近どっかのツアーでやったというのもまああまり
俺には関係のない話だと思っていたら、ここで来た。まさか。
トムの声ほんといいな、伸びるな、2番のサビ前のずっと引き伸ばすところ、
スタジアムの空にしなるように広がっていくんだよ、最高だろ。
もうほんと満足してもいい、いや、ここまできたら良くないよ。
大阪のアンコールは4曲だったから2曲目、3曲目、胸が痛くなるような、
告白したらフラれるかも的な気持ちで進む、MCはなんかよくわからん
へらへらしたこと喋ってて、ついにアンコール4曲目、きりきりする胸。
そして、地味なイントロ。
きました「クリープ」大歓声とともに。
後ろにいた友達が俺に声をかけてハイタッチをしようとするの、すでに
涙があふれ出していてうまくできなかった。
サビ前のギターの鋭角な切り込み、何百回ときいたところ、
so fuckin' special、ぎゅわーんっっていうギター音の展開、絶叫してまた涙。
良かった。
頭がクラクラして照明の影響もあるんだろうけど平衡感覚がぼやけて
倒れちゃうかもなんて思っていた。
そして終盤、ギターがノイズ混じりながらトムが声を伸ばして歌うところ、
ここにこれて良かったと思った。
やっと、18,19の頃を、月9700円の下宿でコンビニでの必要最小限の会話以外
まったく誰とも話さないで平気で一週間とか過ごしていたそのころの鬱屈した気持ち、
それをクリープに重ね合わせて寄り添って生きてきた過去を成仏させられた気がしました。
ありがとうございました。
驚いたのがそのあとまだ2曲やったっての。まあ良かったよ、泣きながら帰らずにすんだ。
全てが終わって、昨日に続いてスタジアムからみるでっかい花火。
本当にありがとうございました。
レディヘもサマソも一杯ディスってきたけれど全部謝るいままでごめんねー。
帰りは友人と軽く飲んで帰りました、疲れたけど楽しかった。


セトリ
1.burn the witch
2.daydreaming
3.decks dark
4.desert island disc
5.ful stop
6.2+2=5
7.arkbag
8.reckoner
9.no surprises
10.bloom
11.identikit
12.the numbers
13.the gloaming
14.national anthem
15.lotus flower
16.everything in its right place
17.idioteque
E1.let down
E2.present tense
E3.nude
E4.creep
E5.bodysnatchers
E6.street spirit


なんかさ、聞いてもないのに別にクリープは、っていう連中がほんとうるさくて
何したいんだろう、黙ってればいいのにもっとよくレディへ理解している自慢なのか世代が
違うっていいたいのか、まあ逆に俺はこんだけ思いいれがあるんだ自慢なんでやってることは
結果が逆なだけでまったく精神的には同じですよ別にいーよ。
とりあえずそこから解放されたことは大きい。
やらないならやらないでずっと封印しておいてくれれば良かったものを13年前に破るもんだから
そこからの俺の精神の不安定感と言ったらなかったんだ。
しかも大サービスの「ノーサプ」「レットダウン」付き。
これだけでも十分だけど、でも終わった今思うのはやっぱ「クリープ」あってこその
おっきなおまけ。
「クリープ」はかくも偉大である。
I don't belong here.
今属するところがある現実に気持ちのほうが落ち着くための最後のピースをもらったよ。