2019 はてなダイアリーから移行しました

セイホー@WWW

Seiho『Collapse』Release Party
@渋谷WWW


・嫁入りランド
19時に入ったんですが、フロアガラガラ。
一応ステージできてて、何故かステージ上にソファがあって
そこにショートパンツのメガネ女子が座って携帯とかMACとかやってる。
っていうところから19時になって寸劇が始まって、その寸劇の
人達(女性3名)がメンバーでライブに移行っていう流れでした。
シュールと言えば聞こえはいいが、なんかほんとにこれでいいのかっていう。
曲はラップですね、日常を意味のない名詞で置き換える作風のようです。
こっきょうなきいしだたみ、とかね、まあいいんじゃない楽しければ。


・TOYOMU
その前のふざけたグループの後をついだのはかなりコアに深化したDJ。
ちょっととっつきにくいとこありつつもシリアスでカッコ良かった。


・Seiho
今日もおいしい牛乳をセットしてセイホー登場。
バンドセットという話でしたが、後方中央にドラム(松下マサナオ)、
ステージ左にグランドピアノ(Kan Sano)と右側にいつものセイホーセット。
最初その3人での演奏がなんか俺の思ってたものとズレがあって、
ちょっと違うのかな、って思ってました。
セイホー自身は相変わらず機嫌よく喋ったりしてたので、
やろうとしていた形にはなってんだろうけど、うーん1人のほうがいいよな、
ってか今まで見てたの2回ともDJセットだったからこういうオリジナルとは
違うのかも、なんてちょっと思った。
が、一旦サポート2人はけてからのソロ、これが渾身のパフォーマンス、
フロアからも嬌声がしばしば、そしてガン踊るやつも。
音楽の自由さを創造力で謳歌していく、常に新鮮さを感じさせる楽曲、
っていうか音のつながり、重なり、とか。
恒例の生け花アンド牛乳パフォーマンスもここで、今回1リットルは余した感じだったなw
口元から牛乳の白い線がたれて、あごを伝って服についちゃうとこを全く
無視してDJ卓にさっそうと戻っていくところがしびれます。
なんかさ、この無駄で奇をてらった、と必ず言われるパフォーマンスがさ、
彼の作り出す独特の音楽とぴったり噛み合ってる気がするんだよね。
多分パフォーマンス自体に意味はない、彼の言葉を借りるなら、
この音を出すことと、このパフォーマンスをすることを合わせてやる、
それを決断したことに意味がある、そういうことだ。
感覚的なところで俺はなんとなく納得できる気がする。
その後またサポート2人を呼び戻しての演奏、慣れたのか最初と違って
とってもしっくり来ました。
松下は名前聞いたことあるし、多分どっかでみたことある?
アタックの強いドラム。
カンサノは見た目ソイルにでもいそうなちょっと俺の苦手な感じだったけど
ピアノが押し付けがましくないさらっとスタイリッシュなナチュラルな音。
カッコつけてるのかもしれないけど、自然な演奏スタイルみてて
だんだんいいじゃんって思ってきてた。
うん、そういう意味では最後に3人でやるために練習した曲とか
すごいぱっとみ普通なのに面白い印象残すなって感心しました。
途中関西人ぽいやりすぎこてこてのMCもありつつ、飾らないきさくさと
変であることを隠そうともしない孤立した強さとか、そういうところ
ほんと音楽に現れてる。
ダンス志向を失わない新世代エレクトロアンビエント、今後の展開も楽しみです。