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日フィル@サントリーホール

日本フィルハーモニー交響楽団 
第680回定期演奏会
ラザレフが刻むロシアの魂SeasonIII
ショスタコーヴィチ5
@赤坂サントリーホール大ホール


・日本フィルハーモニー交響楽団
指揮 アレクサンドル・ラザレフ[首席指揮者]


セトリ
1.チャイコフスキー組曲第1番 ニ短調 作品43
2.ショスタコーヴィチ交響曲第6番 ロ短調 作品54


ラザレフさん、なんと観るのは2009年以来、7年ぶりだ。
でっかい身体で前かがみにせかせかと出てくるとこからして最高。


まずはチャイコフ、なんつうかやり過ぎなぐらいのロマン風味、
味付け濃い目、見た目も豪華な贅沢仕様みたいな感じですごいんだけど
俺みたいなどっからどうみても中流庶民の優等生くずれからすると
じゃっかんハナにつくキライがあるね。
そもそもクラシックってそういう層向けな気もするが。
プログラムノートを見ながら観賞してたんですが、管と弦の応答とか
フレーズの受け渡しとか、そういうのがとても鮮やかにわかって
非常に面白かったです。


休憩後にショスタコ、6番。
これは多分プログラムが間違ってて演奏時間約51分と書いてあって
その半分以上が第一楽章っていうので、俺が事前にきいてた20分弱の
第一楽章をテンポ落として5分以上引き伸ばすのかー?なんて思ってたら
別に普通のテンポだし20分弱で終了。
え、ほんとは4楽章あるの?とか俺の知らないものがあったのでは
なんて雑念を含みながらみてしまった、勿体無い。
といいつつ、静かに厳かにゆっくりと終わった1楽章から打って変わって
2楽章以降の激しい打楽器の連打、嵐のような弦と発砲みたいな金管
すさまじい破壊力、これはやっぱホールでオケの醍醐味と思った。
マジめっちゃ興奮したもん、ショスタコ素晴らしい。
ほんと良過ぎたのでもっとショスタコ攻めようと思いました。


ラザレフの指揮、たまに指揮台の上で踏み出した足の音がしたり、
とにかくせまい指揮台をあっち向いたりこっち向いたり、
前かがみになって遠くの打楽器やホルン奏者にむかってここだって
手を伸ばして、アツいアツいコンダクト。
たまにフロアのほうを向くのはアレなんだよな、ちょっとワロタ。
で結構独特の手の動きがあって指揮棒持たずに終始手と身体動かしてるので
別の場所でみたらよくできたヲタ芸だなと思いました。


つーことで、7/8(金)、ラザレフさん日フィルの首席指揮者として
東京定期演奏会の最後の公演となるショスタコシリーズ、
また行こうと思います。
今度は15番だぜ。
って勢いこんでチケット取ったら、既に1月に予約済みだったよ、あうあう。