LOUD PARK 15 一日目
@さいたまスーパーアリーナ
いろんな疲労がたまっているとか週末仕事もあるなかで
前半戦は体力温存のためにパスして15時頃に会場到着。
ゴジラとかメタルアライアンスでチャック出たりメイデンあったり
したらしいけどまあしょうがない。
10年記念の豪華メンツのせいかなかなかの盛況です。
若い人や女性も多いんだけど、何を見に来てるのかなあ。
・Backyard Babies
ハードでもメタルでもないロックんロールだけど何故かここに
入ってくるんやね。
ハードっちゃあハードか。
のりのりでしたね。
・Testament
反対側でバックヤードがやってる中かなり前方まで詰めて待機。
ドキドキです。
あっちが終わってサシャがMCやって次はベイエリアから初参戦的な
流れでテスタメントをコール。
それまで黙ってじっとしてたところか一瞬でぶち上がる俺。
からのメンバー登場、チャックちょっと痩せたかな、健康そうで良かった。
そしてしょっぱなから「オーバーザウォール」来ました。
じゃっかん聞こえにくかったけど、そんなこと言ってる場合じゃないぐらい
めちゃめちゃに圧縮されるゾーンで死んだ。
途中から後ろに下がって、そしたらそこはサークル&モッシュゾーンで死んだ。
そうでなくても一瞬で声枯れるぐらい叫び倒して拳あげまくって暴れてるので死んだ。
で曲終わってガーってガッツポーズしたらふらふらしてサークルの間で倒れたよ。
すぐ起こしてもらったけどね。
はっきり言って10曲キツイ、マジで死ねる、ほとんど休めない超攻撃型
セトリ（まあ当たり前だけどな）でまあまあ音も悪すぎはせずでした。
「ソウルズオブブラック」で比較的若そうなスキンヘッドの外人が結構前のほうで
鬼みたいな形相でウォールオブデス的なスペースを作ろうとしてたんだけど
曲間違ってねえかって思いつつおっかないので場所避けた。
結果的には空いたスペースで中腰で跳ねながら頭振ってるだけっていう謎だったな。
流麗なアレックスのギターもチャックの内臓に染み渡る咆哮と笑顔を
本当に満喫できたのでへっとへとになったけどもう満足でした。
感涙。
セトリ
1.Over the Wall
2.Rise Up
3.More Than Meets the Eye
4.Into the Pit
5.Practice What You Preach
6.The New Order
7.Souls of Black
8.D.N.R. (Do Not Resuscitate)
9.3 Days in Darkness
10.Disciples of the Watch
・Anthrax
テスタメント後中々最前エリアから外に出れず、水くれーって思いながらちらちら見てた。
スコットイアンはかっこいいね。
今さらながら思い出したのがヴォーカル、ジョーイベラドナだったね。
なんつうかうまいしこれはこれでアンスラなんだけど、ヒップホップ感とかハードコア感とか
そういうミクスチャー要素がスポイルされちゃって俺はあんまりなんだよな。
せっかくの「アンチソーシャル」も、俺の「アンチソーシャル」じゃない。
いやベラドナ時代の曲なんだけど、おれにとってはジョンなんだよな。
まあでもさすがに4天王の異端児、魅せるライブだよね、いいよね。
・Children Of Bodom
真面目に聞いたことなかったので先月ぐらいからちょくちょく聞いてて
新譜含めてとても楽しみにしてました。
が、やっぱメロデス系難しいね。
ライブでの音の鳴りが期待してたようにはならないのだな。
シンセ音は比較的聞こえやすくてそこそこおお、って場面もあったんだけど、
ギターメロがどうしてもスカッてしまう、というか。
MCをなかなか長い日本語でやってて好感はとても持ちました。
「カレハニホンハジメテ、スゴイネ」
曲自体はとてもかっこいいのが多いのでまた機会があれば観たい。
・Arch Enemy
一方圧巻のショーをかましたアチエネさん。
同じメロデスだけど、これは俺が慣れているってのもあるんだろうな。
それにしてもこれまで何度か音響的にミスった感じってライブが多かったのが
最近は良くなっていると思います。
ちゃんとギターソロもデス声バックのギター旋律も耳に飛び込んでくるもん。
あとね、アリッサのヴォーカル、すごいね、素晴らしいね。
華があるし勢いと艶がある上でデスヴォーカルとしての力量も類稀なものがある。
男女なんてくくり関係なく、最高のヴォーカリストをアチエネは手に入れたと
思いますね。
からの、事前予告どおり、ゲスト登場。
15年の歳月を経て、初代ヴォーカリスト、ヨハンリーヴァが登場。
俺は彼のヴォーカル時代の3枚目までのアルバムをバカみたいに聴いてきたから
この感慨は深い。
まさか2015年に観れるなんてね。
勿論、もちろん、やる曲は「Bury Me An Angel」。
PAの後ろのちょっと空いた辺りでみてたので周り地蔵も多かったんだけど
関係なくサビ絶叫しました。
ヨハンリーヴァの、当時アークエネミーの名刺代わりの代表曲。
メロディックデスメタルの基盤となった一曲にいれてもいいぐらいだ。
そんなこんなで感慨深い「バリーミー」ともう一曲やってからヨハン満足げに退場。
それから一気に最新作、アリッサ時代の曲へ移ったわけだけど、
感慨吹き飛ぶぐらいにアリッサさすが、っつうか、ヨハンは引き立て役
になってしまったね笑
最後に「フィールドオブ〜」で再度ヨハン出てきてアリッサと交互に
歌ってたりしたんだけど、ヨハンよええなあーって思ってましたｗ
まあこれからのアチエネにはいまんとこ死角ないっすよ。
あと、付け足しみたいで申し訳ないんですがクリストファーアモットも出てました。
途中気がついたら髪短いメンバーがいてギターソロ弾いててやっとわかった。
ありがたみはないｗ
セトリ
1.Yesterday Is Dead And Gone
2.Burning Angel
3.War Eternal
4.Ravenous
5.Stolen Life
6.Bury Me An Angel
7.The Immortal
8.As The Pages Burn
9.Dead Eyes See No Future
10.Avalanche
11.No Gods, No Masters
12.Nemesis
13.Fields Of Desolation
・Slayer
さて3年ぶりに観る帝王スレイヤーです。
その間にジェフハンネマンが亡くなり、俺は気付かなかったんだけど
ステージ後ろにハンネマンの名前出してたみたい。
最初に新作のタイトルトラックを持ってきて現在の姿から
現したわけなんだけど、なんつうのもう純粋にスラッシュしかやらない、
みたいな圧倒感。
まあスレイヤーが演奏すれば少々リズムが遅くったってそれがスラッシュメタルに
なる、というのもあるのはあるんだけど、徹頭徹尾強引な前への圧力
肉厚ナイフを振り回すようなギター、そしてトムアラヤのどっからやってくるんだ
っつうようなヴォーカル。
俺は結構後方で観ていて、多分はじめてみたんだと思われる比較的若い
集団が笑ってました。すご過ぎるっつって曲終わるたびに笑ってんの。
わかるよ、笑うしかないぐらい圧倒的に凄い、圧倒的にスラッシュメタル。
これがスラッシュメタルの帝王というんですよ。
メタリカがいくら売れたっていったってこの神スラッシュ感だけは出せない。
っていうのをトリだからって18曲もやるんですよ、アホか。
さすがに名曲も多いのでそこここでがーって上がるし叫ぶし
最後「サウスオブヘヴン」からの「エンジェルオブデス」で大団円で
結果的にはものすごい参りました的な満足感を与えられてしまうんだけど
曲しらんかったらゴリゴリしたスラッシュを聞かされ続ける拷問っつっても間違いじゃないぞ。
メンバーもこれ30年以上やってるわけだけど、たまには違う感じで、
とか思ったりしないのが凄いよね、求道的というか、修行だろこれ。
そいう感じが似合うのはトムさんのMCだよね。
大したこと喋らないんだけどフロアからの反応を受けて
「がっはっはっはっはー」ってお笑いになっておられて、大変ご機嫌でございました。
前も書いたけどスレイヤー教の教祖様でいらっしゃる、そんな感じです。
あとさ、ケリーのギターがさきっぽ武器みたいに二股で尖ってて、
もはや楽器じゃないっていうかそれ人殺せますよね、っていうので
あまりにもらしくて感心してしまいましたね。
すべてが完璧だな、スレイヤーは偉大です。
セトリ
1.Repentless
2.Postmortem
3.Hate Worldwide
4.Disciple
5.War Ensemble
6.When the Stillness Comes
7.Implode
8.Mandatory Suicide
9.Chemical Warfare
10.At Dawn They Sleep
11.Hallowed Point
12.Seasons in the Abyss
13.Hell Awaits
14.Dead Skin Mask
15.Raining Blood
16.Black Magic
17.South of Heaven
18.Angel of Death
てーな感じで終わったら急いで出て最近横浜までつながってる
上野東京ラインでグリーン車のってざーっと帰ったんだけど、
酒どころかメシも食えないぐらいに疲労困憊。
テスタメント、アチエネ、スレイヤー3つ暴れて叫んだだけで
声も首もダメ、身体はボロボロでした。
みんな大丈夫なのかなー、ほんと元気やなー。
