Music Weeks in TOKYO 2013 プラチナ・シリーズ第5回
河野克典＆小林沙羅 〜ミュラーと松本隆 ２つの『冬の旅』〜
@上野 東京文化会館 小ホール
・小林沙羅、小原孝
日本語版訳詞の松本隆さん、はっぴーえんどの人なんですね。
演奏後ステージに呼ばれて一緒にカーテンコール受けてました。
ただ訳すだけじゃなくて日本語での情景の再描写的な内容で
これはさすがだなあと思った。
ピアノの小原さんはきっちりと役目をこなす感じでまあ伴奏が
主張しちゃいかんのだろうからこれで正解なんだと思う。
ソプラノ小林さらちゃんは堂々と歌いこなしておられました。
1時間ソプラノ聞き続けるとちょっと疲れるね。
まあしかし、元々の曲がいいんだろうけど、深い味わいある
日本でしかできない「冬の旅」でした。
・河野克典、三ツ石潤司
20分休憩を挟んで本物の「冬の旅」。
ピアノ三ツ石さん、さっきの小原さんよりもエモーションが出てます。
バリトンの河野さん、素晴らしいお声。
この曲、ドイツ語詩でバリトンを想定して作られたんだなというのが
正常バージョンの完璧度合いでわかる気がする。
先に一度聴いているおかげで特に後半部分の起伏を含んだ展開が
ものすごく入ってきました。
長いけどすごい良く出来た曲ね、これ。
大してわかってないけど素晴らしいかったです、と思います。
とっても興味深い良いイベントだったんだけど、結構お休みというかお眠りに
なってる方も多くて、まあそれはそれで気持ちいいだろなあと思ったです。
