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邂逅'10 二日目

KAIKOO POPWAVE FESTIVAL '10 二日目
@晴海客船ターミナル特設ステージ


結構早く寝たんでまた3,4時位に目が覚めちゃったんだが、あきらかに風邪でした。
そっから薬飲んで9時過ぎまで寝て汗かいて、ちょっとやばいなあ、ってかしんどいなあ
って思いながら一応出発。
Tシャツの上にシャツとジャンパー2枚着込んだ。
ちなみにTシャツは前日届いたばかりのI ハート ぱふーむTシャツですが、
邂逅の皆様に披露する場がほぼなくて残念。
突っ込まれたら突っ込まれたでキョドるのでそれはそれで残念。


で、もうさすがに今日は酒飲まずに晴海まで向かう。
気分悪くはなったりしなかったけど、体がだるーいし、寒気がするクセすぐ汗かくので
勝どきからは日の当たるところをゆっくり歩いていった。
幸いにも天気が良くて会場ついてもぽかぽか、ってか暑いぐらいだったので、
ちょっと元気になってきてまずはこわごわ氷結アセロラから口をつけてみる。


NATSUMEN (King & Queen Field)
氷結を飲み終わったところで本日第1メインのナツメン
こないだ1月にネストでやったスペカンライブの録音と思われる「う○こと蜂蜜」の
歌をSEにかけてくだらねえ、と笑ってたらXに変わってメンバー登場。
お前らなあ...。
今日のASEもまあまあいい感じでした。
2曲目で早くもギター交換、でんぐり返り、椅子に飛び乗って失敗→こける、
しかも椅子壊す、最後のムジナで今日はゾウリで歌って、最後の音に合わせて
バッティング(だよなあれ)、はい良くがんばりました。
中央ASEとカブレラマンが汚い顔して頭振ってるのがすげえいいね。
その横でさわやかわいいアインちゃんとクールなKO1、ラッパ隊のコントラストもいいね。
そうすると山本達久は汚い組か、すまんが。
朝一で知らない人も多い中充分に盛り上がったと思います。
そして終了後他メンバーはけてからホインたんがまたタオルばら撒き。
アレ余ってんのかね。
確かに買う程のもんではない。


セットリスト
1.No End
2.No Reason Up To Death
3.Pills to kill ma august
4.新曲
5.Natsu no Mujina


昨日は一度も入らなかったテントのステージへ移動してサ上とロ吉
と思ったら人多過ぎ。溢れててとてもじゃないが中行くの無理、外からも見えない。
入場口手前のFANTASTIC PLAYGROUNDっていうステージでスパカかけてるのとか
聞きつつ煙草吸ってたら(この時はCROSS DRESSERという人達がやってたらしい)、
友人から連絡があったのでメインに戻ってsleepy.abを流し聴きつつしばし喋る。


キセル (King & Queen Field)
2月のクアトロ前座以来かな。
エマーソン、ゆう子りん入りはCDJ以来、だと思う。
メインステージということもあって相当人入ってたけど彼らも変わらないマイペース。
製作中のアルバムから2曲を中盤に、今日は「犬」なし、最後が「ベガ」でした。
さすがに「ベガ」も泣かなくなったな、俺大人になったかも。
今日のゆう子りんはとても可愛かった。
エマーソンの効果もとても良かった。


・DJ NOBU (King & Queen Field)
で、キセル終わってノブさんDJ。
先月のシンクロニシティでもガチンガチンに揺らしてくれましたが、今日も最初から全快。
ほぼ完全に客が入れ替わったというか、キセルの客がはけて踊りたい奴らが若干名
入ってきたって様相なので空いてて超踊りやすい。
隣で盛り上がってた3人組が「どやっ!」「どやっ!」って声をかけてて、
確かにブレイク決まる前のノブさん、絵に描いたような、どや顔で笑った。
ほんとは踊ってたかったんだけど、これもまたいつでも見れるといえば見れるんだよな。


七尾旅人 (WHITE KNIGHT Stage)
終盤ぐらいにテントステージ脇を抜けていこうとしたらエライことになってました。
ここんとこの七尾の勢いは凄いね。
早めにテント行こうとしたけど、やっぱ一杯、ということで後半を見てた。
何かの煽り言葉に後方まで埋まった殆どの人が手を挙げて答えていて、これは今日
刻まれた歴史の1ページだな、って本気で思った。
「ローリンx2」はやっぱみんな大好きで、俺はそこまで言うほどのもんかな?
なんて未だに思ってもいて、でもこれでみんなが幸せになれるならいいじゃないか、
とも思うし、いわゆる今の七尾の流れに乗っていない人がこれを聴いてすげーって
なるのかも気になる。
なんとなく、狭い世界で閉塞した状況で仲良し馴れ合いやってるんじゃないかって、
それの何が悪い、ってのもあるし、俺もそういう部分とても持ってるけど。
そんな俺の考えとは全く関係なく、相変わらず七尾の声はセクシーで、やけのはらの
下手糞なラップは変に耳にひっかかってきて、大盛り上がりの会場と一緒に
俺も喫煙コーナーでビール飲みつつ歌ったよ。
感傷的になるぐらい、本当に素晴らしかったよ、本当に。


・B.I.G. JOE (BLACK EMPEROR Stage)
今回はヒプホプへの挑戦という自分的テーマもあって、ビッグジョーは是非見たいと
思っていた。
七尾後テントに移動してもう始まってるかと思って徐々に内部に移動していったら
まだNORIKIYO+BRON-Kって人達がやってた。
ビッグジョーにしては普通っぽいというか、キャラ的に弱いなあ、なんて思って
見てたんだけど、知らない人にゃ区別つかんよね、そもそも殆どステージ見えんし。
で、ビッグジョー結構押してから開始。
最初ナズの曲だそうですが、前方は皆当然のように歌えるんですねえ、さすが。
ステージに台みたいのがあるらしく、そこでラップしてもらえると顔が見えるんだが
確かにワルそう。
そして言ってることは見事にヒプホプメインストリームですね。
中卒自慢すんのって、東大卒自慢するのと同じくらい俺はカッコ悪いと思うよ。
そういうメイン層への反逆みたいなとこはおいといて、他のところは真性ワルの
心意気みたいなのが素直に出ててこれはハマル人いるのわかる気がする。
俺はつべで見た「WAR IS OVER」ってのが聴きたくて、こういうことを恥ずかしがらず
思ったまま言うってのがすげえ大事だと思うからそこから興味持ったんだけど、
残念ながらそれはやらずでした。
でも、批判も書いたけどカッコいいと思ったしこの機会に見れてとても良かった。
途中でばら撒かれたステッカーが俺のとこまで飛んできたので一枚ゲットしてしまった。
ファンの人ごめん。


あらかじめ決められた恋人たちへ (BLACK EMPEROR Stage)
ビッグジョーライブ中から後ろの方に人が入り込んできていて、その割に前との
温度差があるな、と思ってたらあら恋待ちでしたのね。
ビッグジョー終わって恐ろしい勢いで客層が入れ替わってる中
「あれじゃあないよねえ、びっくりした。」とか時間押してるの知らずにやってきた
女子会話。
まあ、わからんではないが、まだ近辺にビッグジョーがとても好きな人もいるわけだ。
そういうことをその場で言う必要はないと思うよ。
ブログにでも書いときゃいいこと。
で、俺も押されてテント中盤まで入り込んでしまったが、まだ全然見えない。
と思ったら開始早々頭上の照明用バーにぶら下がって這い上がろうとしてライト一つ
壊した、ワロタ、今日も気合は充分。
でもぎゅうぎゅうで全然踊れないし、見えないし、叫び声もイマイチ聞こえないので
今回ははっきり消化不良。
「錆びる灯」やってたのになあ。


環ROY (BLACK EMPEROR Stage)
そんな状況にも関わらずまだテントに居残る俺。
若干さっきよりはスペースできて結構前方まで来た。
が、環ロイがお立ち台に上がらないとやっぱり見えねえ。
ラップの内容はもうちょっとさっきよりぐっと身近な感じ、ワルさじゃないとこで
いきがってる感じ。
これぐらいだとまあかわいくていいね。
サビで「うるせえぇっ!」って叫ばせたり、あんまり考えなきゃ楽しいじゃん。
で、やっぱりそれでも混んでたのは七尾参加アナウンスがあったから。
七尾の名前を言っただけで大盛り上がりのテント内。
「なんだよ、お前らそれ待ちかよ、さみーじゃねぇかよ!」って確かにな。
「そんなことねぇけど。」ってすぐ付け足してたけど、そんなことあきらかにある。
で、七尾登場、勿論「break boy in the dream」。
うーん、これはいい曲だ、ほんとに。
しかも周り結構ちゃんと覚えてんだよね、すごいなあ。
やー良かったっす。


THA BLUE HERB (King & Queen Field)
久しぶりにテント出て、しばらく酒買って喫煙所でメール打ったりして、
ゆるゆるしつつブルハブを見るともなく。
アツイねえ、いつも。
今回はやっぱヒプホプルーツのフェスということでガチで聞いてる人達が多かった。
良いことです。
いつも思う、最後のありがとうございました、じゃーん、ってのいいよね。
でも俺はほんとはアウェイの場でのブルハブが好きだ。


その後バクバンドが始まったんだが、あまりの時代錯誤ハードロックに醒めて
退出。


・やけのはら+ドリアン (FANTASTIC PLAYGROUND)
外のステージが人だかってるので行ってみたら、やけのはらドリアンに
七尾参加ローリンx2。
結局今日の七尾参加ステージ全部見てしまったことに。
ここのステージ2日間で一番人が入って盛り上がったんじゃないかと思う。
いいよね、やっぱり、そんな好きじゃないとかなんとか言っても、
日の暮れた晴海に、やけのはらの変だからこそ味を産むラップと、
七尾のちょっとハスキーな琴線にピンポイントで届くような声。
ローリンローリン、このグルーヴをつかまえて。
少なくとも今回の邂逅の一つの象徴は七尾旅人とローリンローリンであった。
このことは否定しようのない事実。


DJ BAKU HYBRID DHARMA BAND (King & Queen Field)
で、だめじゃ、つってたバクちゃんバンドに戻ると最後は「アクバーアタック」。
これはバンドバージョンでもカッコ良かった。
曲がいいんやね。
しかしまあ、トリ前だしそこそこ人も居て盛り上がってて、バクちゃんもゴキゲン
だったけど、あのバンドはどうかと思うぜ、俺は。



clammbon (King & Queen Field)
もしかして去年の苗場ぶり?
今回の邂逅のメインの象徴は、絶対にクラムボンでなければならなかった。
そして、本当に感動的に、役目を果たした、と思う。
ヒプホプファンの「シカゴ」なんかに対する微妙な反応は想定のうち。
「ヴァイタル」で暴れるミトに俺は快哉を叫んだよ。
本編最後、このために邂逅があったと言っていいと思う「あかり」withボス。
俺はそんなに前には居なかったのに、後方から何人かのヒプホパーが強引に前へ
割り込んでいったのはちょっとおかしかった。
そういうもんなのか?と。
まあいいんです、暑苦しいボスの説教と伸びやかに伸びる郁ちゃんヴォイス。
一心不乱に演奏するミトと大ちゃんと、晴海埠頭の観客がシンクロして、
ここには一つの頂点があった、そう思います。
インディーの魂、というか、商業音楽が絶対にたどり着けないところ、というか。
まあ、そこまで持ち上げちゃうのはやりすぎだね、とにかく良かったよ。
最後のミトMC「勝った」とか意味わかんねえ、わかるけど、うぜぇえ、のも含めて良し。
で、も一つ文句言うと、ボスが大ちゃんミトと握手して、その後郁ちゃんと軽いハグ、
なのに引っ付いてる時間長すぎ、このエロボスめ、俺の郁子になんてことをゆるさん。
で、アンコール、ミトが「ジュン君にささげる」と言って、「folklore」。
ヌジャベス、だよな、多分、と思って、俺は普通にこの曲が好きだし、
こういうのもアリだと思ったし、良かった。
最後一曲やりますといってこの曲が終わった後、ミトは「もう一曲聴いてください」
っつってSEで曲がかかった。
俺は確信が持てないまま、ヌジャベスだ、と思ったらボロボロ涙が出てきて、
ぐすんぐすん泣きながらタオルで顔拭いて、みんなは手拍子をして、ステージでは
ミトも郁ちゃんも泣いてて(大ちゃんまで目が行かなかった)、感動っつうか、
不意を突かれたというか。
知らない客が泣いてる俺の前を列を作って出て行ったのはまあしょうがないよね。
でも、後のミトのついっとで、あの時はもう一曲やれたけれど、ヌジャベスを
かけたかった、というのを見て、俺はほんと納得したんだ。
「REアホイ」だったら最高に高揚しただろうけど、あれで良かったんだ、と思った。


その後友人と会って、ちょっとごたごたあったんだが、無事邂逅二日目終了。
風邪なんてナツメン終わった頃には治ったと思ってた。
(次の日眩暈で一週間頭おかしくなりそうだったのはこの日はまだ知らず。)


・ベストアクト
二日通じて、これはもう、クラムボンでなくちゃいけない。
俺的にそう思ってたし、実際それでいいとおもう。


・その他良かったアクト
ナツメンキセル、ノブさん、七尾、ビッグジョー、環ロイ。
あら恋は全然動けないし見れなかったのが残念、まあでも他もみんな良かったのは
初日と一緒。
バクちゃんバンドだけ....


・その他感想
いろいろと満足でした。
敢えていうと、係員とそれを仕切る人達の感じはあまり良くなかった。
客にも馬鹿多いからしょうがないところあるけどね。
でもほんと2日間楽しかった。
みなさんお疲れ様でした。


忘れてた、シンハー縛り、絶対やめて!!
シンハー縛り、ほんとにやめて!!
ビール選べないの、イクナイ!!