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サマソニ09 一日目@千葉マリン&幕張メッセ

SUMMER SONIC 09 一日目
@千葉マリン&幕張メッセ


10年目のサマーソニック、俺はタダソニ1日だけとか含めて8回目の参加。
サマソの前身イベントもマリリンマンソン見に行ってます。
今年は3日間開催ということで早々と金曜(と月曜も)休みを取ってのフル参加。


いつもの出勤時間よりは若干遅いもののまだまだ通勤ラッシュタイムに出発。
朝からビール飲んでるし、横浜駅からのスカ線でもチューハイ飲みながら、
東京駅で京葉線に乗り換えるときにまた氷結だかなんだか買って飲んだので、
海浜幕張着いた頃には既になかなかいい気分になってた。
まあしかし平日の朝から通勤電車の中で短パンでサンダルで酒飲んでる30男
ってのもヒドイもんだなあと思う。
俺的には気分いいんだけどね。


海浜幕張には9時半ぐらいに到着。
なんでこんな早く来るかと言うと、昔入場で1時間以上並んだんですよ。
仕切りの悪さで有名なクリマンってのがそれ以来頭に染み付いていて、まあ
今は入場のとこは手際よくなったのかもしれんけど、とにかく並ぶのが絶対イヤで
その分早く来て会場内でゆっくりしたい、という考え。


中々のいい天気、強い日差しの中メッセの入り口横のバスに乗ってマリンの
リストバンド交換所へ移動。
オフィシャルのテメタボゥをおねいちゃんから受け取ったが、今年は首から
ぶら下げられないのね。
アレは困る、来年元に戻すよう希望します。


JAPAN-狂撃-SPECIAL(島、オープニング)
一服してビール飲んだらまずはアイランドステージ。
朝一ということもありガランガランに空いてます。
なんでこんなの見に来たかというと、一回テレビで自己紹介みたいなのやってて
すっげくだらねえ、と思ってどれぐらいくだらないことやってるのか興味持ったから。
くだらないのも突き詰めたら芸のウチだからね。
と思って見たんだけど、つっぱりみたいなカッコしてるただのロックバンドでした。
「ペコペコする奴大嫌い!」とかコール&レスポンスしたり、「舐めんなよ!」とか
歌ってた。
までも人それぞれというか、前の方に集まった人達はノリノリで歌ってるわけで、
ここはご縁がなかったと思って4曲ぐらいで引き上げ。


・Who The Bitch(音、オープニング)
バスに乗ってメッセ帰還してソニックステージへ。
サマソニオーディションで、投票は100位よりもはるかに下ながらサマソニ賞だか
なんだかで本ステージ出演が決まったギャルロックバンド。
キラキラというかゴテゴテのゴスロリみたいな服にサイケなグラサンという風貌の
女子2人がフロントでギターとベース弾きながら歌う。
後ろに男がドラム、だったと思う。
メンバーかサポートなのかは知らん。
これは選ばれただけあるというか、しっかりしたギャルロックでステージングも
魅せ方を心得てるという感じがした。
例によって前の方しか人はいなかったけど、手を上げて盛り上がってる人も
結構いました。
まあでも似たような曲が続いたのと、ボウディーズを見たかったのとで3曲ぐらい
でステージを背にする。


The Bawdies(山、オープニング)
ソニックの反対サイド、マウンテンステージのオープニングは売り出し中の
ボウディーズ。
UKロックの優男みたいな風貌に似合わぬ古風なガレージロックが新鮮で、
是非みたいと思ってた。
マウンテンは広いのでさすがに空いて見えるけど、3日目のキャバコンよりは
ずっとましな動員だった気がする。
MCとか掛け合いとか、その辺はロッキノンぽくて苦手なんだけど、演奏は
期待どおりゴリゴリしたロックンロールって感じでとても良かった。


サマソニの開幕は毎年マリンのスタンドで迎えていて、天気もいいしビール飲んで
ゆっくりすりゃいいかということでまたバスでマリンへ移動。
去年はサシャの挨拶のあとゲストがあったと思うんだけど、この日は無しでした。
と思っていたんだが、千葉県知事が挨拶したらしい。
え〜、そうだっけ、言われてみればいたような気もするがあんまり覚えて無いぞ。
ま、猪木や和製びょんせにくらべりゃインパクト無さ過ぎやもんな。
あと酔ってたせいもあるか。


・Boys Like Girls(海)
ナプスタで聴いてみた印象では、こりゃねぇな、ってななんの個性もないただの
上辺だけのロックって感じで、サマソニ始まった感だけ味わってメッセ戻ろう、
と思ってたんだけど、ライブで聞いてみるとそんな悪くいうこともないかなと思った。
ので、しばらく、多分4,5曲ぐらは見てました。
実際はスタンドでビール飲みつつ日光浴ってのがいい気持ちだったので、
しばらく見てたというのも事実。


まだメッセ行きバスはそこまで混んでなかったので再度バスでメッセへ。


School of Seven Bells(音)
これも音源で聞いてたよりずっと良かった。
ありがちな歌入りポストロックって言っちゃうとそうなんだけどさ、期待しなかった
のが逆に自然にすんなり聞けたのかも。
ネット上では酷評が多いですね。


で、当初予定では次カイトなので続けてソニックで良かったんだけど、カイトは
10月単独が決まってて被っているSlimmyが気になってたのでメッセを出て、
マリンへ向かう。
そろそろバスが混みだしていて例の大回りの順路で歩いてアイランドへ。


・Slimmy(島)
曲の印象から可愛い女の子とかがメンバーにいるのかな、と思ったらバックの
メンバーは全然そんなことなくて、ミーカみたいな中世的なボーカルが歌い踊る
ドリーミンなポップロック
盛り上がってるのは50人ぐらい、半分は外人ファンだった。
っつか全然人居なかった。
まあ良かった、という感じで半分ぐらい見てステージ出た。


確かここでスタジアム横のタイカレーを食ったような。
で、ビールもらいにクリマン会員用ブース行きました。
涼しいとこで座ってビール飲んで会員様気分。


PARAMORE(海)
Dragon Ashの終わりぐらいにスタンド入って確か結構酔っ払って寝てしまった
のではないかと思われる。
気がついたら始まってて、ヘイリーたんがセーラー服で歌ってるのを見た。
可愛いけど、ブルネットにセーラー服って似合わない気がしました。
折角だからとアリーナまで降りて近くで見に行ったんだけど、まあ可愛いねってとこ。
後さ曲は、ちゃんと覚えてないと楽しくないね。
次が大事なマーキュリーレヴということもあって中盤ぐらいで出ました。


バスは混んできてたんだけど、丁度混雑の隙間だったらしくうまく乗れてまた
メッセへ。
一体何往復しとるんだ、というぐらい行ったり来たり。
効率良くとか、無駄なく、とかそういうことを考えるべきだなとも思うがね。


Mercury Rev(音)
PA前ぐらいまで進出して鑑賞。
それ程聞き込めたわけではなかったので、ライブを味わえれば、ぐらいの気持ち
もあったんだけど、予想を大きく上回る素晴らしさでした。
大仰でドラマチックな曲展開は好き嫌い別れるところだと思うけど、ぐいぐいと
引き込まれていって、最後は「Senses on Fire」。
ラス前の曲からこのラストへの繋ぎが絶妙で、いつの間にかダンス的なリズム
になって飛び跳ねて手を上げて歓声上げてたら軽くうるっときました。
リップスもそうだけど、これは絶対いつかフジに来てほしい。


セットリスト
1. Snowflake in a Hot World
2. The Funny Bird
3. You're My Queen 
4. People Are So Unpredictable
5. Holes 
6. The Dark Is Rising 
7. Senses On Fire


いやあ、良かったといいつつほそみんの新バンド、HIATUSをちら見しに
マウンテンに行ったんだけど、エルレ程の盛り上がりにはなってなかったような。
で、この後確かラーメン食ったんだけどお腹が膨れたのと酔いと疲労があいまって
眠くなってきてMEWソニックの後ろの端っこで寝ながら聞いててほぼ記憶なし。
意識しないと全然食わないので今回は長丁場だし意識的にメシを食うように
気を付けていたんだけど、逆の効果もあるんだよなあ。
よく考えたらパラモアでアリーナ行く前にもスタジアムでビールにやきそば、
アメリカンドッグ、とか食ってたんだった。
食いすぎもあるしその前に飲みすぎなんだけどさ。
で、目覚めたら外は雨が降ったようで、中にいて良かったと思いました。
とはいえこの雨のお陰でナインは伝説になったみたいで、見てた人達にとっては
降ったこともまた良かったのかもね。


MOGWAI(音)
やっと目が覚めて意識がはっきりしてきたところでもぐたん。
なんかメッセでもぐたんのライブ見るのってすごい不思議な気がする。
「ようしっ!」っと気合入れてPA横ぐらいに進出しようとしたら、ちょっと後ろに
座ってた男2人組みが「知ってる?」「いや。とりあえず見てみるって感じ。」とか
言っててさ、まあフジにもそういう人はいるんだろうけど、多分そういう人は
もぐたんのステージにはやって来ないと思うんだ。
そういう人がもぐたんの音楽に触れてすげぇって思ってくれたら嬉しいし、
彼らもそうであって欲しいけど、ドラゴンアッシュとハイエイタス見た後、
ついでにチラ見してく、ってな人に受け入れられる可能性は低いよね。
「いつ歌始まんだよ!」とか言いそう。
出来たらもぐたんが好きでたまらない人や、聞いたことはないけどどんな音楽
なのか期待と興味を持って来てくれるような人とこのライブ空間を共有したい
という風に思ってしまう。
フジなら扱いがトリレベルになるからそうなり易い面もあるんだよな。
と、まあネガティブなこと書いたけど、ライブはやはり素晴らしい。
3曲目に「Fear Satan」のイントロ来て意表を突かれたよ。
もしかして「MFMK」やる?、とか期待したけど最後は「Bat Cat」。
大阪では「MFMK」やったらしいよね、最近聞いて無いからうらまやしい。
まあでも「Bat Cat」はそれはそれでカッコ良くて、バンド的には昔の曲に
頼るより、こうやって新しいので盛り上げたいという気持ちもあるんだろ。
若干轟音度合いが弱かったとは思って、最近はそこまでの轟音出さない
ような気がするし、後は会場のせいなのかな。
初見の人がびっくりして耳塞ぐぐらいの音出して印象付けて欲しかったけど、
そこは少し残念。
後、静かになる部分で隣のソウルワックス4つ打ちがもろ被りで、ヒドイというか
むしろ笑った。
ここでどんどんどんどんはねえだろ〜、みたいな。
これはマジで要改善だな、全然期待してないけど。


SOULWAX(踊)
モグワイ後人混みを掻き分けてダンスステージへ。
ここはアッパーなダンスセットでとても楽しかった。
4つ打ちにプラスして人力でパーカッションをパカパカ叩くのは気持ちいい。
例によって前行くと混んでそうなので後方でバシバシ踊ってた。
結構回りには腕組みしてる人達もいて、まあそこは関係なく踊ってるのも俺以外
にも何人かいて、その内腕組みさん達も徐々に体を揺らし始めてた。
それぐらい、ぐいぐい客を巻き込んでた。


APHEX TWIN(音)
念願のエイフェックス。
もっと難解な突き放したようなライブを想像してたら思ってた以上に普通に踊れた。
特に後半とか普通に盛り上がってたもんな。
気持ち悪い映像や照明を駆使した中毒性の高い麻薬みたいなライブ。
酔いで若干記憶は飛びがちなんだが、まあ気持ち良かった、ということで。


ゆらゆら帝国(音)
これもまあもぐたんと同じ話しで俺は終わってすぐ2manyに行くために後ろに
居たので、周りはみんなゆら帝とか知らんわけだよ。
でさ、「ミーのカー」から始まってうっひょとか思ってる中どんどん人が
抜けていく。
ほぼ満員ぐらい入ってたのに、最後は1/3ぐらい帰ったんじゃないかと。
最初の方に帰った人は終電乗りたいとかあったのかもしれんけど、
こういうバンドはフェスではある程度前に行かないと周りと温度差が
ありすぎてやりにくいな。
っとかいいつつ「不安定」「できない」「3x3x3」「無い」はバカみたいに
踊ってた。
いいセットだし、貫禄すらうかがえる素晴らしい演奏だったと思うけどね〜。


セットリスト
1. ミーのカー 
2. 男は不安定 
3. 蜂と蜜 
4. できない
5. 学校へ行ってきます 
6. 3×3×3 
7. 次の夜へ 
8. 無い


途中前の方で「ちよーっ!!」って声上がってた。
さすがにアツいファンも来てるなあ。
MCは終盤残り2曲ぐらいで「ゆらゆら帝国でした」のみ。
「無い」の「なぁーーーーい」は下がるパターンでずっこけたがそれもまた良し。


・2 many DJ's(踊)
あんま記憶無いっす。
でも、ゆら帝終わって急いでダンスステージに向かってバシバシ踊って
マイケルとかニルヴァナかかってウォーとか叫んでたのは覚えてる。
酔ってるのもあるけど、疲労だね。


・Tricky(音)
ガラガラのステージ前で俺も朦朧としつつ見る。
独特のディープでドープな世界感を体現した素晴らしい音楽。
酩酊状態の頭でこれはスゴイスゴイと思いつつ見てた。
まあでも睡魔との戦いでもある。


Tha BLUE HERB(音)
トリッキー後何してたか全く覚えてないが、気がついたらブルハブ見てた。
この前程じゃないけど相当にガラガラのステージではボスがいつものように
暑苦しい言葉を吐き出してる。
今までにも何度かブルハブは見てるんだけど、初めてイイと思った。
こういうアウェイな状態にあってボスには期するものがあったかもしれない。
彼らにしか出せない独特の世界観を体現した素晴らしいパフォーマンス。
感動したぜ。


ここまで来たところでもうほぼ動けないぐらいの疲労と泥酔になったので、
人工芝エリアに空きを見つけて寝た、というか倒れた。
これがおそらく3時過ぎぐらいの話で、多分1時間ちょっと寝てたら係員に
スゲーうざそうに起こされる。
野戦病院状態の中酔っ払って遊び疲れて寝てる奴らを起こしていくのは
確かにうざいとは思うんですけどね、なんかイラッとするような対応だった。


重い体を引き摺るようにしてメッセを出て、始発乗りに海浜幕張駅へ。
そしたら今度は駅のホームが疲労した客で埋め尽くされてました。
お前らなあ、どこでもかしこでも座り込むんじゃねぇよ、と言いたい。
ここは思い切り公共の場やぞ。
ありゃ一般人はたまらんな、と思いつつ奇跡的に乗り過ごすことなく朝6時半に
家に到着。


・一日目ベストアクト
Mercury Rev
他はボウディーズ、スクールオブ7ベルズ、もぐたん、ソウルワックスAFX
ゆら帝、トリッキー、ブルハブも良かった。