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ステレオラブ@クアトロ

STEREOLAB
@渋谷クアトロ


開演5分ぐらい前にクアトロ到着。
先週のCoCoB以来、というかもう最近渋谷来すぎ。
クアトロだけでも年明けて3回、ってまあまだ3回か。


立ち入り禁止の柵が立ってるとこもあるけど、まあそこそこ満員に近い。
年齢層は高いね、30〜40代が殆どだと思う。
あんま派手な感じの人とか少なくて、ふつ〜にこういう系を好きな人が
集まってきた、というような感じ。
男女比6:4ぐらい、異人さん2割弱ぐらい。
スーツ姿のリーマンも普通にあちこちにいる。


STEREOLAB
10分押しで演奏開始。
中央にレティシア、それをはさむ感じで前方左右にキーボード。
後列中央ドラムで、その右にベース、左にギターの配置。
レティシアは歌ってないときは脇にあるちっちゃなキーボードを
弾いたりタンバリンを使ったり、控えめに手と体を揺らして踊ったり。
左のキーボーディストは曲によって木琴を使ったり、2段になってるキーボードの
更に上にある機材で電子ノイズを出したり。


曲名は頭に入ってないので、何やったとか順番とかわからんのだけど、
本編70分、アンコール15分、ドリーミンポップなロックにやられました。
安定したリズム隊の小気味良さに乗りながら電子ノイズが絡んで、
ぱぁっと音が広がるようなインスト部分の演奏が特に素晴らしかった。


客層通りというか演奏中もそんなにガンガン乗ってる人はいなくて、
でも曲が終わるととても熱のこもった拍手が起こって、それはライブが
進むに連れて高まっていって、そういう空気も良かった。
途中からやたら暴れる異人さんがフロア中央に乗り込んで手を上げて
ぴょんぴょん跳び出して、何人かつられてたけど、曲によっては
そういうノリも楽しそう。
彼はイマイチリズム感がないようだったけど。


「Pin Ball」と紹介された曲で、途中多分レティシアがヴォーカルの
入るところを間違って笑いとともに一時中断。
「千回も同じこと演ってきたのに〜」みたいな事言って場を和ませて途中から再開。
この時の大喝采と会場の一体感は感動的だったね。
レティシアはフレンチだからかとても丁寧に英語を喋ってくれて
俺でもそれなりに聞き取れた。


代表作を聞いてないし、一通りナプスタの音源は耳に入れていたけど、
正直なところ、うんなかなかいいね、ぐらいの気持ちで見に来ていて、
見事に引き込まれてしまった、という感じ。
やあ、再度言うけど素晴らしかったです。


何故かクリマンの興行だと思い込んでいて、MCでスマッシュに感謝を
述べているのを聞いて、あ、じゃあフジありかも、って思った。
アンコール後の「See you later」は、どうなんやろ。
ただの別れの挨拶なのかな。


というわけで、妄タイさんとこでARTIST DATABASEを検索してみると、
9年前FRF00に出てました。
記念すべき俺の初フジロックの3日目(この年は土曜から行ったので
俺自身は2日目だけど)ホワイトステージ18時半ぐらい。
初フジでその年は結局ホワイトに行きさえしなかった。
というか夜ホワイトに向かおうと友人と歩いて行って、あまりに
遠くてしかも暗くて引き返した覚えがある。
でまあ当然当時の俺は全然知らなかったわけなんだけど、その時間
何をしてたかというとグリーンの満員のモッシュピットでイアソブラウソの
開始を待っていたという、今思えばあり得ない選択。
レッドではスーファリも演ってたのに、無知とは罪だ。
あの時の猿のライブは俺のフジロック史上ワーストのライブで、
それ以来俺は絶対見ないことに決めた。
そういう意味では今後の指針を決める大事なライブだったという
見方も出来るな。


そんなことで今年フジに呼んでください。
またそれか、という突っ込みは永久に却下。
でも呼んでくれたら多分涙が出るぐらいに幸せな空間が発生すると思う。