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J-WAVE ラブギター

J-WAVE Grow Green Live
〜LOVE GUITAR〜
ハナレグミ原田郁子おおはた雄一
@代々木SHIBUYA-AX


おおはた雄一
原田郁子
ハナレグミ


酔って先行に申し込んだら当たっちゃった、というよくあるパターンで
取ったチケットですが完売なのね。
AXの敷地前の門で何人かがチケット譲ってをやってる中、
開演10分前ぐらいにAX到着。
7割位は20代〜30前半ぐらいの女の子(?含む)。
心なしみんなほんわかしてるというか動きがゆっくりで、
俺は気が短いので前でたらたらしてるとイライラしてしまう。


これまで何十回とAXは来てるけど、2階席に足を踏み入れた事はなくて、
今回酔っ払いがどうやら2階席を申し込んだお陰で初めて入れた。
意外に狭いね。
100人ぐらいしか座れないんじゃないかな。
しかも椅子に座った背中のところに席番号があるので、
遅れて入ってきた人とかは自分の席を探しにくいという仕組み。


でまあ自分の席に座ってビール飲んでて初めてフロアに気付いたら、
ステージには客が一杯いて、普段フロア最前のところから中央付近にセットが
組まれてる。
2階の椅子席に座ると、、、微妙に見えへんがな、あかんがな。
なのでフロアに降りました。


意識して取ったチケットじゃないので全然知らなかったんだけど、
このライブはハナレグミ永積タカシのFMラジオ番組の企画。
最初に番組のナレーターみたいな女の人がGrow Greenの説明とかして
おもむろに開始。


永積の司会で、おおはた雄一、郁ちゃんともう一人ハーモニカの男を
ステージに呼び込んで軽く話題を振ってから、まずはみんなで
「LOVE GUITARのテーマ」。
なんかね、申し訳ないけどね、全然会場のノリにはついてけん。
ステージで後ろから見てる客の顔が見えるんだけど、
夢見る少女みたいな笑顔が一杯で、永積のつまらん軽口にケラケラ笑って
あっちゃ俺間違ったとこ来ちゃったな〜、と思った。
かと思えば赤ん坊が泣いてるし、幼児あやしてる夫婦がいたり、
なんかの集団がぎゅうぎゅう詰めの中大量のビールを持って突っ込んでくるし、
ちょっと離れた後ろで最後までずっと喋ってるスウィーツがいるし、
一瞬帰ろうかと真剣に考えた。
結局そのおふざけ演奏はテーマだけで終わって助かった。
その後はちゃんとしたライブになりました。
アンコールまではね。


まずはおおはた雄一のソロ。
4曲、だったかな。
「おだやかな暮らし」のイントロで2,3歓声が上がって、
俺も前々からライブで聞きたいと思っていて嬉しかった。
ほんといい曲だねえ。
いつもこの曲を聞く度に愛する人がいる幸せを実感するよマジで。
愛する人がいない人はどんなふうに思って聞くんだろうな。


とても良かったし、ウィスキーも回ってきて気持ちよくなってきてたんだけど、
どうもおおはたの歌というか声が下手というと言い過ぎだろうけど好みじゃないな、
と思ったのも事実。


次は郁ちゃん。
ピアノじゃなくて「もしもギターが弾けたなら」でつかみを取っておきながら、
独特の郁子節がハマってる。
ソロ曲「青い闇を〜〜〜〜〜」(←長い)はアルバムで聞いてて、
やっぱクラムボンじゃないとイマイチだなあ、なんて思ってたわけなんだけど、
考えを180度改めました。
甘えるようなちょっとハズしたようなゆったりとした歌が
控えめなピアノと反応しているみたい。
曲の最後は朗読調で、〜の音を聞いたの...と繰り返す。
これはもう郁ちゃんの必殺技と言って良いと思う。


その後おおはたを呼んで2人で一曲。
これがまたおおはたが出てきたら「来てもらっちゃった(はあと)」なんて
舌足らずにはにかんで見せるわけなんだけど、俺的にはもう一歩ずれたら
UZEEEEEE!!!ってなる寸前のギリギリの可愛さ。
これダメな人多いだろうね。
カミさんはこの喋り方のせいで郁子アレルギーになってる。


そんな感じで郁ちゃんは最後に永積と一曲やって、それから真打ハナレグミ
圧倒的な歌のうまさ、しなやかに伸びる声。
「家族の風景」「音タイム」とか、ゆったりして弾き語りが映えるような曲に
特に引き付けられる気がするな。
途中には盛り上げる曲もはさんで、「明日天気になれ」はコール&レスポンス。
ほんとかどうか知らんけど、予定より1時間長くなったらしい。
曲間とかMCも力の抜けた感じってかただの雑談みたいな感じ。


一通りハナレグミでやってまた他の3人が演奏に加わって、
確か一人づつまた持ち曲やったんだったと思うけど、
そこで郁ちゃんギター弾きました。
ギターを渡された時には周りからもざわめきが。
その時やった曲、確かクラムボンだと思うんだけど、曲名思い出せなかったので
後でググってみる。


結局、最初は付いていけないとか思ってたのに、酒もまわって
すっかり一緒に楽しんでいたというか、悪口言って申し訳ない。


アンコールは意味なく全員金銀のゴージャスなカツラ被って、
また郁ちゃん、おおはた、永積の順で好きな曲をやったのかな。
他のメンバーはいろんな楽器で伴奏。


郁ちゃんはボガンボス「さかなごっこ」。
高校で初めてカバーしたらしいけど、すげえよな。
俺の周りなんてボガンボス知ってる奴なんかおらんだぞ。
さかなごっっこー、のとこは声厳しめで結構グダってたけどね。
それもまたご愛嬌。


おおはたはジュンスカ「歩いていこう」のパンキッシュさをなくした
なんかイマイチなバージョン。
でも郁ちゃんの選択と同じで、やっぱ俺と同世代だな〜、って感じ。
調べたら正確には2人は一つ下で俺は永積と同い年だった。


で最後永積どうすんだ、と思ったら、そろそろ終わりにしよう、
悲しいけれど、終わりにしよう、って「Love is Over」。
そんなふざけた、ってまあいいのか。
しかも異常にハマってんだよな。
歌詞を先に言ってみんなに歌わせたり、ギターを愛するパフォーマンスをみせたり。
くだらないけど、アンコールだしいいか。


結局3時間みっちり、最初の違和感はどこへやら。
しっかりみっちり楽しみました。


2009年1月15日 SHIBUYA-AX
J-WAVE Grow Green Live〜LOVE GUITAR〜」セットリスト
<ALL MENBER>
01.ONE LOVE ラブ・ギターのテーマ
02.You're my sunshine


おおはた雄一 メイン ソロ・パート>
03.フォリオ
04.Don't think twice, it's all right(Bob Dylan
05.green sleeves(インスト)
06.おだやかな暮らし
07.ゴロワーズを吸ったことがあるかい(かまやつひろし


原田郁子 メイン ソロ・パート>
08.もしもピアノが弾けたなら (西田敏行)
09.青い闇をまっさかさまにおちてゆく流れ星を知っている
10.不思議なくらい
11.波間にて
12.トゥインクル


ハナレグミ メイン ソロ・パート>
13.家族の風景
14.マドベーゼ
15.ヒライテル 〜three little birds
16.people get ready
17.光と影


<ALL MEMBER>
18.踊る人たち
19.明日天気になれ
20.音タイム
21.こだま
22.街と砂嵐のバラッド
23.ハンキーパンキー


<アンコール>
01.魚ごっこBO GUMBOS
02.歩いていこう(JUN SKY WALKER(S)
03.LOVE IS OVER(欧陽菲菲