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デミセミ@下北251

CLUB251 15th ANNIVERSARY
〜tune like 440(four forty) Let it Ride!!
@下北沢CLUB251


小雨が降ってくる中、半年振りに下北へ。
前回も勝井さん関連で、ディーゼルギターとの競演を観に
251(B1)の上の440に今年の6月に来たんでした。
251は、ソウルフラワーのモノノケサミットと柴山さんの
春歌が対バンやった2年半前の6月のライブ以来だと思う。


その時はソウルフラワー効果か満員だった場内は、
開演時間になっても20人いないぐらい。
ライブが始まってから徐々に増えていったけど、最終的に
100人いかなかったんじゃないかと思う。
おそらくデミセミのファンだと思われるそんなに若くない
(俺と同じかちょっと下ぐらい)の女性が多数で、9割近くを
占めてた感じ。


そんな中に男一人スーツでいるというのも若干気が引けると
いっちゃそうなんだけど、ビール飲んでるうちにそんなことは
どうでも良くなるのでいいの。


開演前に251の女性店長さん(俺より一つ上らしい)とデミセミ
エミさんが出てきて、15周年のイベントについての挨拶。
店長さんハタチの時にバイトで入ってからずっといるんだって。
すごいなあ。
まさに好きを仕事にって感じなんだろうなあ。
本当に大変だと思うけど。


・THE ZOOT16 GB VERSION
渡辺俊美(fromソウルセット)のバンドZOOT16からのソロプロジェクト。
アコギと足のペダルで叩くバスドラだけで弾き語り。
GBとはギター、バスドラのことらしい。
基本はバスドラの小気味いいリズムとコード主体のアコギの
上に落ち着いた歌が乗るかたち。
イノセントラブ」はわかったけど、他にもソウルセットの曲
やってたのかな。
あんまソウルセット自体知らないのでわからんけど、そういわれても
わからないような曲が多かった。
後カバーもやってて、村下好蔵「踊り子」とかとても良かった。
いや、原曲知らんけど。


Breath Mark
dr.に椎野恭一、スティールパンTICO(fromリトテン)を含む、
gt.&vo.とウッドベースの4人組。
冴えない風貌のvo.は、マイクからかなり離れて特徴的な声で
ゆったりした歌を唄う。
俺にとっての椎野さんのイメージはどうしてもJRSなので、
こういう静かなリズムを刻むのは新鮮。
そういえばシグナルズの時もそう思ったな。
曲調はずっとそういうゆったりした生暖かい感じで、
スティールパンがこの上なくいい仕事をしてると思った。
いつもリトテンで観るようなノリノリの音じゃなくて、静かに
キラキラと輝くようなパンの音。
ウッドベースの長髪の年輩男性はたまに弦引きもする。
さいごに「ヨイトマケ」のカバー。
なんでこの歌はこんなに胸に響くんだろう。
横にいた店長さんが顔を指で押さえていて、もしかしたら
泣いてるのかもと思った。
ヨイトマケ」で泣ける人は好きだな。


・DEMI SEMI QUAVER
エミさんはゴージャスな金髪の巻き髪エクステで、胸元を大きく
開けた赤いゴスロリチックな格好。
後はgt.、ba.、dr.の3人と、ヴァイオリン勝井さん、パーカスに
ティーブエトウの6人組。
音はエミさんのビッチなシャウトと低音の歌が効いたよくある
ハードロックみたいな感じ。
とはいえ、パーカスと浮遊するヴァイオリンのアクセントが強く
出てくるとなかなか面白い感じだと思った。
今回は久しぶりの全員集合だそうで、勝井さんは15年来のメンバー
とは言え、殆ど参加してないらしい(今年は2回だって)。
客は少なかったんだけど、最初から明らかにここ目当てっぽい
感じだった女性陣が前方に詰めて歓声を送っていて、なるほど
こういう世界もあるのだなあ、と感心しました。
アンコールは1曲でさくっと終わって22時半過ぎ251からとんずら。


ほんとに勢いだけで何も知らずに見に行ったけど、いろいろと
新しいものを知ることができて良かったかと思う。