BEHEMOTH<ベヒーモス>
Live In Japan 2008
@duo music exchange
「旧約聖書に眠る古の巨獣が目を醒ます…
エクストリーム・メタル界の巨獣“ ベヒーモス”が
ポーランドより日本を暗黒に染めるべく来襲！ 」
だってさ。
もうこの謳い文句が素晴らしく可笑しいよね。
恥ずかしながら(恥ずかしくもなんともない気もするが)
今回の初来日が決まってから初めて聴いてみました。
音源の感じではブラックというより普通のデスメタル(そもそも
デスメタルって時点で普通も糞もないんだけど)っぽくて、
俺的にはかなりいい感じだった。
ということでスーツのまま当日券で行ってみた。
ガラガラかもなんて思っていたら、それなりの客の入り具合。
フロアの一段低くなった所は埋まってたし(柱の後ろは除く)、
キャパの7割ぐらいは入ったんじゃなかろうか。
この系統の単独ライブでそこまで動員するとはびっくりだ。
ほとんどがバンドTで場内は真っ黒け。
でも、ちらほらスーツの人も見かける。
客層は30代が一番多いんだろうけど、当然もっと上もいるし、
意外に若いのもいるね。
異人さんもちょこちょこいます。
女子率は1割以上2割未満ってとこ、メタル的にはまあまあいるほうか。
いかにもメタルな人と普通に可愛らしい子もいて、メタルな人は
まあどっか頭のネジ飛んでるだろうからいいとして、
見た目はJ-POPでも聞いてそうな子が髪なびかせて頭振ってるの見ると、
なんでまた好き好んでこんな音楽を聞くことになっちゃったのかなあ、
と人事ながら残念な気持ちになりますが好きですそういう子。
・BEHEMOTH
ほぼ定刻開演、暗黒界の住人なのに時間は守る、エライ！
メンバーみんなデカイ、そしてマッチョ、タトゥー、顔にはなんか
ペイントしてて、これはリアルDMCだな。
そしてちゃんと挨拶「トーキョー、コニチワー」ってちょっとワロタ。
いきなりブラストビート全快のドラムに轟音ギター、デスヴォイス。
音源よりもブラックメタルらしい感じだね。
ただし途中の曲ではデスメタル的なノリやすいリズムに展開したり
するものもあって、こういうところが欧米での人気の理由かもと思う。
場内は後ろの方までなかなかの盛り上がり。
前方はサークルまではいかないけど、モッシュ的なものも発生してた。
俺もガバガバビール飲んでたせいでだいぶ気分が良くなってて、
スーツなのに頭振って、手を挙げて、とても楽しんできましたよ。
本編終わって、トイレ行ってたらその間にもうアンコール出てきてて、
いやだから君ら悪い人達なんやからもうちょっとこう、いい人感を
なくしてもいいんじゃないかといらぬ心配をしてしまうぐらい。
たしか2曲やって、最後はカバー曲で普通のハードロックっぽくて、
それはそれでなかなか良かった。
多分くだらない歌詞なんだろうな〜、と思いつつ。
全部で1時間20分ぐらいだったかな。
これ以上やられると耳が壊れる。
それにしても、思った以上に良かったね。
メタルファン同士の一体感的なものもあって、とても居心地良いし。
波が来てるみたいだし、もうちょっといろいろメタル聞くのを復活
してみようと思った次第。
