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ナツメン復活

ONExMORExSUMMERxSHIT!!!
NATSUMEN
@渋谷クラブクアトロ


2006年10月21日、その日は久米島に行っていたので、
残念ながらというか、幸運だったというか、突然の活動休止で
当日NATSUMENの演奏なし、という事態には遭遇しなかった。
で、後日とても残念な気持ちでその話を聞いた。
そんな日から丁度2年。
止まっていた夏が戻ってきた。
復活が決まってから、今年の夏はこの日までって決めてた。
2年遅れの夏、やっと終わったね。
もう秋も終盤だ。


NATSUMEN
当日になってHPを見て知ったんだけど、なんとチケット完売。
開演時間丁度ぐらいにフロアに入ってみたら、完全にパンパンで、
丁度背の高い男が何人か前にいてステージはかろうじて見える
ぐらい。


20時10分過ぎに照明が落ちて、大歓声とともにメンバーが入場。
アインちゃん、いない?
これはかな〜りショック。
でもそんな気持ちにはお構いなしで演奏開始。
2年前まではしょっちゅう聞いていた音、ナツメンの音だ。


相変わらず、ただでさえ変拍子やインプロ展開が多い上に、
AxSxEが序盤からギターを振り回して壊したりするので演奏は
しょっちゅうカオス化。
つうかさ、曲中ギター壊して、別のを持ってきてもらってすぐに
また振り回すな、っつうの(笑)
リズムを取るのは無理な時が多いので立ち尽くす感じに
なったりもする。
でもそこに哀愁漂う珠玉のメロディーが飛び込んでくる。
歓声があがり、ゾクゾクしたものが背中に走る。
でもまだなんか夢というか、昔の映像を見てるみたい。


新曲は中盤に1曲、ほとんどフリープログレっていうか、テーマの
部分でもメロディがほとんど聞こえないぐらいの暴力的な音。


気付いたら1時間以上たって、AxSxEが「もうちょっとだけやります」
ってなことを言って「Natsu no Mujina」のイントロ。
2年間の空白を埋める、懐かしい感情が蘇ってくる。
最初にちゃんと観たライブでこの曲に一発でやられたんだった。


で、これは以外に大人しくギター弾いてるなーと思ったら、
やっぱり後半AxSxEが暴れ、アインちゃんいないから大事なギターの
パートなしで曲が進む。
まあいいけどさ、もともとちゃんとした演奏は求めてないから。


喝采と共に本編は終了して、長いアンコールを求める拍手の後に
メンバーは再度登場。
AxSxEは上機嫌(ウィスキー飲んでたみたいね)でお礼とかを言って、
ついでみたいにタテタカコの知り合いの人の手術費用のカンパの
お願いをなんか照れ隠しみたいに軽い調子で言って(とらえように
よってはとっても不謹慎な感じ)、それから最後の曲。


勿論期待はしてたけど、キタ「Newsummerboy」!!!!
出だしでそれとわかった瞬間に思わず手を上げて叩く。
これを、本当に待ってた。
2度と聴けないかもしれないと思っていた。
胸を締め付けるような切ないメロディーの爆発、そして疾走感。
この日一番の歓声と拍手でライブ終了。


演奏のむちゃくちゃ具合もあって、序盤はナツメンが大好きだった
2年前の感覚を取り戻せなかったんだけど、最後の2曲でやっと音と
自分の気持ちがぴったり合致した気がする。
俺やっぱり、Natsumen大好き。


1.NO END
2.Whole Lotta Summer
3.Sonata of the Summer
4.Pills To Kill Ma August
5.No Reason up to the Death
6.Atami Free Zone
7.Septemujina
8.Natsu no Mujina
En.Newsummerboy


後日得た情報によると、アインちゃんは客席で「ナツメン!」と
叫んでいたらしい。
そういえば確かにそんな女の声聴いた。
何やってんだ、こっちじゃなくてあっちにいればいいのに。
でも、AxSxE破局したとか(全くの妄想だけど)じゃなくて
ライブを観に来てるぐらいなら、もしかしたらまたステージに
上がることもあるかもしれんね。


それよか、なんかほんとに彼らはまたいつか空中分解して
消えてなくなってしまうような、そんな感じがした。
曲としての体裁が危うくなるぐらいにカオス化する演奏と
同じような感じで。
そんないろんな意味で刹那的なところがまたたまらなく魅力的
なんだけどね。


あ、後、開演前ドリンク交換の列がひどかったので終演後に
空いてからビールもらおうと思ったら、コーラかお茶しかないとか、
ふざけたこと言ってやがるわけですよ。
まったく意味がわからない。
早いとこビールサーバー掃除して帰りたいんやろうけど、
それはないわ。
なんで500円でちっちゃいプラカップの茶飲まなアカンねん。
アホか。
冗談はステージ前の柱だけにしてくれ。