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オザケン@グリーンホール

小沢健二 ひふみよ 小沢健二コンサートツアー 二零一零 五月 六月
@グリーンホール相模大野


8割近くが女性、というか俺年代前後のおばさんファン。
平日の18時半こんな辺鄙な場所だと言うのにスーツとか仕事っぽい服の
人の少なさに驚いた。
事前に調べていた通り、前から10列前後の端席で素晴らしい。
この辺だとステージの人の表情までしっかり見れる。


小沢健二
15分ほど押して真っ暗な中でステージが開始。
暗い中一曲弾き語り(「流れ星ビバップ」というらしい)、
騒然とする曲後、暗い中で「始められない」と笑うオザケン
そして「僕らが旅に出る理由」が始まってしばらくしてぱあっと
ステージに光。
この演出はなかなか秀逸だったね。
MCはたいしたことはしなくて、それより今のオザケン活動を集約したような
朗読がこの後何曲かのあいだに続く。
内容はとても真摯なまじめな内容。
だけど、それをライブの中に持ってくることは流れを削ぐことにもなってると思う。


俺が知らない曲とか(基本「LIFE」と超有名曲しか知らない)新曲もあって、
「ブギーバック」とか「ある光」なんかやったけど全曲歌わなくて、そういう
中途半端感もあり。
「ブギーバック」オザケンwith観客のラップ。
一番だけだったけど、相当多くの人がラップしてたのはびびった。
勿論俺も。
2番だってそらでいけるんだけどな。


中盤にまた新曲で「シッカショ節」日本人としてここに帰ってくるのはある意味必然。
それをオザワフォーマットでまとめてみた、というような曲でした。
でもソウルフラワーを筆頭に、こういう旧日本ルーツをうまく取り入れている
アーティストは先にいっぱいいるからな、オザワバージョンの拙さと声の弱さだけが
目立った感じ。


「ラブリー」は事前に一部の歌詞を替え歌で歌って欲しいって練習してて、
Life is coming back →感じたかった
cant you see the way it'a →完璧な絵に似た
ちょっと違ってるかもしれないけど、こんな感じで歌わせてた。
こういうところもそうだし、すべてにおいて昔のままではないというか、
歌に入るまで全然なんの曲がわからないし、歌は歌で相変わらずうまくないから
結構懐かしんでいる場合じゃなかったというのが本音。


アンコールの最後は「愛し愛されて生きるのさ」。
そだね、この曲で俺は鬱屈した気持ちを中和できていたのかもしれない。
もしかしたら、将来東京に出て、渋谷なんて街で生活するようなことがあったら
きっとオザワみたいに何も悩みなく軽やかに生きられるのかな、なんてさ。
カワイイ子猫ちゃんを連れてね。


世間で盛り上がっている程俺はオザケンには強い思いがなかったのかなあ、ってな
印象のライブでした。
良かったことは良かったよ、ライブ行けて幸運だったけど、やっぱりあれはあの頃じゃ
ないといけなくて、今まさに進行しつつあるアーティストオザワ健二と自分とは
求めていくものに乖離が大きい。
でもね、懐メロをあのままやられるよりは、今日のライブを俺は評価します。


門外漢の能書きはここまで。
後は、オザワラブの昔の子猫ちゃんたちに語ってもらいましょう。


セットリスト、ミクシから
【相模大野グリーンホール】
1.流れ星ビバップ
MC(というより朗読以降、同じ)
2.ぼくらが旅に出る理由
MC
3.天使たちのシーン
4.〔新曲〕苺が染まる
5.ローラースケート・パーク〜東京恋愛専科〜ローラースケート・パーク
ラブリーの歌詞の練習
MC
6.カローラ?にのって
7.痛快ウキウキ通り
8.天気読み
9.戦場のボーイズライフ
10.強い気持ち強い愛
11.今夜はブギー・バック(1番のみ)
MC
12.夢が夢なら
13.麝香
MC
14.〔新曲〕シッカショ節
メンバー紹介
15.さよならなんて云えないよ
16.ドアをノックするのは誰だ
17.ある光(最初だけ)
18.〔新曲〕時間軸を曲げて(←でいいんだよね?)
19.ラブリー
20.流れ星ビバップ
E1.いちょう並木のセレナーデ
E2.愛し愛されて生きるのさ