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Kill Your TV@WEST、ネスト、7thフロア

Kill Your T.V'09 NOW!
@渋谷O-WESTO-NEST7th Floor


Jインディーの気になるところを集めた3会場同時開催イベントに行ってみた。
迷った挙げ句最初はwestへ。
ロキノソな若者多めだな。
この段階じゃそんな混んでないのは有難い。


mudy on the 昨晩
2月にリザードで見て以来の昨晩さん。
脱退したギタリストの代わりに新ギタリストが入ってて、終始必死というか
固い動きで微笑ましい。
でもちゃんと演奏はOKでした。
凝り固まってぎこちない客層で、暴れてるのは2,3名という逆境ながら
ハイテンションで動き回る旧メンバーがいいすね。
ただ中指立てるのはやめた方がいいな、ガキっぽい。
あでもガキだからいいのか。
ラスト2曲目で俺の好きな「ZITTA」がきてピークに達しました。
短かったけどとても良かった。
残響系の絡みからもう少しインプロ系にシフトしてもらえると一層俺好みに
なるんだが、今後に期待だな。


終了と同時に7thに行こうと一回外に出てからエレベーターに並んだら7F行きが
来ず、後ろも一杯並びだしてきたので6F行きエレベータでネストへ。
そしたらおしてたのかLITEの最後だけ見れた。
昨晩さんと比べてみるとこっちの方が演奏がカッチリタイトだね。
昨晩さんのほうは逆にブレや勢いが面白みなんだけどさ。
後、やっぱここの客層は落ち着くわ。
LITE終わって上に行こうと思ったけど、エレベーターでしか行けないみたいで、
混んでたので諦め。
ネスト外でタバコ吸いながら上の階から漏れ聞こえるsgt.を聞いてた。
なんの曲かわかんなかったけど、タイトなリズムと伸びやかなヴァイオリン。
なるいタンのお顔を拝見できなかったのだけ残念だ。
なんだかんだでオープニング2バンド見れて音は3バンドとも聞けて良かったよ。


Qomolangma Tomato
g,b,dr,voの基本編成ロック。
voの声がいいね。
歌は巧くないけどアジがあるというか印象的。
歌詞は何言ってるかわからんが、それぐらいで俺はいいや。
迫力あるドラムが引っ張るリズムとスペーシーに振れるギター、voの弾け具合も
良かった。
音源だとふーん、だけどライブはなかなかいいと思ったよ。


で、彼らがMCで「裏で同い年のマスドレがやってる」ってなことを言っててハッと
気付いたんだが、MOTFDってのはマスドレだったのかっーーーあ。
これだけ全然知らないなあ、なんて思ってたら頭文字取ってたのね。
あんまりよく考えずにライブ行ってるからこういうことになる。
フジでのパフォーマンスの話しを知ってから見たいと思っていたんですよ。
まあ今日のところはかわりにチョモランマ見れたからいいとしよう。


Luminous Orange
g,b,drを真ん中に、両サイドに女性2人いてそれぞれギターとvo担当。
少しシューゲ入った感じは好きだし、音源よりは血の通ったライブ感があった。
ただやっぱお洒落音楽というか、服屋のBGMみたいな聞いても聞かなくてもいい
というような体温のなさ加減にどう対応していいかわからなくて2曲で退散。


一つ上の階に上がるのにエレベータという時点でやなんだがロステージ見に
westまで行くとまた下でエレベータ待つことになるし、その方が待ちそうなので
初の7thフロアへ行ってみる。


日暮愛葉
パーカス的なドラムとアコギを従えて気だる系ショートカット女性が歌う。
ハコの雰囲気には合ってたね。
ソファーとか椅子に座って酒飲みつつ聞くような。
ビールや日本酒じゃなくカクテルとかね。
セブンスはいい感じのスペースでした。
ただなあ、入り口がエレベータ一つだけというのが嫌過ぎるな。
知ってたような知らなかったような話しだけど、この人シーガルスクリーミング〜の
人なのね。
しかも、若手なのかと思いきやキャリア10年以上のベテランなのね。
後、ヒグレさんだと思ってたらヒグラシさんでした。


・Shibaraku-yoshino
ミドリの別バージョン、なわけで、これが予想を大きく上回ってとても良かった。
ミドリは野音でライブするようにまでなってしまって、そういうとこには子供さんが
多いようで、俺はこんなぶち切れた音楽聞いてるんだぜ、みたいなさ。
セッ○ス!セッ○ス!叫んで楽しかった、みたいなさ。
対バンとかだと、相手ファンのやつひいてたなハハ、みたいなさ。
音楽としては好きなんだけど、そいうファンに冷める。
そのアンチテーゼなのかどうか知らないけど、30分即興一本勝負。
まりこも自然体というか、自然に不思議ちゃんなんだけど、ミドリの時みたいな
襲いかかってくるような怖い感じじゃなかった。
ちなみにセーラー服ではなくて(最近はミドリもセーラーじゃないの?)、
裾がちょっと余っちゃったみたいな感じで緑のセーターみたいな服着て、
赤だったかオレンジだったかピンクだったかのマフラーしてた。
もうちょっと可愛かった気がしたんだけど、なんか猿っぽいな、いや可愛いけどさ。
で、演奏ですが。
まず客に3つテーマを挙げさせて、それが「9月」「地元」「渋谷」。
客センスねぇー、俺も大したのは思いつかんが。
まあそういうの盛り込みつつ、まりこが喋るような感じだったりたまーに叫んだり、
適当な歌詞歌ったり、後はいろいろ歌ってたが忘れた。
人様ブログによると、アニメソングとかギザギザハートの子守唄とかカノンとか
クリスマスソングなど歌ってた、らしい、うん確かにそんな気がする。
後は途中で運命とか第9とかもやってたな。
ピアノの人はとてもキレイな音を出すね。
中盤で「9月、のお題使うの忘れてたぁぁぁぁーっ!!」つって、どうしようか、
ってなって、ドラムの人がアースウィンドファイアの「Septempber」はどう、ってな
こと言って歌いだしたらまりこも適当に歌い始めたり。
とにかくメンバーも楽しそう(ウッドベースの人はたまにスゴイ顔して弾いてるけど)で
いろいろ自由でこっちもすっげ楽しかった。
この編成だったらイキガリタイお子さん連中も来ないだろうからまたやるなら
是非見に行きたい。
最後はまりこが「しばらくよしので〜したっ!」って挨拶、カワユス〜〜〜。
禿げ萌えて死んだ、ハゲてないけど。
全然関係ないけど洋楽版にたまに出てくる、モーヒ゛ーのハケ゛シ゛ャナイヨ、がスキだ。


その後メインの兄弟姉妹娘まで転換時間があって、小谷さんも見たかったけど、
また7th行くのやだな〜、と思ってちょっとだけでもいいからソカバン行こうと階段で
一旦外へ。
知らなかったんだけど、ネストの外の階段からwestの入り口の横に出れるのね。
でwestの入り口のところで「ありがとう、曽我部恵一バンドでした。」って声が
聞こえて、うわ〜終わってもた〜、と思ったが、アンコールやる筈だ、と思って
帰り始める客の流れに逆走しつつ2階へ。
そしたらやってくれたよ。


曽我部恵一BAND
去年の5月のとぶ音楽祭以来かな〜。
いつでも見れると思うとずっと見れないという法則がソカバンにも働いてて、
今回もスルー予定だった。
本編だけで帰ったのかしらんけどwest結構空いてる。真ん中あたりでも
ぽっかり空いてるスペースあるしな。
もっとすっごい人気あるイメージなんだけど、そこまででも無いのかね。
お陰で中央ぐらいで見れた。
アンコールは期待したとおり「STARS」。
はちきれそうな笑顔と飛び散る汗、暑苦しくてエネルギッシュな演奏に、
一気に楽しい気分になる。
この人は本当に最高だね。
なんの迷いもない真っ直ぐな陽性ロック。
歌詞良くしらないけど、曽我部さんが先導してくれる部分以外は適当に歌った。
いつも「適当でいいよ」って言ってくれるからそれでいいんだと思う。
数は少なくても残った客はみんな笑顔で手を挙げてアンコール終了。
で、期待はしてたけど2度目アンコール。
マイク無しでやる、って言ってフロア真ん中に降りてきてギター一本で
「Mellow Mind」。
3人のメンバーはコーラスだけ。
なんでもいいがドラムの人はモーターヘッドのTシャツでしたな。
周りを客が取り囲んでメロウマインドを一緒に歌ってほんとに終了でした。
いやあもう2曲だけでも見て良かった。
絶対また見よう、というかちゃんとワンマンのライブ行こう。
曽我部さん大好きだー!
この人の「ありがとう」「また会おう」の一言はまっすぐに心に飛び込んでくるね。


で、なんとなく微妙な予感がしたのでこのまま帰っても良かったんだけど、
エレベータも空いてたし一応見ようかということで再度ネストへ。
煙草一服吸う間だけ外で既に始まってるメインの音を聞いてたら、ルミナスの
voの女の子がやってきて、知り合いと話してた。
「曽我部さん初めて見たけど、すごい良かった〜。」っと言うんだが、知り合い達は
見てなかったようで要領を得ない応えで、俺が話そうかと思ったぜ。
まあ多分ルミナス好きな人はオシャレマンだろうから、ああいう暑苦しくてベタな
青春ロックをハナから遠ざけるような感じはする。
しかしなあ、その大元のバンドメンバーがソカバンを見に行った、しかも良かった
というのがちょっと、いや相当意外でした。
あれをいいと思うなら、もう少し自分のバンドにもそういうアツさみたいなのを
入れようとは思わないのだろうか。
思わないんだろうなあ、別物だもんね。


・brother's sister's daughter
(MIKE WATT / Jim O'rourke / あらきゆうこ / Shimmy)
で、一服してからフロア入ったら、そこそこの入りでした。
でもな、予感の通りなんだか要領を得ない音楽というか、盛り上がるでもなく
演奏に聞き入るでもなく、つかみどころがなくて、もうだいぶ酔っていたこともあって
しばらく聞いてから退散しました。
好きな人は好きなようで盛り上がったみたいだがね、俺にはわからん。
ルミナスといい、まだまだ俺にはわからない音楽が多い。
修行が足りないようです。
後、ジムオルークが居たのは気付かなかった。
あらきさんは初めてみた。
結構良いお歳なんですな、俺より一個上か。


そんな感じで予定より早めに終了。
こういうイベント組んで、魅力的なメンツをたくさん集めてくれるのはありがたい。
どんなものか見てみたい、レベルのバンドはこういう機会じゃないとなかなか
見ないからね。
一方で、1アーティスト辺りの演奏時間は短いし、結局被ったものは諦めるか、
中途半端に一部だけ見るとかしないといけないし、良し悪しだなあとも思った。
特にネスト、west、7thは移動がとても面倒。
距離的にはすんごい近いのに、エレベータがボトルネックになってしまって、
こういうイベントに向いてるとは言えない。
結局好きだったり気になってる3バンドぐらいのライブが一番いいのかもね。


で、最後まで謎なんですが、Kill Your TVって一体なんなんだ。
ツアーとかの意味もようわからんが、調べる気はないや、いいやどうでも。