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日フィル@サントリーホール

日本フィルハーモニー交響楽団 第733回東京定期演奏会<秋季>
@赤坂サントリーホール 大ホール


・日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:山田和樹[正指揮者]


プログラム
1.ショーソン交響曲 変ロ長調 op.20
休憩
2.水野修孝:交響曲第4番


1/3ぐらいの入り、正指揮者登場でもマイナープログラムだとこんなもんか。
それともこのご時世の影響か。
久しぶりに見る山田カズキ、コンサートマスターは扇谷、その横に田野倉の布陣。


まずはショーソン交響曲から。
ハープ2台を含むかなりの大編成。
優雅、エレガントな楽曲、山田カズキの締めの動きはゆっくりと第3楽章で終わりでした。


休憩後、水野シュウコウの交響曲4番。
ロック風ドラムにエレキのベースがオケに参加。
さらに木琴2台、グランドピアノ、でかいドラム、あと金モノとか。
最初はちょっと不協和音的な音や、一楽章終盤に鐘の音など入りつつ基本はクラシックな演奏。
3楽章、自然にピアノが入ってきてポップスのように軽くてキャッチーなメロディ展開。
これがまたいいメロディ、うっとりと陶酔するかなのような山田カズキのコンダクト。
しかしソロポイントや締めるところは機敏にピシッときめる。
この人の指揮はポイントとなるパートに丁寧に指示を出して
それを引っ張りだしてくるようなイメージがある、そんな動き。
そしてどんなものかと期待してた4楽章、最初からドラムリズム隊がジャズ的なうねりを
出しつつ途中完全なダンスリズムの展開へ。
これ身体動いちゃうだろというぐらい。
山田カズキは気持ちよさそうに指揮しながら半分踊っているみたい。
最後弦楽の強奏から鐘が何度か打ち鳴らされてゆったり余韻をもって終了。
いや面白かったです。
拍手の中1階席中央後方を拍手しながら示すマエストロ。
その先にはおじいさんが立っている、御歳87歳、作曲者の水野さんです。
素晴らしい、それもみれて良かった。
しっかり4回のカーテンコール、バス以外が捌けたあとにまたカズキ再登場で終演。
がらがらだったけど規制退場にしたがって待って帰りました。
大変に満足感。
ただ、ヒップホップと、合唱の部分は演奏中にわからなかった。
あとドラムの人とかが良く見えず、やはり1階席じゃなくて2階がいいと思いました。