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FRF2021 一日目@苗場スキー場

FUJI ROCK FESTIVAL 2021 一日目
@苗場スキー場


あんま寝れなくて腹も減ってなかったんだけど、一応朝はホテルのバイキング。
フジの客だけじゃない感じで、そこそこたくさん人がいて
ちょっと感染対策的には怖いなという気もあり。
それもあってほんとに軽くさらっと食べて今回もタクシーで苗プリへ。
苗場についても天気良さげ、やっと待ちに待ったフジが始まる。
15時から苗プリチェックイン可能、はわかってるんだけど、どうせ部屋空いてんだろって
思ってて一応受付に今日から3泊なんですけどいつから入れますか、と聞いてみた。
そのまま15時でした。
仕方なくホテルのでかいロッカーに荷物を締まってから会場へ。
好天、晴天、ちょっとというよりだいぶ暑いけど、2年振りのフジの幕開けに相応しい。
検温チェックゲートを超えるとその先に入場ゲートがあって、入場待ち待機列あり。
そこに並ぶ必要はないよな、って思って、列から外れたベンチで待つ。
そして9時、開場。
人がまばらになってから俺も入場。
いろんな思いが一杯になる、重いゲートをくぐる一歩。
今回も写真なんか撮らない、今まで撮ったこともない、何気なく素通りのように
ゲートをくぐりながら万感の思いだった。


今年の最初、今までやってみたいと思ってなかなかできなかったいきなり天国コース。
レッドの横から坂を上ってゴンドラへ。
2人前を歩いてるフジロッカーが居て、俺はその後から乗り場へ登っていく。
1人はトイレかどっかへ、もう一人の次のゴンドラにひとりで乗り込む。
久しぶりだったけどこんな時間かかるもんだったのかという気持ち。
まだ上から帰ってくる人もいないしほんとに景色だけ眺めてぼけーっと。
でもいい景色だな、途中渓流の間近まで降りたりするとことか、すげーキレイな。
で30分弱、ようやく到着、天上もこの上ない晴天、ステージからリハのテクノ音が聞こえる。
ステージに来ている客は俺いれて4人、相当気合の入ったフジロッカー、当然1人行動組。
大きく手を伸ばして空に向かって顔を上げて大きく息を吸い込んで、ああー幸せ。
音に乗りながらステージ前へ。
ドリンク販売所があってオーガニックコーラを購入。
ここにウィスキーとか混ぜればうまいよね。


TARZAN @day dreaming
特に開会あいさつとかそんな大それた感じはなくなんとなくライブ開始。
天上らしくて良いのでは。
だんだん増えてくる客がチルアンビエントな音に身をゆだねて過ごす感じ最高。
思った以上にとっても良かった、ここでは無理に踊らなくていいやって感じ。
座ってできれば少し睡眠不足を解消したかったのもあって売店でまたコーラを買って
風と音の入る椅子でしばし休憩。
2年振りに始まったフジの穏やかな開始、ほんとに最高だった。


ゆっくりしていたいという気持ちと、いつまでもだらだらしてないでちゃんと
フジを楽しみに行かなきゃっていう気持ちが交錯して、11時半ぐらいだったかな、
それぐらいには下りのゴンドラへ。
いつも思うけど帰りのゴンドラは短い、時間は一緒のはずなのに体感が全然違う。
ちょうど昼ぐらいだったのでオアシスで苗プリカレー1000円、安定の味。
フジの食事全部これでいいぐらい。
ちなみに今回苗プリの朝食バイキングは感染対策でなし、その代わり宿泊者1日1食あたり
1000円分の金券が苗プリの宿泊コースについてきます。
3人部屋を3日間1人で泊まると食券が9枚、つまり1日3食3日すべてそれで補える計算。
実際ほんとにそれで過ごした感じ(初日の朝ホテルは別だけど)。
そしてオアシスの売店は苗場食堂を除いてほぼ待ちなしの状態でした。


yonige @green
グリーンでよにげ。
彼女達も出演にあたっての心情を事前に表明していましたが、結局そういったことを
ステージでは何も言わずたんたんとしたライブ。
いい音もあるけど、俺的には面白味があまり感じられず。


・DYGL @white
事前予習でまあまあ良かったので、ヨニゲを終盤抜けてホワイトへ。
コロナ禍で開催を非難する声の中、出演に際して苦しい想いをして出ているというMC。
「音楽を演奏することで誰かを救うことになればいいと思って演奏します」
ラスト曲の長いフィードバックが良かった。
最後に深い礼。
つまんない曲もあるし話長いし考えの未熟もあるがとても好感は持った。


くるり @green
グリーンに戻ってくると大将の挨拶中。
今年亡くなった2人の同志、友人の話をしていた。
久しぶりにまともにみるくるりだけど、わからん曲が多かった。
3曲目は謎プログレインスト、その次は謎ジャズヒップホップみたいな。
「ばらの花」をやってくれたのは良かった。
あと旅に出る理由が100個ある曲、何気に初めて観たかも。
ドラムは最近よく見る石若シュンだそうで。
最後ぬったりした曲で終了。
在宅配信勢の評価は良かったみたいですが俺にはいまいちなライブでした。


このタイミングで会場を出て酒の買い出し、というかビール飲みたいんじゃ。
なので、今夜分も含めて買い込み苗プリでちょっと休憩と一杯。
ただやっぱりリトクリは観たいなって思って急いでヘヴンへ向かう。


・SiM @green
ヘヴンへ向かう途中グリーンを横切る間だけ観たというか素通りというかチラ見。
なんつうか、想像通りというか、もうちょっと苦手だった。


LITTLE CREATURES @heaven
1曲始まっちゃってたけど、遅れてヘヴン到着。
まだ明るいうちに今年の初ヘヴンに来れて良かった。
地味な楽曲ではあるんだけど、次第に観衆の心を掴んでいくような気持ちいいライブ。
最前にいたガイジンさんがやたらにノリノリで面白かったな。
あと間奏が最高、ずっと間奏でもいいぐらい。
ヘヴンの客の数としてはガラガラっていうぐらいだが、次第に熱が高まっていくのを
メンバーも感じたようで嬉しそうに演奏していた。
新曲から、終盤は「モスキート」、「ハウスオブピアノ」の代表曲連発で終了。
マジで最高だった。
フジでこれを観れたのはほんとに幸せ。


ここでオレンジにてナムチャイのカオソイ900円を購入、おいしくないのではないかこれは。
そしてアヴァロンの何屋か忘れたけど、炭酸水のペットボトルと紙コップ一杯に
氷を入れて売ってる店でそのセットを購入。
俺の前の2人組男女が氷入りコップ4個と炭酸水ペット2本買っていったけど、
それは何をするんだ、問い詰めたい、絶対おかしいだろ。
なんか割って飲むんちゃうんか!
って、俺も同じセットを買ってるわけでどうみてもおかしいよなって思いながら。
もちろんウィスキーを割ったりとかそんなことではないですその筈。
ヘヴンの最後方、通路のさらに後方座ってもいい所があって、そこでウィスキーの
炭酸割りをちびりちびり、できたら最高だろうな。


・Tempalay @heaven
そんな状態でのテンパレー、引き続きのヘヴンはさっきと違って結構な入り。
つっても後方は全然まばらですが。
最後方で気が向いたら立って好きなように踊って気持ちいい。
若干MCで余計なことを言っちゃってたけどまあこの雰囲気がすべてを溶かす。
暗くなったヘヴンに代表曲の甘く切ないメロディ、マスクの下で声を出しても
最後方は周りかなり間空けられるので問題ない。
そもそも今年のヘブン、出店がなく全体にとても暗い、その後方の暗いところで
誰の目も気にせずにただ音楽に身を任せる気持ちよさ。
結果とても最高でした。


その後はアヴァロンで魚介淡麗ラーメン+味玉で980。
屋台ラーメンにしてはおいしくいただきました。


坂本慎太郎
っていうので食い過ぎちゃったのと、炭酸水飲み過ぎて酔ってしまったのとで
とっても楽しみにしていた慎太郎のライブは眠かった。
ステージと山に怪しい光の装飾が映る独特な世界観をさらに深化させたような雰囲気。
とても素晴らしいんだが、逆にそれが眠気を誘うような。
何度か立ち寝でぐらぐら、とても残念なことに楽しみきれず。


これで初日は終了。
帰りは渋滞、グリーンホワイトヘヴンがほぼ同じぐらいに終わるのでここが一番密。
喋ってる奴らも少しはいるし、危険だなと思った瞬間だった。
しかもオアシスやレッドは入場規制とか言っててとても行く気になれず。
まあビールも飲みたいのでさっと苗プリへ。


その後、部屋で風呂に入って酒。
結構酔っぱらって寝た気がする。
フジはやっぱり最高、2年振りに心を解放できた気がした。