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MDTフェス@日比谷野音

ROVO presents MDT Festival Limited 2021
@日比谷野外大音楽堂


席指定、キャパ半分、対バンは単独で通常時の野音をソールドさせられるキセル
それなのに前売りは履けず。
後方座席はがらっと空いて人が少ないのは、酒飲めないとかみんなでわいわいできないとか
そういうこともあるだろうし、純粋にこの客層でもまだ感染症不安があるということか。
先着のチケットを早めに取ったこともあり座席はB列の先頭ほぼ真ん中の好位置。
こんなとこから野音でロボを見るのは第1回以来かも、なんて思いつつ。


キセル
兄弟の更に端にサポート2人が付く4人スタイル。
お兄ちゃんは途中ドラムを叩きつつ歌う自称CCBスタイル。
最近はこういう編成でやっているらしい。
途中、mmmという女性がゲスト追加、フルートとヴォーカルの担当。
最終的にはまた2人での演奏に戻って終了でした。
降りそうで降らない涼しい野音の夕方、堪能させるキセル
「ベガ」を久しぶりに聞けて良かった。


ROVO
転換時に雨が来たんだがすぐにやんで、結局今年の野音もロボのライブで雨は降らず。
昨日からの雨予報、さすがに今回はみんな雨装備も万全だったが、
ちょっとここまで奇跡的に降らないとほんと神がかってるって思っちゃう。
ライブは想定通りの「シノリゾメ」開始。
先週の京都メトロは殆ど着席だったという話だったけど、俺は勿論最初から立つし
野音野音らしくみんな立ち上がって踊る、揺れる、自由になる。
で、やっぱ最近の流れで行くんだろうな、って思ったところへ「Horeses」のイントロ。
ちょっと意外だったしなんかロボを観に行き始めた頃を思い出せたな。
からの「バール」、これ好き。
ツインドラムのダカダカダカダカ、何度も繰り返して、曲が落ち着いたと
思ったところからまた盛り返してっていう躍動。
そこに正に酔いしれていたところに、携帯のバイブ。
誰だよ、って思ったがほっといたらすぐ再度のコール、仕方なく見ると
最悪、お客さんからの緊急コールでした。
一応終盤だったので曲が終わるのを待って後方へ、野音の出口の方へ。
そこに流れ出すゆったりしたイントロ、これは「シスコ」だ!!
「マジかよ!クソ!」おもっきり罵声吐いた、この最高の瞬間に仕事かよ。
でもしょうがない、演奏がうるさくて仕事の電話ができないからと言っても
外には出さない決まりだから一辺倒の使えない言いなり人間共に絶望しつつ
しょうがないのでトイレにこもって電話対応。
一通り済んだところでドラムセッションが終わり、「AXETO」になってました。
追加コールがあるかもしれないので後は後方で。
暗くなった野音にもっさんソロギターからの「アルカ」。
ああ、素晴らしいな。
やっぱり最後方から見下ろすMDTが俺の景色だと思った。
残念ながら盛大に水を差されてしまったけどそれもまた思い出。
そんな宇宙の日もある。
一応声は出しちゃいけない野音に、歓声がいくつか。
勝井さんが力強く言葉を述べる。
そこに上手の中ほどから大きな強い声で「ありがとう!」が飛ぶ。
そこに込められた万感の想いは俺も同じだ。
ふとそっちに顔をやった勝井さんも力強く「おお、ありがとう」と返す。
印象に残る一幕でした。
アンコールは「サイ」かな、って思っていたところ、なんと意外にも「シノダブ」。
ここで沸かせる方向へ行くかという驚き。
お陰で少し仕事の気分も晴れて良かった。


セトリ
1.シノリゾメ
2.Horses
3.BAAL
4.シスコ
5.ドラムセッション
6.AXETO
7.ARCA
E1.シノダブ


後半は後方座席は自由になってたけど、特にそれが悪いこととも思わない。
実際感染症対策はできることを各自で考えてやるしかないわけだし。
そういう本来ここにいる人達が持っている自由さも含めて、やっぱりこの場は
何にも変えがたいものだなと思いました。
勝井さん、本当にありがとう。