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タンホイザー@東京文化会館

二期会創立70周年記念公演》東京二期会オペラ劇場
2021都民芸術フェスティバル 参加公演 タンホイザー〈新制作〉
@上野 東京文化会館 大ホール


前夜が夜勤で昼には帰ったものの寝たのは2,3時間の仮眠レベル。
これで4時間も耐えられるかな、まあ寝てもいいかぐらいの気持ちで上野へ。
入りとしては半分以下だったと思う。


東京二期会オペラ劇場
オーケストラはステージ下部分、外国人の指揮者が会場に向けて
アピールをして序曲の演奏開始。
既にここであーワーグナーだなー、すごいなあという気持ち。
ステージで第一幕が上がり、タンホイザーが禁断の夢の国から脱出するまでの
くそ長い女神とのやりとり。
正直アホかというような大仰なやりとりを豪壮な音楽にのせて延々1時間。
これでもうだいぶ疲れましたが逆に寝てられないっていう過剰表現。
25分の休憩だったかな、仕事のメールなど来ていて対応してると結構すぐに
時間たっちゃって、2幕開始。
あらすじはどこにでもあるので省略するがここは話としてはなかなか
見どころあって面白かった。
で、また休憩後最後の3幕、さらっと終わってくれりゃいいものを
舞台上絶望の淵のエリザベートさんものすごい迫真の演技。
しかもソプラノで歌い上げるのだ、これがオペラだすげえぞ。
最後は天井から出てきた謎の輪っかの連なりにタンホイザーが昇っていく
その上からは死んだエリザベートがああああああ。
感動的な演奏と共に終了、こりゃあどうしたってブラボーだろと思った。
そもそもオペラって過剰な表現だけど、いままで見てきた中でも
桁違いな演出効果、出演者の数。
力づくで感動せえやこらーって徹夜で弱った俺の首根っこをつかんで
目の前で叫ばれたような感じ、はい、参りましたすごいっす。
そんなわけで結局一睡もしなかったし、大変お腹いっぱい状態で
文化会館を出ました。


でね、都芸フェスの一環なので都のお金が出ているとは言え、
この入りでどこまでペイできているのか、他人事ならず心配。
寄付のお願いとかいろいろ出てましたがなんとか力になりたいもの。
あと今度夏に去年から延期になったマイスタージンガーをやるらしいので
ちょっと高いけど行こうかなと思ってきました。
やっぱワーグナーいい。
そしてナチスとの関係性について考える。