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日フィル@杉並公会堂

日本フィルはここにいる!コンサート
@荻窪 杉並公会堂 大ホール


厳しい運営資金難にさらされるクラシック音楽界。
日フィルでさえ厳しいんじゃ他はもっと大変かもしれんが、
俺が支えられる、支えたいと思うのはやはりここなので
今年はサポーターズ以外の特別寄付を確かしたと思う。
そのお礼を兼ねての招待、だったのかな、よく覚えてないや。
とにかく妻の分も招待してもらえるので軽い気持ちで行ってみた。


・日本フィルハーモニー交響楽団


プログラム
1.メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 op.20 1楽章、4楽章
ヴァイオリン:佐藤駿一郎、竹内弦、竹歳夏鈴、岡田紗弓
ヴィオラ:小中澤基道、中川裕美子
チェロ:石崎美雨、横山桂


2.イベール木管五重奏のための3つの小品
3.ミヨー:組曲《ルネ王の暖炉》 op.205
E1.?
フルート:難波薫
オーボエ:杉原由希子
クラリネット:照沼夢輝
ファゴット:鈴木一志
ホルン:丸山勉


休憩~メッセージ紹介


4.バッハ:ブランデンブルク協奏曲 第5番 BWV1050
E2.G線上のアリア
ヴァイオリン:千葉清加
フルート:遠藤剛史
チェンバロ:永野光太郎
ヴァイオリン:竹内弦、竹歳夏鈴
ヴィオラ:中川裕美子、小中澤基道
チェロ:横山桂
コントラバス:山口雅之


E3.クリスマスメドレー


最初の八重奏は食べた直後でお腹一杯だったのもあって眠ーく。
次の5重奏、木管五重奏っていう話だけど、ホルンってどう見ても金管よね。
いつもオーボエを回すのが気になる杉原さんも参加、
こちらも前半はうつらうつらと気持ちよく、
2演目やってこちらのグループはアンコールもあり。


休憩後支援者の質問やお便りに団員が応えるという謎のコーナーがあってから後半の楽曲へ。
ここにはまだ若い女性ながらコンマスも担当されたりする千葉さん、一人だけドレス姿で登場です。
珍しい、チェンバロ入り、音は小さいけど響きがいいね、ザ・バッハみたいな。
ブランデンブルク協奏曲、って言われるとふーんって感じなんだけど、
始まったら知ってるメロディばっか、有名曲の宝庫なんだな。
こちらがとても良くて寝てる暇がなかったです。
そしてプログラムにない「G線上のアリア」へ。
これがぞくぞくするぐらいに素晴らしい美しかった。
誰でも知ってる超有名曲だけど、なかなか生でこうやって演奏を観たことなかったかも。
ここでも小さく響くチェンバロの効果てきめん、いや感動した。
ドレスのせいもあるかもしれんが、千葉さんのヴァイオリン演奏は表現力というか
雄弁な感じがしましたね。
夏鈴さんはかわゆいけど千葉さんの表現には追い付いてないような。


この後先に出ていた団員も登場してラストにクリスマスメドレー。
クラリネットの若い男性、途中いいとこで音をはずして、隣のファゴットおじさんが
ズッコケパフォーマンスでした。
なんだよ楽しいじゃねえかよ。
この2人最後出ていく時にお互いに譲り合ったりして面白いコンビになってた。
声を出してはいけないフロアで一部スタンディングオベーションとなっていたり。
サポーターばかりの客層でリラックスした団員、熱いファンばかりの客席、
少人数での音のひびきや演奏者のパフォーマンスが良く見えること、
あとは珍しいチェンバロとバッハの神の曲、ということでとても良い会でした。
無料招待申し訳ないぐらい(サポーター代、寄付代いろいろ払ってるけど)。