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日フィル@サントリーホール

日本フィルハーモニー交響楽団 特別演奏会
@赤坂サントリーホール 大ホール


・日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:小林研一郎[桂冠名誉指揮者]
コンサートマスター木野雅之
クラリネット:伊藤寛隆
フルート:真鍋恵子
ハープ:松井久子
オーボエ:杉原由季子


プログラム
1.モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136
2.モーツァルトクラリネット協奏曲 イ長調 K.622 第2楽章
3.モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299 第2楽章
4.モーツァルトオーボエ協奏曲 ハ長調 K.314 第1楽章
休憩
5.モーツァルト交響曲第40番 ト短調 K.550
E1.アイルランド民謡 : ダニー・ボーイ


久々コバケンさん、マスクですが変わらず颯爽と登場。
肘タッチで楽団員と交歓を交わします。
今日のコンマスは木野さん、横に田野倉がいるというスーパー布陣ですね。
ディヴェルティメント開始、すばらしいね、これモーツァルト16才の曲だそうで。
ハープ&フルート曲は静かに美しく、どれも演奏の後のカーテンコールの拍手で
再登場してコバケンさんと軽くトークという流れでした。
オーボエ奏者はいつもオケの中でも楽器の吹き先をくるくる回して目立ってる
多分あの人ではないかと思います。
若く見えるけど20代半ばぐらいでしょうか、7年前にこの曲の全楽章演奏を
コバケンさんとやってるっていうのでその時学生だとしてもそれくらいではないかと。
曲は素晴らしいです、駆け上がり下り巡るような音の連なり。
コバケンさんが後のトークでこれも絶賛されてましたが、確かに情熱のこもった
演奏と言われればそうかも。
どうしても大き目のアクションに気がとられちゃうんだけどね、俺は。
あとそう、モーツァルト曲ってほんと曲が始まってすぐにつかまれる感じある。
そして自然に沸き出るような華やかな曲の展開、これが天才ですね。
そんな感じで一部しっかり1時間。
2部は交響曲40番。
これがまたさすが、あらためてやっぱりとてもいいな、という。
1~4楽章どこもいいよね。
昔はあんまりモーツァルトいいと思ってなかったんだけど、歳とって捉え方が
変わってきたような気がする。
アンコールは日フィルではよくやってるというアイルランド民謡。
弦楽だけなのでバックの管打楽器隊ヒマですが美しく染み入るような楽曲と演奏。
最後は新しい演奏会形式で楽団員とコバケンさんが一斉にお辞儀をして終了し、
全ての楽団員がステージを去るまで客席から拍手を送るという流れでした。