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DC/PRG@Blaze

DC/PRG 20YEARS HOLY ALTER WAR – MIRROR BALLISM
@新宿BLAZE


・DC/PRG
ギリギリの到着、トイレ行ってる間に定刻開演時間、急いでフロアに入ったが
既にステージにメンバーは出ていてなるよしの20周年与太話。
また北がミサイル撃って祝砲だって話、ほんとそれ好きだね笑
11は素数だから11周年がいい、の話にフロアから拍手で、
「これでこんなに受けると思わなかった」、これは確かに客が素直過ぎ。
「暴動の準備はできているか?」とどっかのロック系アイドルみたいな煽りをして、
一通りメンバー紹介してから演奏開始。
注目の最初の曲は、「構造Ⅰ」。
今日はトランペット類家くん久々見るような。
大村も楽しそうにギターソロとか、あまりメタルぽくはなくなってたような気がする。
笑顔も増えたし慣れたのかな。
小田ちゃんは途中まで服を前から見てて普通のトレーナーと思っていたら、
なんと後ろはスケスケのエロ仕様でした。
細身の身体が似合ってセクシー。
で、次はアルバムアメリカからの曲、そして「プレイメイト」、歓声があがります。
これが終わって3曲、だいたい一時間経過。
からの、「ジャングルクルーズ」途中転調したのかと思ったが、それも1曲なのね、
2曲で30分か、で、ゆっくりテンポで始まる「キャッチ22」へ。
中盤からテンポあげていくがなかなか盛り上がりという意味では微妙な感じ。
逆にこれはこれで面白いというか、聴いちゃう「キャッチ22」。
これでなんだかんだ30分ぐらいやったのでは、このしつこさがまたいいんだ。
丁度時間的にも中抜けする客も増えた時間だが俺的にはこれがあってこそっていうか
納得感あるライブの基盤となるような時間だったと思います。
でまた知らない曲かな、って思うイントロ的演奏からわーっと歓声が上がって
それから気付いたのは「サークルライン」。
中盤に大儀見さんとバックの2ドラムの長いリズム強めのセッションコーナー。
今日のなるよしはときどき小さいトンカチみたいので缶みたいのを叩いて
音出してたんだけどここでもそのリズムセッションにカンカンで参加、うざー。
ここは特にリズムの気が散るからマジでやめてと思いました。
こういう流れで来たらあるだろうと思ってはいたけど、リズム隊以外のメンバーが
ステージに戻ってきてから「ハードコアピース」へ。
次第にフロアのボルテージも上がる。
多分今日一番沸いてたと思う。
俺はもう嬉しすぎて飛び跳ねましたよ。
坪口さんのショルキーも炸裂、なるよしの背中に鍵盤当てて音出したりしてた。
喝采の中、坪口&小田の鍵盤コンビがキツネの被り物でダンスという次の曲。
ツインでキーボードメイン、ガツンとバック音が入って歓声上がって新しめの曲かと
思ったら「ヘイジョー」でした。
なんか電子連続音の連打がメインメロディラインのリズムとずれる作りだったり
難しい内容で、盛り上がってはいたけど昔恵比寿リキッドで躍り狂った時のような
感じではなかった。
いやこれはこれで面白くて良いのだけどね、最後は大団円という感じで終われるし。
今日ライブに来てたらしいドスモノスそうしっとによると17/16でとかなんとか。
電子音連打が17/16で、メインメロディが16/16拍子ってことだろうか。
2144に本編が終了、当然、当然「ミラーボールズ」待ちのアンコール。
ステージに戻ってきたなるよしはタヌキの尻尾付き帽子の代わりに頭に
タオル巻いて登場。
気分良くMCに入るところ、フロアの女から「昔の方が煽ってた!」っていう謎の掛け声。
そういや初めてデートコース見た今は無き新宿リキッドでのライブでもアンコールの
なるよしMCで「曲!曲!」と演奏をせまった女ファンが居て当時のなるよしはぶちぎれ。
「人が気持ちよく喋ってんのに、曲!曲!、ってあのブスぶっ殺してやろうかと思った」
っていう状態だったのですが、今はさすがに大人になりましたね。
完全にその声をいなして丸め返す対応、面白いしさすが。
つっかその女昔ぶちぎれられた女じゃないのかもしかして。
それから昔話へ、恵比寿ミルクの救急車の話は100回聞いた、が救急車代をなるよしが
払ってたのは初めて聞いた。
そして一回活動休止してからの復活話。
ハメられて一回きりの復活ライブが楽しくて今に至る。
一回くらいいいかなって、流される軽い女みたいになっちゃって、でフロアはウケたが
ステージの小田ちゃんは表情変えず。
その後の下ネタも場内的にはバカ受けだったが小田ちゃんは変わらず。
それはそれとして、一つ目言いたかったのは「ハメられるのを恐れるな」。
そしてユニバーサルに甘いラップDJを進められた話、でも俺たちはウェルダンだから
甘いDJでオシャレにミラーボールズとかやらねえ、ガツンとしたラッパー連れてくる
っつったらユニバーサルは居なくなっちゃったらしい。
アルバム3枚契約なんて話もあったけど、あの時その誘いにのらなくて良かった、
もう一つ言いたいのは「自分の神にそむくな」ってこと。
多分さっき丸め込まれたフロアの女から「くやしーけどかっけーな!」の声。
それをまたうまく丸めて笑いにしちゃうなるよし最後までさすが。
でも確かにかっけーよ、俺も女だったらそう叫んじゃってたかも。
そして自分の選んできたラッパーをステージに呼び込むなるよし。
4人、3人はハーフっぽい風貌だけど日本人、一筋縄ではいかない感じ。
やる曲は、決まってんだろ甘くないラップ入りの「ミラーボールズ」だ。
2019新宿ブレイズバージョン、マジかっけーっす、鳥肌立つ。
最初にラッパーのでかい身体の女性からフロウはじまったんだけど、そのふてぶてしい
表情とミラーボールズのマリアージュに卒倒するかと思うぐらいにしびれた。
これを集めてきちゃうのが天才きくちなるよし、さすがです。
なんつうか誇らし気にラップする他の3人に交じってなるよしも下手ラップを
細い腕で頑張ってイキリながら「ストレングス!」とか吠えてんの。
そういうお前はいいよだっせーなってのまで含めてなんて最高な空間。
2010年代の最後、ミラーボールズはハードな日本語ラップを迎えてこんな楽曲に進化した。
その最終系をこの夜みれた。
その奇跡の現場の立会人となれたことを誇りに思う。
天才、きくちなるよし、そしてやはりデートコースは最高。


セトリ
1.構造1
2.フランツカフカアメリ
3.ハノイ
4.ジャングルクルーズ
5.ロナルドレーガン
6.キャッチ22
7.サークルライン~ハードコアピース
8.ヘイジョー
E1.ミラーボールズ feat.DyyPRIDE、MARIA(SIMI LAB)、QN、OMSB