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渋大祭@東扇島

渋さ知らズ30周年~渋大祭~
@東扇島東公園特設会場


昼まではまだ少し雨は降ってたのでカッパも持って出発。
東扇島結構遠くてタクシーでもギリギリだった。
会場は一部はドロドロだがその部分を避ければ全体に余裕。
雨もそのうちやんで夕方は日差しが出るなど良い環境でした。


渋さ知らズ
まだ酔って無さそうな不破さんの挨拶から。
「次すぐロボ始まりますので」だって笑
不破さんの弾くベース入りで6人ぐらいの渋さ。
曲は確か渋さの曲、そっからゴリゴリのフリージャズへ。
そういう感じかと思ったら東洋にバナナ、さやかさんまで登場してなんつか
最初から最高やんっていう感じ。


この後ずっとライブってことでここでメシ食っておこうと
にんにく醤油まぜそば700、味濃いだけでダメでした。
先に買ったビールもぬるい。


ROVO
さてロボです。
渡部さんが登場、ロボを紹介っていうなんていうか俺の心がほっこりする始まり。
サムズの時と一緒の始まり、って思ったんだけど、「ホーセズ」ですね。
よくわかるなあセトリ書く人。
仁が最初から椅子にのっての演奏、そして恒例の微妙なタイミングのジャンプ。
後方で観てたので周りはあまりアツくない客というか様子見、というか。
他のステージとの天秤かけてる人とかはずっと見てるの難しいだろうな。
そういうグループじゃないからね、ライブ通してみないと何もわからんよ。
ってなわけであまり目に見える盛り上がりもないまま2曲目へ。
何度も聞いてる(多分)「新曲2」もっさんギター見せ場。
から仁ソロハーモニカで始まる曲、これもすぐ「Kmara」って良くわかるな。
とりあえず繰り返し最高だな、っていう。
堪らなくなってきて心置きなく叫ぶために前方というか中央辺りへ。
結構スペースは余裕あるので良かった。
ラストはもっさんのブルースギターから始まる(多分)「(山本)メソポタミア」。
弦担当3人が顔を見合せながらタイミングを計るような光景もみれて
もういつものライブみたいにほーほー声を上げて踊りました。
楽しかった、やっぱロボは最高だ。


セトリ
1.horses
2.新曲2
3.Kmara
4.山本メソポタミアか新曲3


GOMA & The Jungle Rhythm Section
セッティングから居たかったけど、トイレもあってちょっと戻りは遅く。
別ステージ、鉄割りで渡部さんがエンヤトットやっててあー俺もやりたい、
って思いつつゴマちゃんなのでしょうがなく。
でもちゃんとゴマちゃん正面位置は空いてて良かった。
ここも、っていうか、渡部さん全ステージの紹介MCやってたのかな。
鉄割も出て、もちろん最後の渋さでも出ずっぱりで獅子奮迅の大活躍。
そんなわけでリズム隊3人登場して、だいぶたってからゴマちゃん登場。
「ブルポップ」の複雑リズムから開始。
「アフロビリー」へつなぐけど、昔とやっぱバランスとかが違うのかな
曲開始後の爽快感とか炸裂感よりも全体感みたいな演奏。
3曲目は手持ちディジに持ち替えて「ウラン」。
各所に散らばる熱狂的なファン(ロボTシャツだったりする)の高まりが
次第に相対化してくるぐらいにだんだんと集まってきた客がその熱に
参加していく雰囲気がああいつもゴマちゃん最高だなって思うの。
一旦MC、ライブ中のテンションからギャップ萌えのほんわか関西弁。
ボイコットリズムマシーンのバーサス企画で不破さんと初めて会った話。
あのシリーズの中ではゴマちゃんのディジと不破さんベースの対決は
あまりいい結果を残したとは言い難いと思っているんだけど、
ゴマちゃんその時の話をなんと覚えていた、というか思い出したのか、
不破さんが「これからヨーロッパツアーいってまた増えますわーわははー」、
っていうのに「何が増えるんですか?」って聞いたら「借金が」、
それでゴマちゃんは不破さんが本物やと思ったって話、めっちゃええ話。
ゴマちゃん脳障害あるのにようその話思い出してくれた、グッジョブ。
やっぱこういうライブとかいろんな人との刺激は障害にいい方に働いたり
するのではないかと思います。
「ドラムアンドディジ」もそうね、先に書いた全体感みたいな印象。
ゴマちゃん自分のパートで歓声を煽るもんだからドラムパートのわーって
いう盛り上がりが微妙になってた。
そして「ワングルーブ」へ、ほんと久々、やっぱ最高だな。
ただし最初から手拍子するのは辛い、落ちサビっていうか中盤の
昇り詰めるパートでゴマちゃんに合わせて手拍子すればいいじゃないか。
叫ぶのなかったなと思ったら最後の「リオ」でやっぱやりました。
なくていいと思ってたけど、やってみたらやっぱ叫ぶのはあっていいよ。
その頃には客めっちゃ巻き込んでたし。


セトリ(信用しないで)
1.ブルポップ
2.アフロビリー
3.ウラン
4.ドラム&ディジ
5.ワングルーブ
6.リオデジャネイロ


・中村佳穂
ほんとにこのフェス素晴らしくて、メインはアクトが終わったらすぐに
隣のステージでリハーサル。
そこで渋さと客にささげる即興曲を歌う中村佳穂、最高としか。
これだけでも今日来た甲斐があったと言えるぐらい。
本編は「スーダラ節」の替え歌からスタート、一瞬で客掴まれるよこんなの。
イベントに寄せたのか即興多めの展開。
数を数える例のヤツ、今年一番大きな数ってことで100。
わーっと盛り上がるも、30からバンド側は早数えになってよくわかんなかった。
でも楽しいってのがとても良い。
ライブ終盤でクラクラの中心でやってるヤツがゲスト登場、サックス担当。
じわじわってやってから「きっとね」、への流れ、鳥肌っすよ。
音楽が溢れかえってはち切れそうになって泣きそうになる、ほんと最高。
これはずっと衝撃が切れないように見続けていく必要がある。


clammbon
ミトが金髪グラサンでした、既にうざ。
で、わかってたけどリハから「はなればなれ」。
それはいいんだが何度も「リハです。」「リハだよ」的なことを言い続ける
ミト、マジで黙ってベース弾いてろっていう気持ち。
渡部さんの紹介コーナーはタバコについての注意になっちゃってあまり
クラムボンの話にはならず。
でも不破さんにからめて面白かったです。
「ステージ煙草吸えるイベントしか出ない」って言ってるらしい笑
あと、腹立つから書きたくないけどミトは自分のことを今日はミトの代わりで
ダニエル、とか言ってた、つまんね。
ライブ本編は「サマーヌード」開始。
「シカゴ」「パン蜜」からの「ラッシュライフ」、新旧のキャッチー曲。
「パン蜜」は俺はそんなでもないんだが「ラッシュライフ」は好きよ。
でも観客でちゃんとクラップ返してる人は少なかったな、これが現実。
まあそれはそれとして、ここでウザミトまた発動。
「全員後ろ、海の方向いてください」でステージと反対に客を向かせて
の「波寄せて」。
外人客とか、どうしてもそういうことできない人が抜けて行ったり
後方で気まずそうにしてたけど、これはこれで良かったな。
夕暮れ、雨の上がった海、空に向けての「波寄せて」合唱。
マジすごいんだけどここで晴れ間出て来たんだよ。
そっから「re-残暑」よ、完璧じゃん、素晴らしいとしか言えない。
終盤カオスになる「残暑」の「re」スタイル、なかなかライブで観た
覚えもないしレアで良かったな。
ラスト「フォルクローレ」、ここでミトアコースティックギターへ。
雰囲気も含め完璧、ほんとミト黙ってこうやってればいいのよ。
泣ける感じでした。


セトリ
リハ.はなればなれ
1.サマーヌード
2.シカゴ
3.パン蜜
4.Lush Life!
5.波よせて(回れ右 ver.)
6.Re-残暑
7.Re-Folklore


しかしあれね、今日はこれ演者みんなラスト出るんじゃね、とか思ってた。


・The Sun Ra Arkestra
マーシャルアレンさん95歳、渋さをブラザーと呼んでくれるらしい。
確かにそんな歳とは到底思えないソロがすごいです。
夕暮れ映えてマジ泣ける。
渋さの面々がステージ袖からたくさん観賞してました。
途中青い服の人の微妙なダンスがあったり、ビッグボディの女性ボーカルがいたり。
渋さと比べて派手にどうこうなるわけじゃないんだけどいい時間だったな。


セットリスト
1.sun logy
2.dancing shadows
3.strangerin paradise
4.space loneliness
5.seductive fantasy
6.angels and demons
7.along came ra
8.fate in a pleasant mood


ZAZEN BOYS
疲れてきたので離れた場所で椅子鑑賞。
巻いてスタートしてました。
ベースが変わってましたが女性っぽい長い髪の多分男性非常にアクティブ。
以前以上にものすごいアドリブ感ある演奏ですごいことなってた。
普通に歌詞付き曲のあるグループなのにある意味一番インプロかもしれない。
久々みたけどむちゃくちゃかっけーと思いました。


渋さ知らズオーケストラ
リハが「ナーダム」でもう始まっちゃったのかと思った。
ステージにマーシャルアレンが登場して着席、それに対して拍手が起こります。
玉井さんは今日も美しいな、最後も弾けててかわいかった。
テーマが流れて渡部さんの挨拶から「ひこうき」。
向井も登場して玉井さんとムロアヤに挟まれて歌います。、
「ライオン」へ、ギターソロとか、山田あずささんのマリンバソロとか。
ダンサー部隊に羊も二匹いました、かわいい。
手拍子をする新しめの曲でアレンさんのソロ、それ以外もサックスのソロは乱発でした。
「犬姫」では不破さん自らもマイクの前で歌を歌う。
赤いドレスのダンサー若林美穂さん、本格的なショーダンスっぽくてへえって
思ってたら後半はドレスめくって渡部さんのふんどしとお揃いの文字が後ろに入った
パンツのお尻丸出しふりふりしてました。
石渡ギターから泉さんの変なサックスとか、ハーモニカの後に勝井さんソロとか。
勝井さんのソロの間に本工リズムが入っちゃってそのままうやむやに
ジャーンに突入大団円って流れになりました。
でっかい片山さんも登場、サンバダンサーズとかも入って総勢なんだかんだ
100人ぐらい居たっつってもおかしくないぐらいの史上最大数の渋さオケ。
圧巻でしたわな。
そして祭りで集まったそれほど濃くはないけどこういうのが好きな系客層。
30周年の表のお祭りとして興味のない人達にまでしっかりアピールできたと思う。
「本工」「仙頭」流れで終了後の「すてちき」、ステージを掃けてから
隣のステージへ集まってくる演者一行「すてちき」も継続中。
帰らなかった客は隣ステージ側へ移動してアンコール代わりに
マーシャルアレンの吹く「ホタルの光」とか、超レアだな。
その後みんなで記念撮影して終了でした。
最後まで残った人達はみんな最高の笑顔してたな、良かった。


折角リスト上がってたので今回のメンバーリストをブログから貼っとく
渋さ知らズオーケストラメンバー↓
不破大輔(ダンドリスト)、北陽一郎(tp)、石渡岬(tp)、辰巳光英(tp.テルミン)、
Michael Ray(tp)、川口義之(as)、立花秀輝(as)、纐纈雅代(as)、Marshall Allen(as)、
早坂紗知(as)、登敬三(ts)、松本卓也(ss)、松原慎之介(as)、泉邦宏(as)、林栄一(as)、
鬼頭哲(bs)、RIO(bs)、吉田隆一(bs)、中根信博(tb)、高橋保行(tb)、加藤一平(g)、
ファンティル(g)、石渡明廣(g)、和田直樹(g)、太田惠資(vil)、勝井祐二(vil)、
小林真理子(b)、永田利樹(cb)、山口コーイチ(key)、スガダイロー(p)、渋谷毅(p)、
山田あずさ(vib)、磯部潤(ds)、藤掛正隆(ds)、山本直樹(ds)、外山明(ds)、
松村孝之(per)、関根真理(per.vo)、芳垣安洋(per)、柴崎仁志(per)、大西英雄(per)、
Elson Nascimento (surdo,per)、コムアイ(per)、渡部真一(vo)、玉井夕海(vo)、
室舘彩(vo,fl)、星野建一郎(vo)、向井秀徳(vo)、東洋(舞踏)、若林淳(舞踏)、
向雲太郎(舞踏)、高橋芙実(舞踏)、ペロ(dance)、さやか(dance)、すがこ(お調子組合)、
あすか(お調子組合)、若林美保(dance)、Masashi Sugiyama(スギゴチ)、陽茂弥(ねねむ)、
井上のぞみ(ねねむ)、青山健一(art)、トックン(美術演出)、オノアキ(art)、
林周一(風煉ダンス)、 笠原真志(風煉ダンス)、上木文代(風煉ダンス)、
後藤淳一(風煉ダンス)、外波山流太(風煉ダンス)、 長谷川愛美(風煉ダンス)、
奈賀毬子(風煉ダンス)、南波瑞樹(風煉ダンス)、田村元(風煉ダンス)、
北川真帆(風煉ダンス)、笠原ひなた(風煉ダンス)、笠原白山(風煉ダンス)、
内田晴子(風煉ダンス)、 Bloco Arrastão(samba dancer)、田中篤史(音響)、
石川葉月(stage staff)、ハルヤボス(何する人ぞ)
ぎゃー80人、合ってるかどうか、足りない人や居なかった人もいるか知らんけど笑
これだけの人数が自由に一つのものを作り上げる壮大さ素晴らしさ感動だ。


2120にバス列の最後方に接続、34分に乗り込めたので中々まともだった。
バス案内の子達はバスが出ていく時に全快の笑顔で手を振ってくれてええフェスやん、
てなったよ単純ね。
2157に川崎駅(ちょっと離れたとこだけど)に到着、人数が適度だったってのが
あるんだろうけど懸念してた交通事情で困らなくて助かった。
渋さ知らズ、30周年おめでとうございます。
まだまだやろうね。