2019 はてなダイアリーから移行しました

日フィル@サントリーホール

オービックスペシャル・コンサート2019
コバケンの名曲の花束~哀愁のスペイン~
@赤坂サントリーホール 大ホール


・日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:小林研一郎[桂冠名誉指揮者]
ヴァイオリン:瀬﨑明日香
ギター:木村大


プログラム
1.ビゼー:《カルメン》第1組曲、第2組曲より
闘牛士の行進」「プレリュード」「アラゴネーズ」「間奏曲」 ・・・第1組曲
「ジプシーの踊り」 ・・・第2組曲
2.ラロ:スペイン交響曲 より第1楽章・第3楽章
E1.モンティ:チャルダッシュ ・・・ヴァイオリン、ピアノ(小林研一郎
休憩
3.ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
E2.アントニオ・ルビーラ/カルシソ・イエペス編:愛のロマンス
4.ラヴェルボレロ
E3.岡野貞一:ふるさと


ビゼーカルメン」、組曲よりいくつか選抜しての演奏。
もう一曲あるかと思たら終わりでした。
ラロの「スペイン交響曲」、っていう名前のヴァイオリン協奏曲。
ヴァイオリンソリストが技巧を出す系の曲。
ただやっぱ一楽章と三楽章っていう構成だと中途半端感あるような。
三楽章のハープとフルートの始まりの感じとかは良かった。
あとソロヴァイオリンの方はさすがにすっごい。
司会がいるのでカーテンコールは回数やらないですぐにソリストアンコール。
このソリストさん、インタビューの喋りも達者でした。
パートナーの楽器を男性に例えるところとか、女わかって使ってんなっていう。
まあそれはそれとして、ステージ袖のグランドピアノ。
なにかと思ったらアンコールでなんとコバケンさんとソリストで共演。
豪快かつ過剰に繊細なコバケンさんピアノがえも言われぬようなうっとりと
する演奏でした、しかもちゃんとソリストをしっかり引き立てる。
これ観れただけで来た甲斐あったな。


休憩時間、山崎のロック800円。
響が1000円ってのはまあ年数が違うんだろうがなんかおかしいような。


後半はギターとオケ、「アランフェス」。
イケメンギター(歳はアラフォー)登場、二楽章の超有名フレーズのあれね。
思ったのはやっぱギターて音小さいなっていう。
そのアンコールでも有名曲やってました。
彼もまたよく喋るのね、ソロでやるような人はこれぐらいじゃないとダメか。
ミトぽくてちょっとんーって思った笑
そしてラストは「ボレロ」です。
スネアドラムは若い女性、あまり化粧っ気とかない感じ。
思ったより早く笛入ってきたけどそういうもんだっけ?ってなって、
俺はいつまでたってもクラシックをちゃんと知らないなと思った。いいけど別に。
先のトークで言ってたように終盤、コバケンさんが指揮する手を会場の客側に
(俺は今日席がRAだったので反対になる)高く上げてめくるめいた輪廻から
新しい世界へ、という展開。
そして劇的なラストへ、思わず声が出そうでした。
大拍手の中ドラム女性をステージ前まで招きこんで一礼。
で朝岡出てきてトークとなったとこ、コバケンさんやる気になってラスト50秒
をアンコール代わりの再演。
いいな、これは何回聴いてもいい。
その後はこのイベント恒例らしいオケ演奏で謎の「ふるさと」客含め全員合唱でした。
ええ曲なー、俺好きよ特に3番。


終了後のスネアドラム女性、他のパートと違い孤独。
最後の礼が終わって団員捌けだしても1人黙々と片付け。
最後の最後で2人ぐらいが握手にきてましたが。
でも間違いなく今日のボレロの主役は彼女だった。
客席もほぼ捌けてたし出てくとき拍手しても良かったな。