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日フィル@サントリーホール

日本フィルハーモニー交響楽団 第713回東京定期演奏会<秋季>
@赤坂サントリーホール 大ホール


・日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:山田和樹[正指揮者]
ヴァイオリン:田野倉雅秋[日本フィル・コンサートマスター


プログラム
1.サン=サーンス:歌劇《サムソンとデリラ》より「バッカナール」
2.間宮芳生:ヴァイオリン協奏曲
(日本フィル・シリーズ第2作)
休憩
3.大島ミチル:Beyond the point of no return
(日本フィル・シリーズ第42作)※世界初演
4.ルーセルバレエ音楽バッカスとアリアーヌ》第1・第2組曲


佐倉帰りでぎりぎりの到着。
そして中はがらがらでした、半分ぐらいの入りではないだろうか。
俺も招待券で来てて申し訳ないです。
9月から新しいコンマスが就任するんですが、その方は今日ヴァイオリン
協奏曲で弾く予定なので今日のコンマスを担当するのは女性。
まだ30代前後ぐらいな感じ、とてもお美しいです、千葉清加さん。
正指揮者山田カズキはいつも通り颯爽と登場。
かくかくした豪快かつ正確なコンダクトでサンサーンスはバシッと決めます。


2曲目は日フィルからの委託作曲曲シリーズ。
第1バイオリンの椅子だけ後ろに下げてそこに9月からの新コンマス
田野倉くん43歳がソロを取るヴァイオリン協奏曲。
難解で何回も寝落ちするような曲でした。
3楽章がくそ地味で死ぬかと思ったがここが間宮さんの描くこの曲の核だった
らしい。
4楽章はリズム隊が入って複雑だけどまだ聞きやすく。
最後ヴァイオリンソロの余韻をたっぷりとって終了。
後方からおじいさんが登場、なんと作曲家間宮さん90歳、60年前の
自分の作曲作品を見る思いはいかがなものであったろうか。


休憩時間は白ワインを一杯、15分だと余っちゃうぐらいで
量的には満足。


休憩明けは清水みちるさん作曲曲の世界初演演奏。
太鼓とかハープ2本とかかなり大がかりなオケです。
重く思いを詰め込んだ内容でこれは先にプログラムノートを読まない方が
良かったかもしれません。
受け止めきれない状態でそれなりに印象的に終了。
これも後方から清水さん登場。
黒ノースリーブでビシっとキメてきてました。
初演ですがもっかいみれるチャンスあるといいな。


ラストはルーセルバレエ音楽
軽い内容を大仰にという西洋のあまり俺の得意じゃない系だと思った。
軽く跳ねたりステップ踏むような動きで踊るようにコンダクトする
山田カズキ本人には合ってるなって思いました。
しかしこのお話自体どこに感情移入するのか謎、おかしくね?