The Border
@六本木VaRiT.
カレー麺食ってから最近良く来るバリットへ。
入り口のところ物販やっててなんか見たことある奴が、と思ったら
元カンカンでした。
ショートカット部ってやつ？
あっちも俺のこと気付いたみたいだけど名前は言ったことないし
一瞬でうざ（褒めてます）って思ってとりあえずスルー。
そしたら怖い顔のねむりさんが前からニアミス。
とりあえず当日で、と感じよい受付さんに。
ねむりさん予約で来てるの2人しか印ついてなく、当日も俺ともう1人ぐらい。
・新しい学校のリーダーズ
相変わらずキレキレダンスで魅了するリーダーズさん。
MCでもつかみに来ます、バブリーダンス連呼してた、ギロッポンだからか。
発想が古くね？
それはともかくパフォーマンスは変わらずに素晴らしいです。
押し付けがましさも含めての自分達の表現。
（さっきと全然ダンチですな）
ファンも多くてコール＆レスポンスも含めかなり盛り上がってました。
・春ねむり
あの雰囲気のあとにやるのかー、って思いながら。
フロアはがくっと人が減って始まる前ステージ前で待機してるのは10人おらず。
そこへ悲壮な表情で現れるねむりさん。
ドリーミーなポエトリーリーディングから開始、と思いきや、
「春と修羅」と言い残して激しいダンスというか渾身の身体の動きというか。
かわいらしいロングワンピースとお下げの気弱そうな女性が死にそうな
うなり声をあげる、知らずに初めて見た人多分夢に出ると思う。
俺は隅で大人しくと思ってたんだけど最初から引き込まれちゃって真ん中へ。
一曲終わった時点で歓声を上げてました。
MC「今日はいろんなアイドルやバンドが出ているけど、ままごとなのか
本気なのかは見ればわかる。私も自分の表現をしたいと思います。」
職業ロックンロールはちょっと俺ひいちゃうけどまあ若いから。
知らない曲もあったけどバック楽曲めっちゃいいな。
プリマヴェーラ映像で上がってた「ライオット」連呼する曲とか、
「世界を取り戻しておくれ」とか俺も完全に少ないフロア客の一員になってた。
血が沸騰するような感覚、めちゃくちゃ最高じゃないか。
ソロで来てる外人客3人、1人太った女性もいて、1人以外は乗り切れてなかった
けど日本語難しいからしゃあないな、それでも頑張ってついてこようとしてて
海外行ってきた甲斐あったなって思った。
実際パフォーマンスが分厚くなってる気がする。
客もコアなのが多いので前みたいに客に怒ったりすることもないし、
今逆にこの人数でめちゃくちゃいいグルーブ生まれてるんじゃないだろうか。
ラスト、「キッキンザワールド」。
ポエトリーぽいところから一気にフロア含めたハードコア絶叫へ。
総毛だつ感覚。
なんつか素晴らしいとしか。
怒りや悲しみの音楽の中で六本木地下客20人弱、バリットが音楽の喜びに満ち溢れてた。
「音楽の中で私と出会ってくれてありがとう。」
フジで中村かほが言ってた、「私の人生に関わってくれてありがとう」みたいな
今年のミュージシャン名言集やな。
去年のアルバムベストスリー、まゆむらさんも同じようなこと言ってるし、
俺の感覚はそちらに向いているみたい。
ピリピリしてエンタメ限界な気がしてだいぶ足が遠のいていたんですが
久しぶりに観てとても良かったです。
