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日フィル@サントリーホール

日本フィルハーモニー交響楽団 第697回定期演奏会<秋季>
@赤坂サントリーホール 大ホール


・日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:小林研一郎[桂冠名誉指揮者]
ヴァイオリン:アレクサンドラ・スム


セトリ
1.シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
E1.J.S.バッハ無伴奏ソナタ第2番よりアンダンテ
2.ブルックナー交響曲第7番


コバケンさん、約1年弱振りぐらい。
77歳ということですが、まったくもってお元気ですね、
最初はソリストがいるので完全に引き立て役として控えめに。
ヴァイオリン、アレクサンドラさん、ロシア美人。
すらっと背も高くモデルのような、赤い衣装が映えます。
シベリウスのヴァイオリン協奏曲、結構トリッキーなところもあって
技巧って感じで面白かった。
再三のカーテンコールに応えてアンコールあり。


休憩後、大曲ブルックナー、ずっしり。
長いんだけど、みっちり詰まっているというか、
コバケンさんもずっと中腰で前のめりでのコンダクト。
こりゃー疲れますよ。
2楽章、ワーグナーに捧げる4本のワーグナーチューバによる葬送音楽、
ちょっと鳥肌。
なんかここでクライマックスにいったような、
中盤までにシンバルとトライアングルの出番も一回で、あとずっとなし?
じゃない?
最終楽章とか比較的聞きやすさあるけど最後のとことか爽快感が
ちょっと薄い、終わってすぐに大喝采、みたいにならなかった。
いや、俺が知識ないのはそうやねんけど、会場的にも。
今度機会があったらそういうつもりで挑んでみよう。
クラシックもまだまだ全然何も知らないのでほんと楽しみ尽きない。


コバケンさん演奏後に団員を丁寧に称えるところとか、
今回も最後の挨拶があって、やはり人間として素晴らしい。
そんなコバケンさんがオケと同化して、というか、今日に関しては
2楽章、ワーグナーを偲ぶブルックナーの心がコバケンさんを通してここで
音楽として具現化している、というような錯覚が感じられるぐらいでした。
言い過ぎかな。
歳とったので辛い、みたいなことも仰ってましたが、
そりゃこんな大曲疲れますよ。
無理はない程度に、今後も楽しみにしてます。