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春ねむり、羊文学@クアトロ

シブカル祭。OPENING PARTY
@渋谷クラブクアトロ


1830ぐらいに入場。
無料のわりに入ってなかったな、この次点で100ぐらい?
しょうがないけど関係者っぽいのほんとうぜー。
音楽好きじゃないやつ来んなよ。


・The Wisely Brothers
2年ぶりです、前良かった印象があって間に合うように来てみたの。
後方にいたら目の前にねむりが、この子よくフロアに出るよね。
それはともかく、最初の、ひさびさにアニエスBを買ったらあなたが裾上げしてくれる
っていう歌詞でおえーってなってどうしたもんか、って思ってしまった。
が、その後は慣れてきて良かった。
ボーカルギターの子、甘え声と表情がキュート、垢抜けた顔立ちなのに
性格はそうでもなさげなのが推せる。
あとメンバー3人がニコニコ顔を見合わせて演奏するのがとても良い。
全体としてしっかりしてるしいいバンドです。
今度WWWでワンマンだと言うのですが、ちゃんと売れてるのかしら。
行きたいけどその日は既に先約が。


・PORIN
赤い髪のDJが仏頂面で回してました。
かまやつとかチャラとかホラーズとか。
微妙にあざとい動きを織り交ぜながら、とっても自分に自信あるんだろうな。
オーサムなんとかってとこ(や、知ってますよ)のボーカルらしいです。
はいはいかわいいかわいい。


・羊文学
もえかチャイナっぽい衣装で、ベースちゃんがなんとミニワンピびびった。
クアトロ広いねって言ってたけど、そうか確かにあまりこのクラスの
ハコではやってないかもね。
はいじことモエカさんはフジのルーキーでやってるけどな。
音的には広いステージ合うと思います。
シューゲ爆発して広がるところとか、ベースに向かってギターかき鳴らしながら
向かっていくところとか、とても映える。
あと、声だな、ねっとりしてるけど特徴ある声、これは印象を残す。
(こないだ特徴的ではないって書いたの取り消し)
フジ以降久しぶりに観てから若干くさしてた羊さんですが観るべきところを
わかってきたので良さがわかってきました。


・MANON
DJとと男女3人のVJとファッションモデルっぽい女性ボーカル。
つまん…いや、はい、でした。
VJおんなこども、って、言ってたけど、アレですか?あのアレ?
もっとディープなイメージだったんだけど、こんな表層的な軽い感じ、別物かな。
...あ、悪口言ってしまった。


・春ねむり
相変わらず空いてる中何人かガチな客がいるようで。
2曲目「いのちになって」から、10本ぐらいの腕が上がり声が上がります。
こんなのどうでもいいんだけど、前にいたおっさんが俺からちょうで見えるとこで
ついったーを開いて「このツイートはすぐ消します。春ねむりキツイ。
勝手に愛しててください」って書いてましたカコワルイ。
「すきすき」とか「ロックンロール」にラスト「キック〜」。
ポエトリーラップとは言え、音的にはかなり多様、的しぼれなくて
初見の客には厳しいだろうな、ただでさえ怖いだろうし。
「ロックンロール」こないだのリリパ同様、客にキレる春ねむり。
「みなさん、音楽を聴きに来てるんですよね!」
怒ってもちゃんとした敬語なのは大変よろしい、それでこそ慶応文学部。
2回目の「ロックンロールは死なない」、だいぶコールの客は増えたけど
「まだ行ける!」で音ストップ、チャラ男選手権3位ぐらいなれそうな
DJ兼マネージャーみなと、超ド真剣な表情でねむりを注視。
やってみなきゃわからない事がある、まさにその通り。
やってみて初めてわかることの方が多い、だから俺はロックンロールなんて
死んでていいと思うけど彼女の歌に合わせて「ロックンロールは死なない」を歌う。
ステージを降りてガラガラのフロア後方へ行って、怯えて中途半端な笑みを
浮かべる後方の客に向かって魂をぶつける春ねむり、怖い。
ステージに戻って「いつもステージで死ぬんじゃないかって思う。
心臓が破裂して。」って自虐的に。
ラストは「キックインザワールド」これポエトリーラップじゃないから。
ハードコアだからほとんど。
人を救う音楽以外に興味がない、その本気でエンタメとしての音楽の中に
うまく紛れ込んでやっていけるのか、とても心配になってしまうけど、
春ねむりのステージは1年で孤高のところまで達している。
今これみて水カンの真似だ、ダオコの真似だ、泉まくらの、なんて誰も言えないだろ。
春ねむりの音楽はエクストリームミュージックである。


このあとあっこゴリラがあったんですが、カミさんが珍しく早く上がれるというので
ここで退散しました。