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日フィル@東京文化会館

日本フィルハーモニー交響楽団 
第690回定期演奏会<春季>
@上野 東京文化会館 大ホール


・日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:ピエタリ・インキネン[首席指揮者]


セトリ
ワーグナー:楽劇《ニーベルングの指環》 序夜「ラインの黄金
※演奏会形式/字幕つき


出演者
ヴォータン:ユッカ・ラジライネン
フリッカ:リリ・パーシキヴィ
ローゲ:ウィル・ハルトマン
アルベリヒ:ワーウィック・ファイフェ
フライア:安藤赴美子
ドンナー:畠山 茂
フロー:片寄純也
エルダ:池田香織
ヴォークリンデ:林 正子
ヴェルクンデ:平井香織
フロスヒルデ:清水華澄
ミーメ:高橋 淳
ファーゾルト:斉木健詞
ファフナー山下浩


忙しくって早く出られず上野到着が開演時間の19時直前。
しかもそこからチケットの発券のためにセブンイレブン
探すという、もうどうせ遅れるんだからと立ち食いそばで
一杯飲んでから行きました。
ということで20分送れで入場、といってもすぐには入れないので
待たされます。
しかも買った席ではなく空き席に案内でそこで観てもらうことになると。
そういうもんなんだね、休憩のないクラシック公演って。
3階席の端だったんだけど、結果的にはもともと買ってた席より
良かったかもしれない。
広いステージ大人数のオーケストラ、演者は基本ステージ前の部分
だけを使って軽く演技をしつつ歌うという形式でした。
これが演奏会形式ってことなんでしょうな。
前ここでオペラ観た時はちゃんと舞台セットがあって観劇要素が
強かった(オケは下のスペースにいた)。
なるほどと思いつつ、しかしなんかこのオペラの題材ってのは
毎回毎回どうでもいいことを大層な感じでやるものなのね。
長い長い上演時間、かなり睡魔に襲われました。
最後のところだけワーグナーらしい無駄に荘厳な仰々しい感じで
わけわからん高揚感とともに終わる、という。
でもなんか3時間我慢してこれみてて華々しく最後まで遣り通したら
観てるほうもやってるほうも一緒にぐうぉおってなるよな。
ブラボーの声はそこかしこで起こってました。
つーことでイマイチ釈然としない気持ちもありつつ、初めてみる
若き(つっても37か)首席指揮者ピエタリ・インキネンさん
非常にスマートながら情熱がにじみ出るような感じでした。
北欧出身金髪色白の男前、その才能をしばらく日フィルと共にみていく
ことができる喜び。
好きな感じだと思ったのでまた積極的に行こうと思いました。


ホールでかいのはあるけどいりとしては7割ぐらい?
あんだけのオケとオペラ歌手、海外からも招聘していて
かなり金はかかると思うんだけど、採算ではない文化保護のために
頑張っていただきたいものです。