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さかな@リキッド

sora tob sakana 単独公演「月面の音楽隊」
@恵比寿LIQUIDROOM


sora tob sakana
ソールドアウトなんで当たり前ですがリキッドほんとに一杯。
サイドに女性エリアもいつもよりかなり大きく取られてました。
期待が熱気を呼び、というか、こんだけライブ行ってると一個一個に
いちいち強い思いいれをもってというのがなくなってくるんだが、
やっぱり特別なものは本当に違う。
それはフロアからも感じました。
まずバンドメンバー登場、大歓声、ギター2、ドラム、パーカス、
キーボ2、ベース、かな。
ジャムっぽい音から入場テーマ曲へ。
バックのスクリーンに壮大な映像、ライブタイトルが映されて
メンバーが1人ずつ登場、既にクライマックスかというような高揚感。
4人のメンバーがステージ中央に集まって、ここでもいつもと同じく
「そらとぶさかな、始めます」、はなっちゃん
1曲目、「リボン」、でした。
まあそうだよね、背筋に何かが走るような感覚、これは素晴らしいのでは。
そこからあとは比較的妥当な選曲、というか、去年後半から出た
これは頭おかしいだろっていう「タイムマシン」「サインウェーブ」はなし。
あれは打ち込みもいるやろうからな、バンドセットでやるものではないか。
比較的普通とは言えやっぱりオケと感じは違うし、普段聞こえてくる
メロディとは別の音が大きかったり、リズムも拾いにくかったり、
そんな中できっちりダンスパフォーマンスのさかな達さすが。
(でもどっか一回間違ってなっちゃん自分でウケてたな。)
曲中もMCでも終始楽しそうなさかなメンバー、今日はさすがにまなちゃんも
気合はいっていつもよりはキレがあった気がする。
「S.O.R.A、ソラトブサカナ」や「ワンダー」でのコールアンド
レスポンス的なのはバンドセットでこそって感じ自然に楽しめた。
そして、多分この企画の最も目玉となる、と知ってる人達はみんな
思っていた(と思っているが)「広告」。
急に音が止まる特異なイントロを初めて聞いた人はもちろん、
知っている俺達も、っって息を呑む異様な雰囲気があった。
こんなのほんとに人力でできんのかっていう疑問をよそに、
ステージの演奏は踊るさかな達とシンクロして疾走していく。
たまに目に入る照井、そしてもう1人反対サイドにいるあら恋のギターも
激しいアクションで曲に魂を込めてるんだろ、あれは。
最後のガタ、って音と共にガクンと頭をたれるさかな4名。
その瞬間湧き上がる歓声に、あー、さかなこれは完全にネクストステージ
いったわって思いました。
嘘、「リボン」の歌が始まって曲が疾走して展開してわーってなったとこで
既にそれを思ってました。
「盗賊」「夜間飛行」「夏の扉」、センチメンタルユースストーリー、
そんな甘酸っぱい想いがバンドセットで増幅されて本編終焉。
さかなこれは完全にネクストステージいったわって思いました。
長いアンコール拍手のあとバンドメンバーが出て照井からあいさつ。
こんなに盛り上がるライブは人生で初めて、に笑い。
ごめんな、お前のバンドではそこまでならん、確かに。
いやハイスイいいバンドだと思ってるよ。
かわいくない短パンTシャツ衣装(なんだアレは!もっといいもん
着せてやれ!)で再登場したさかな4人と1曲やってから
4人1人ずつのあいさつ。
ふーちゃんは真面目、まなは子供、そしてなっちゃん
「人が多いの好きじゃないんだけど多くても楽しめたから良かった」
ってなんじゃそら。
会場の笑い声に「なんで笑うの(怒)?」でまたワロタわ。
これ順番うまいことできてると思って最後レイ。
たいしたことを言うわけじゃない、って前置きしてから
「去年のワンマンライブでは簡単に“売れたい”って言っちゃったんだけど、
今回の単独公演を通して、売れるのは簡単なことじゃないってよく分かりました。
すぐ売れたとしてもつまらないと思うし、山あり谷ありの活動をしていけたら
いいなって思います。みなさんと一緒に売れていきたいからこれからも
よろしくお願いします」(ビルボードからコピペしました)。
谷ってのは壁を超えるってこと、って補足あり、あとね、最後の一言、
「みなさんと」っての、「みなさん」をとても大きな声で強調して言ったの。
ほんとレイ偉い、そういう意味でも最後に感動してからのラスト。
ほんとに最後っていうことなんで「怪物」でしっとり締めた、って思ったら
このフォーメーションはー!!
続けて「クラウチング」。
今日はうざい気持ち悪いコールも途中の変な掛け声も分散してあまり
聞こえなかったしまあお祭りだから許そう。
俺もなっちゃんコールを何回かやりましたが俺の位置したところより
前はフリコピやコール、マサイとかいたけど、それより後ろは大人しく
観賞する感じ、初見も多かったみたい。
それでも熱気はものすごく感じた。
そういえばアンコール待ちの時、興奮して音と楽器のことばかり
まくし立ててるおっさんがいたんだけど、頑なにメンバーのことは言わないのね。
別にバンドしかみてないんだけど、とかわざわざ言っちゃって。
君がそのうちにまなちゃんかわいい超かわいいって言い出すのを
にやにやしながら待っているよ。
ライブ後の集合写真、みんなもっと詰めて友達だから仲良くしてー、
も面白かったけど、さかなポーズで「指紋とられてー」が最高でした。
なっちゃん天才、なっちゃん最高、なっちゃんかわいい。


セトリ
SE.海に纏わる言葉
1.ribbon
2.夜空を全部
3.Summer Plan
4.My notes
5.帰り道のワンダー
6.おやすみ
7.まぶしい
8.広告の街
9.夢の盗賊
10.夜間飛行
11.夏の扉
E1.新しい朝
E2.透明な怪物
E3.クラウチングスタート


みななろがまだ復活していないのでアレなんだけど、ミドルティーン楽曲派
完全にさかながぐっと抜き出た形になっちゃったなあ。
いや、1000人規模のワンマンをするグループの中でも集客とは別の意味で
大きく存在感を増したのは間違いない。