ラウパ16 ニ日目@さいアリ

横浜を13時過ぎに出て14時ごろの到着。
この時間ということもあるのか客は少ない。

・With The Dead
おススメされていたのとなんかの知られざる引力に導かれて
ちょっと遅れつつもエクストリームステージへ。
ドゥーミーな音がしてていいじゃんいいじゃんって思いながら
とりあえずビールを一杯。
ライブ眺めつつ飲みながら、さてとウィズザデッドってのは、
なんて調べたらそこにリードリアンの名前が。
す、すいませんでしたー！！！
ドゥーム好きが聞いて呆れるぜ、復活リードリアンじゃねええか。
つうことで結構入ってるフロアの前のほうまでいってあとは堪能しました。
カテドラルでのキャッチーな部分をそぎ落とし、完全にドゥープに
深くもぐるようなディープドゥーム。
一時期太ってたリーもすらっとした身体になり、
ヘヴィドゥーム界のカリスマ的な面持ち。
こんな音楽で昼間にこれだけの人を集められるのはカテドラルの
成功によるものだよなー。
ドゥワンドゥワンっていうスローな低音に憑かれたように拳を上げる人
俯いて身体をゆれ落とす人、この気持ち悪さ最高。

・Enslaved
CSも気になるので経過を観ながら酒とつまみで待ち時間をすごす。
いかにもメタル然とした風貌の5人組。
ノルウェイ出身のデス、スラッシュ系バンド。
ブラック、プログレメタルってジャンル分けされてるけど
あんまそっちの感じは受けなかったな。
最初から非常に好印象というかパフォーマンスの丁寧さとか
情熱とかが伝わってくる感じ。
バックのキーボードがクリーン系のヴォーカルを結構な割合でとるのが
ちょっと珍しい感じだね。
左サイドでみてたんだけど結構若いやつらがモッシュやってました。
MCで言ってたけど1991年からやってるけど来日は初めてみたい。
ラストの曲だということへの不満に対し、また戻ってくる、約束する
って、なんかいいなと思いました。

セトリ
1.Roots of The Mountain
2.Building with Fire
3.Ground
4.Ethica Odini
5.allfaðr oðinn
6.Isa

・Amorphis
カミさんのいとこの兄ちゃんがメタル好きで、出会ったので
アモルフィスまでその知り合いとも話してました。
おもろかった。
からのアモルフィスfromフィンランド。
キルスとどん被りで迷っていたんですが、まあメタルで迷ったら
北欧だろうということでこちらへ。
っつかもともと好きなのは断然こっちだしな。
俺はよくわからない新譜の曲と代表曲、そしてメロデスの歴史を
変えた2ndから。
中盤ぐらいだったかな「ドローンドメイド」がコールされて歓声と
ともに飛び跳ねてよろこぶ俺、以外、数人？？
まあ温度差は知ってるつもりではある。
まあ2回目なんでね、いきなりこれで感涙というわけではないんだが
この辺から胸が熱くなってきていてその後の代表曲連発に溢れ出す涙。
なんて素晴らしいバンドなんだ。
最後にまた2ndから「Black Winter Day」。
デスヴォイスの咆哮がぐおおお。
選択を後悔させない素晴らしいライブでした。

・Dizzy Mizz Lizzy
さて今度はfromデンマーク、今年二回目のDML。
間違って右サイド入ってしまって慌てて戻り。
最初はステージにカーテンがある状態で影絵状態で開始。
ぱーっと輝くステージをひろーく、ティムとマーティンが左右に大きく
離れた位置での演奏。
（マーティンの方みんな見ないから可哀想だけどｗ）
新譜をちゃんと聞いてなくて申し訳ないんだけど、20年の空白を
全く感じさせない連続性を持ちながらもちゃんと現代に通じる楽曲で
その辺の感覚が素晴らしいんだよな。
ってか1990年にあんな楽曲を出してたのが奇跡。
これまじでセイソクのせいでHM/HRで分類されたおかげで広がらなかった
ぐらいあるんじゃないかと思うんだけど、まあ彼らにとっては
日本は大事だということはMCでも言っていたし、せいそくのお陰も
あるんだよなー確かに。
でも音楽的にはサマソニとか出ても、いやフジでも全然いいと思うんだよね。
ラストは「グローリー」。
栄光は再び、これからも続いていくのだ。

セトリ
1.Phlying Pharoah
2.I Would If I Could
3.Waterline
4.Barbedwired Baby's Dream
5.Find My Way
6.Forward In Reverse
7.Brainless
8.Rotator
9.Silverflame
10.Love At Second Sight
11.Made To Believe
12.Glory

・Nightwish
帰り際にちょろっと。
これも北欧、フィンランドのシンフォメタル。
こういうのがトリ前に置かれるようになったのは興味深い。
ちょっと驚きだったね。
しかも結構盛り上がってて、人気あるんだな、と。
ヴォーカル女性の堂々たる歌声にほほおって思いながら退散。

ってわけで、微妙にだらだらしてた初日とは一転、
ちゃんとみたのは4バンドとは言えそれぞれに素晴らしい内容のライブに満足して
早めに今年のラウパ終了しました。
俺あらためて思ったんですが、メインステージ側の人間ではないのね。
今日はDMLはメインだったけど、やっぱデスとかドゥームとか
エクストリームな（エクストリームステージだけに）音楽が
性にもあっているんだろうなって思います。
いやまあそれはそれとして今年も楽しかったよ。