2019 はてなダイアリーから移行しました

ファナ、巡礼@晴空

晴れ豆インターナショナル プレゼンツ ファナ・モリーナ ~EARLY SHOW~
@代官山 晴れたら空に豆まいて


4年半ぶりぐらいに来ました。
話にはうすうす聞いていたけど畳張りになったんだねー
靴もって上がらないといけないのはちょっと面倒だけど、
畳に座ってライブってのはいいね。


ASA-CHANG&巡礼
VIP席ってほど立派なものじゃないけど、左右にあるちょっと高い床の間みたいのの
一つがPAブースになっていて、もう一つに巡礼セットを置いて早くから
アサちゃんとゴセッキーが待機中。
俺はわかってるのでそっち向いてたたけど、ファナ目当てで巡礼知らん人は
直前まで後ろでやるのはわかってなかったような。
そういう人にいきなりこの音楽は衝撃だろうねえ。
開演前に今回のサポートメンバー、須原アンズちゃんに代わってオダトモミ。
デートコースで観て以来、まさかここで会うとはって、今回のサポート参加の
話を聞いた時に思ってました。
で、当然だけどヴァイオリンを弾くわけではなく、ショルキーの演奏。
そういう形で「影の無いヒト」「まほう」「花」「告白」4曲でした。
別にリアル演奏楽器はなんでもできるってのが新たな発見。
カミさんはあんまり好きじゃないらしいんだけど、俺は「まほう」は結構好き。
名前だけなら、名前だけなら、うまく発音しやすいんだよ、母音から始まるのは
どもりにとっては難しいんだよ、とてもわかるよ、俺だって悩みかけた時あったから。
ただ普通に言葉を発することができるだけでいいんだよね。
でも俺がそれでおかしくならなかったのはほんと周りのおかげ。
まあそいう個人的な感情もありつつ「モルモットにされたかねー」みたいな
捨て台詞が何度もリピートされる悪夢のような「花」、
終わったあと「すいません、花という曲でした。もうこの後一切やりませんから
安心してください。」ってアサちゃん言っててワロタよ。
最後は世間的には「まほう」よりも好評な「告白」、歌はオダトモミ。
「まほう」のゴセッキーもそうなんだけど、別に歌がうまい必要はなくて、
朴訥なあまり感情がのり過ぎない特徴のうすい平板な声が丁度いい、って感じですね。


新生姜のおやじが最近新作の「まほう」を聞いて大プッシュ中、言葉を尽くして
なんか聞くべきとか新しいとか陳腐な批評をしてるんだけど、やっぱあのヒト
あんまり大したことないのかも。
俺の10年ぐらいあとを走ってる感じするしな、まあ本業生姜だからいいのか。


Juana Molina
去年もビルボードで観たんだよね。
なんだかんだで毎年ぐらいの間隔で来日されてますね。
アルゼンチン音響派との架け橋を自他共に認める勝井さんもPAの後ろで
ごらんになっておられました。
折角の畳席混みすぎて立ちだったのであんまり前のほう見えなかったんだけど、
バックの編成は前回のビルボードと同じ。
密教的って言いたくなるような呪術グルーヴがビシビシはまってて、
これまでみたなかで一番良かった。
勝井さんも「今まで観た中で最もアグレッシブな印象」とツイートされてたので
俺の感覚とおんなじだったと思う。
かなりアツい感じだったし、ダンスフロアとは言わないけど、結構揺れる以上の
動きでのってる客いたしね。
次があったので1時間見てそこまでで切り上げたんだけど、また来たら観に行くよ。
そろそろ勝井さんとの共演もみたいな。


というわけで、ファナちゃん&巡礼、でした。(言いたかった)