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サヴェージズ@リキッド

Savages Japan Tour 2014
@恵比寿LIQUIDROOM


にせんねんもんだい
前回みたのがなんと2011年11月のバトルズの前座だってびっくり。
ワンマンいかなきゃなんて言っときながらの2年以上の空白ってか。
で、その間に「FAN」はやらなくなっていて、更にミニマル化してました。
定刻に登場して3曲だったから1曲10分ぐらいだったんだろうけど、
ほとんど変化しないベースと執拗に高くない位置のハイハット
叩き続けるドラム、リフをほぼ弾かないでエフェクターだけのギター。
「FAN」とかとくにミニマルからダイナミックへ、みたいなカタルシス
あったんだけど、完全にミニマルリズムだけのストイックノイズに近づいてます。
ギターの子とか年とったなあって思ったけど、バンドとしては成熟と共に
どんどん極北化して研ぎ澄まされていってる感じで背筋凍りました。
すばらしいですね、ほんとにワンマン行かないと。
頭を振り乱す姫のドラミング、最後の猫なで声での「ぁりがとうございましたぁ」
ってのは相変わらず。
気付いたんだけどライブ中使わないマイク、あれわざと高めにセットしてあって
最後ギターの子が挨拶する時にちょっと上向きで背伸び加減になるようにしてるでしょ。
女使ってるなああって計算高いところがまたそれはそれでいいね。


・SAVAGES
フジの時に比べてvo.の衣装が女性らしくなっておりました。
が、その他はほんと関心するぐらいのストイックさ。
さっきの3人組と違って、まだ若いのに女を武器には使わない感じがすがすがしい。
で、ネットではドラムの迫力あるプレイみたいに言われてたりすんだけど、
あれあんまりうまくないよね。
いい音はしてるけど無駄な動きがとても多いと思いました。
ベースの子もそう、身体揺らしすぎて返ってリズム取るの大変そう。
でも別に音がずれてるとかじゃないからそれはそれで下手ってわけじゃないのか。
一方、gt.とvo.の2人は職人と芸術家っぽくてとても見栄えもいいですね。
序盤の曲はフジの時と同じように比較的ストレートなポストパンクっていうか
ロックだったんだけど、終盤からかなり面白い感じでギターがブレイクしてて
あー、こういうのもやれるんじゃんって思ってかなり観方変わった。
1時間ぐらい演奏してすぐにアンコール、「Fucker's」知らなかったんだけど、
中盤以降はずっとvo.なしのインストでそこで不思議な踊りというか
動きをしてるvo.の子がバックの演奏内容とあいまって芸術的といえる感じでした。
メンバーの笑顔が見れたのは本編の最後とアンコール後、後ほんとにたまに
vo.がdr.を振り返った時にdr.が頬を緩めるところがあったぐらい。
なんかあれね、アスリートが競技を終えた後、みたいなとこあるね。


セトリ
1.I am here
2.City's full
3.Shut up
4.I need something new
5.Strife
6.Waiting for a sign
7.Dream baby dream
8.Another war
9.She will
10.No face
11.Hit me
12.Husbands
E1.Fuckers


最近のクリマン公演は完売かキャンセルかみたいな感じがしてて、
あんまり売れてないと思われる今回のチケットはちょっと安く手に入れたんだけど、
キャンセルにしないで公演してくれてよかったです。
でも次観るならクリマン招待でもサマソでもなくフジで観たい。