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ライムベリー@WWW

ライムベリー1stワンマンライブ
MAGIC PARTY
@渋谷WWW


・ライムベリー
当日券はあったみたいだけど女性エリア含め大盛況の客入り。
開演前アナウンス
「お客様同士の暴力行為があった場合は公演を中止することがございます」
結構沸いたw
やっぱり初ワンマンってのはそれだけでも特別なものがあるね。
それにひめの療養、活動休止が重なれば尚のこと。
俺としても絶対にひめに喜んでもらえるように盛り上げるんだって
気持ちで一杯で望みました。


まずはひかるんが登場、トラックをかけて登場したMC3人は
初期の制服衣装にパーカーのフードを被って登場。
ひめ、今日も最強にカワイイよ。
しょっぱなからガツンとかます「ROD」。
何回も言ってるけどこの系統の音は大好き。
ヒプホプ好きには怒られるかもしらないけど、
そんなのどうでもいいから俺の感覚で言うとDJ DIE的な音。
いずれにせよハナから驚異的な盛り上がりっすわ。
すごい高揚感、一瞬ひめ療養ってのも忘れちゃった。
ワンマンなので知らない曲も出てくる、って言っても
新曲以外で知らないのは次の2曲目ともう一曲だけだった。
定番曲とMC、ツアー中に何度か披露された「フロム東京」の後
一旦MCメンバーが引っ込んで、ひかるんが「イッヒリーベディッヒ」の
コーラス部分を客に歌わせる。
練習前からみんなの完璧な合唱、練習は一発OK。
で、だてカンペ本を持ったひかるんがステージに下りて歩きながら
ポエトリーリーディングでの「ild」。
これマジでキタね。
ひめがやってたら俺泣いたわ。
私はその辺にいる普通の女の子だけどあなたの求める姿に
なれてないけど、なろうと思っているの、その言葉ってひめの言葉だ。
今の夏の一瞬の輝きは絶対にもう同じ形では現れない、その刹那さ
儚さを突き詰めて表現する美しさ。
ひかるん、完璧なノーミス、しかも全暗記、すげえ拍手喝采だった。
で、次がまた緊張を強いるひめのソロ「クオリア」。
BPMを落とした不安定さを予言するリズムにのってしっかりと伝わる言葉。
何いってたか覚えてねんだ。
熱に冒されたみたいになっちゃって、ステージをふらふらと
うつむいて歩くひめを凝視してた。
それから聞いたことない新曲、そして「アンサーアンサー」。
再び爆発するフロア。
それを一旦MCで沈めたのはこの後の怒涛の展開前の休憩でもあったんだな。
「へいぶら」前に会場を半分に分けたり、男女に分けたりして
お兄ちゃんx6後の「好きー」の大きさを競うフロア。
最初失笑して引きながら見ていたこの映像をこのとき俺が完全に
中の人になって吼えていることになるのを、多分俺は失笑と共に予感してた。
こうなるのは必然だったんだよ。
ライブではファンは押しメンの移動にあわせて前方でぐちゃぐちゃと
動き回って人が交錯するんだけど、WWWの最前エリアはそもそもそれには
向いてなくて結構無理目の移動になってた。
俺はこれにもともと参加しない派なんで、最初はひめの位置で、
そこに順番にやってくる他の二人の妹からの呼びかけにそれぞれ「好きー」
って応えるのです。
知らない人が見たらもう頭おかしいとしかいいようがないこの光景の
中に入ってわかる倒錯した恍惚感。
そんな下衆なやらしいもんではなくて、純粋な魂の交歓がそこにある。
(言っちゃったった。)
そしてパーティは終盤へ、キラーチューン3発を決めて本編は終了。
恐ろしいぐらいの汗だく状態。
最前フロアの各所に散ったTO達のライムベリーコールに呼応して
全力で彼女達のグループ名を叫ぶ。


アンコ1回目ではメンバーの思いをそれぞれ語る。
ひめはライムベリーへの強い想いとラッパーとしてのストイックな志を
ゆかたんは涙を流しメンバー不和で辛かったことやそれを乗り越えてきたことを
ひかるんは三つ編み眼鏡が嫌だったことからでも今の誇らしい気持ちを
みりは問題児であることを少し誇りに、でも負けず嫌いであけっぴろげな
性格をそのままに、一番伝えたいのはきっと「休止中に他のアイドルのところに
気持ちが行っちゃったら嫌だ」ってそういうことなんだよね。
みりが言うから素直に頷ける、そこに計算なんかないはず。
その流れからの3MCでの「ild」、これはやばいかと思ったけど、涙はなく、
でも気丈なひめの目にもいつもより多くの水分は溜まっているみたいで、
その瞳でみせる笑顔がキラーだった。
俺はにっこりするしかなかったよ。


※HIMEのMC詳細追記(ナタリーから)
「私は声がコンプレックスで、マイクを持って歌うことが
しんどいときがあったんですけど、今はライムベリーやっててすごく楽しいし、
来てくれたお客さんに自分のラップを聴いてもらいたいと思えるようになって。
私にはこんなたくさんの誇れるファンの皆さんがいるけど、
私はファンの皆さんが誇れる存在になれていないと思うから、
私も誇れる存在になっていきたいです」
ただのJC3じゃ絶対言えない言葉だ。


後は涙が全然似合わないパーティチューンを再演。
時間的にも相当な疲労があっておかしくないんだけど汗はかけどそこまで
疲れた感じではないんだな。
まだ余った力でダブルアンコールへ。
ここで正直びっくりした「ブギーバック」。
俺もまだライブ来始めて2ヶ月たたないのでマナーがわかんなくて、
あんまり大声で全編歌うのは控えたけど、パーティを続けよう、リリックは
最初期のブギーバックではないよね、だから丁度良かった。
いずれにせよ名曲、オザケン部分はひかるんが、バックではMC3人が
笑顔でキュートな振り、楽しそう、だから俺も楽しい。
まあ多分これで終わるってのもあったんだろうけど、また長いアンコールの
コールをやって3回目の仕込み済みアンコール。
ここでは壊れたみたいな管楽器から「アイラブユー」へ。
「リメンバー。忘れんな。この現場にいるみんながメンバー。」
やべー、鳥肌立つぜ。
今年見たどのライブよりもスゲー高次元のライブだった。
アイドルヒップホップ?なんでもいーよ、ジャンルなんてもうさ。
確かにコアなヒプホプ層をしっかり巻き込んでるのはたいしたもんだ。
ベビメタがメタルヲタをたやすく飲み込んじゃったみたいなのと同じだよね。
そして俺も巻き込まれちゃった。
俺はひめのストイックさと笑顔に、みりのナチュラルな姿勢に、
ゆかたんの一生懸命さの拙さに、ひかるんのギャップとプロ意識に、
そして4人のチームワークに、簡単に言っちゃうと魅せられただけ。


すばらしい、今年no1のライブでした。
ありがとうしか言えない。
みりは不安さも隠さなかったけど、これで終わるなんて誰も思っちゃいない。
ネクストステージを楽しみに待つよ。


まずはひめの手術が何事もなく無事に終わりますように。


8/11 渋谷WWW
初ワンマン“MAGIC PARTY”セトリ(ついったから拝借)
01. R.O.D.
02. RHYMEBERRY IZ NO.1(RMX)
03. SUPERMCZTOKYO
04. WJ(RMX)
05. 世界中にアイラブユー
06. フロム東京
07. Ich liebe dich(HIKARU MIX)
08. クオリア(HIMEソロ)
09. Bright Light
10. アンサーアンサー
11. HEY! BROTER
12. まず太鼓
13. We did it
14. MAGIC PARTY
<アンコール>
15. Ich liebe dich(3MC MIX)
16. SUPERMCZTOKYO
17. MAGIC PARTY
<アンコール2>
18. 今夜はブギーバック(smooth rap)
<アンコール3>
19. 世界中にアイラブユー(PARTY MIX)〜C U AGAIN!


トリプルアンコール含む全19曲、2時間の熱演。
活動休止前、観た者の脳裏に強く刻み込む改めて素晴らしいライブでした。