2019 はてなダイアリーから移行しました

ゴマちゃん@UPLINK

PAST < FUTURE
『密林大陸』上映会&アコースティックライブ
@渋谷 Uplink Factory


一年半振りにゴマちゃんを見るために渋谷から延々歩いて
宇田川町へ。
ここ明日の夜勤のすぐそばじゃん、とか思いつつ、
整理券もらってからしばらく酒飲んで煙草吸って待機。


当日キャンセルなのか(あの天気じゃね)ちょこっと席空いてたけど
19時ちょい過ぎに奥さんの森元さんが挨拶して、「情熱大陸」上映会。
話でしか聞いていなかったゴマちゃんのアーネムランドでの様子や、
イギリス、マレーシア、竹林寺などの映像はレアだね。
そして、フジロックやロフト、リキッド、朝霧と俺がいたライブの映像。
ああー、あの時の感動が蘇るーって感じ。
フジロックほんと凄いね、馬鹿騒ぎになってる。
そしてゆっくりと語るゴマちゃんはいい意味で宗教じみてきた、
というか俺も仏教徒だからそういう自然や生物と人間との繋がりを
大事にするところがとても共感できるんだ。
そんなこんなで約1時間の上映後、ちょっと休憩一服してライブ。


GOMA
アコースティックソロ一本吹き。
いつだったかの民族衣装っぽい服でステージにやってきたゴマちゃんは
みかけそんな変わった風には見えない。
そしてゆっくりとディジの音が出始める。
1年半ずっと俺に足りなかった音、枯渇していた声明の息吹。
ゆっくりとゆっくりとそれを満たしていってくれた。
去年夏の個展後ライブの論評で以前程の音量が出せない、ってな記事を
みたんで心配していたんだが、そんなこともないなって思った。
元々アボリジニーに比べれば肺活量だって小さいわけで、ワイママでの
演奏だとやっぱり音の強さでは負けるんだけど、日本人にしかできない
ディジをゴマちゃんはやっているわけで、それが味なんだと思う。
どれぐらいやってたんだろ、1時間もやってないと思うけど、
とにかく堪能できた。
素晴らしい、と思った。


演奏後、ゴマちゃんはメモを片手に観客にお礼の言葉を述べた。
喋り方はまだなんかぎこちない感じ。
メモがないと忘れてしまうのかもしれない。
でも最後メモをしまって、自分の言葉でこれからこれまでの自分を
超えて行くその姿を見てもらうことで人に元気や勇気を与えたい、
というようなことを言っていた。
そして、ここで待っててくれてありがとう、って泣いてた。
俺も滂沱の涙だった。


6/12、行けるかわかんないけど、またアコースティックライブやるので
チケット2枚(一枚はあてもなく、カミさんどうだろうな?)買いました。
エゴがゲストで200名限定だからな、当然のように売り切れるだろ。


後一つわかったことがあって、俺は音楽を聴いているよりも、楽器、
音、ライブ、を通してその人を聴いているんだと思った。
だから悪い奴や心無い奴何も考えてない奴の曲はどんなカッコよくても
イイと思えない。
勝井さん、中川、渋さ、ボンクラ、トクマルさん、キセルナツメン
にせんねん、インキャパ、ボア、ライト他も一杯あるけど、
みんな人間としても好きだ。
あ、ぱふむとかももくろちゃんもそうだね。
言葉はわからないけど、マヌチャオとかフェルミンムグルザとか、
ゴゴルボルデロ、レイジ、ライトニングボルト、こないだ見たマイディスコ
なんかもそうだね。
そんな音楽に一杯出会えて俺は幸せだ。
そして、ゴマちゃん、復活おめでとう。
これからも期待してるよ。