FUJI ROCK FESTIVAL '09 二日目
@苗場スキー場
さて二日目。
といっても前日車に戻った、というところから続いていて、車で眠りこけている
3人をハイテンションで起こす起こす。
さあお前ら俺を湯沢の温泉に連れて行け、俺は寝るってな酔った勢いで
言ってみたらみんなテンション低くてすげえ迷惑顔だった。
そんなこんなでいつもの温泉と朝食バイキング。
場内では結局殆ど合流しないのでここでいろいろ前日の話をするわけだが、
やっぱみんな雨がきつかったっつってた。
後はくだらねえ話しつつ、東京に帰る友人Nを越後湯沢駅に送っていく。
オエイシス以外は殆ど聞きたいものが無い状態で来て、朝から雨にやられた
けど、やっぱフジは楽しかったみたいで、俺としてもそれは嬉しかった。
で、苗場には10時ぐらいに戻ったと思うんだけど、ここに来て極度の疲労が
表面化してきて、まず眠らないと、ということで昼まで車で寝た。
風はあるけどとてもいい天気で、この状況でグリーンのセウンクティ見たら
きっと良かったんだろうな、と思うけどあれはもう限界。
昼に起きて時間的にUAを目標にして、まずは浸水しているという情報の
入ったテントの掃除と乾燥。
晴れてて風があって良かった。
とてもきれいな状態にしてからグリーンへ。
・UA
始まる前に右側のハイネケン売り場に並んだんだけど、すんごい列で
結局最初の「悲しみジョニー」は並びながら見ることに。
すぐにホワイトへの道に出れる右後方だけどステージは見えるところで、
周りはみんな椅子に座ってんだけど俺だけ立って揺れながら見る。
久々にちゃんと見たけど、とても良かったなあ。
UAのヴォーカルがとても好きだ。
懐かしい昔の曲も、飾らないMCも、ドキドキするぐらい背中を開けた
赤い衣装もイイ、とてもイイ。
「情熱」最高だ。
「音楽は世界を変えられるでしょうか？」のＭＣの後に
「世界は変えないといけないんでしょうか？」って言ったのを聞いて感心した。
「でも、緑がもっと増えるといいよね。」
バックの演奏者が俺の位置からは見えなくて、でもとてもいい感じの演奏で
きっとまた豪華なメンツだったんだろう。
確か2004オレンジで成孔や内橋さん従えたステージを見て以来という
久々の単独UAは思わぬ形で見れてラッキーだった。
・筋肉少女帯
去年ロキノンフェスで楽しかったのでちょっとだけ。
ホワイトは後ろの方まで人で埋まっていて、さすが。
まずは「ダメ人間」から開始、PA周りぐらいまではみんなダメジャンプ。
俺はかなり後ろだったので見てるだけの人もいたけど、楽しいからジャーンプ。
余計なお世話だろうけど、周りの人に「楽しいしせっかくだから一緒にやろう！」
とか言いたくなった。
MCはさすがにとても面白くてアウェイネタで盛り上げて、「このステージを
見に来たお前らの夏は大失敗だーっ！」とかって笑いを誘う。
そんな感じでぐっと観客を掴んだ後の2曲目は「日本印度化計画」
オーケン「日本をインドに、と言ったら、、、何だっけ？」って、そうか普段そこは
自分じゃ歌わないから忘れたのか？
でも観客から「しーてしまえ！」の声。
俺は1番だけ叫んで移動しました。
ダイブ出るぐらい盛り上がったらしいね。
フジロックは完全に筋少のホームだったと思う。
・THE AGGROLITES
事前に音源聞いてた感じよりもはるかに良かった。
自然にコール&レスポンスしてしまう楽しいレゲエ。
ヘヴンの昼下がりの空気にぴったりハマッたね。
最後まで居たかったけど、次は今日のメインなので早めに退散。
・MELVINS
さーそして今日の俺メイン、メルヴィンズ。
気合の入ったコスプレ外人集団に、お面の2人組み、いかにも音楽オタクですよ
みたいなおじさん集団という濃い客に囲まれたステージ中央あたりで鑑賞。
コスプレ集団は始まる前は写真撮られたりして上機嫌だったけど、ライブが
始まったらぼ〜っと見てたな。
俺は事前の予習が功を奏して複雑だけど聞き覚えのある展開やリズムに
なんとか合わせられたので頭ガンガン振って暴れまくり。
前方では小規模なモッシュゾーンが発生したけど、俺はその10列ぐらい後ろ
にいたので関係なく1人で暴れてました。
そういう人がちょこちょことそこらに居て、後はあまり盛り上がりもなく。
すげ、良かったと思ったけどね。
2人並んだツインドラムとキングバゾの頭振りがカッコ良過ぎて痺れました。
この後はミクシの人とご対面してヘヴンのTheSkaFlamesへ。
話してたのであんまりまともに聞いてないんだけど、いい感じに盛り上がってた。
その後はウィスキーが切れてしまったこともあって、ZAZEN BOYSは通り過ぎた
だけで、一旦キャンプサイトへ戻る。
再度会場へ戻りがてら確かここでパレスのとんこつラーメン替え玉つきで食った。
ビールにラーメンはフジでも最強コンビ。
・忌野清志郎スペシャル・メッセージ・オーケストラ NICE MIDDLE with New Blue Day Horns
オアシスより入ったんじゃないかと思うぐらいのグリーン大入り。
ホワイトへ向かう道に繋がるハイネケン売り場の後ろあたりから見てたんだけど、
ビールを買いに来て去っていく「キヨシローとか別に」みたいな人の様子を
ずっと見続けることになって失敗だった。
昨日オウェイシス見てる人をすり抜けていそいそ帰って行ったバチがあたったか。
とはいえ、2005年に俺も見てたグリーンでのライブ映像が流れてジーン。
「イェーって言えー」もあって嬉しかった。
ゲストの歌はまあそんな感じだろうな、というぐらいのもので、淡々と。
ヒロトの言葉とか、苦手なガッツでええねんな人がやたらいい声で見直したとか
そういうことはいろいろあったけど、それはキヨシローじゃないからな。
予定通りのアンコール「雨上がり」で、これでいいんだと思う。
キヨシローはもういないんだ、という事実を再認識したという意味で、
これで良かった。
そしていろんな人の心の中でこれからも生きていく、そういうことだと思う。
思ったより随分冷静に(何度かぐすんとしたけど)、ありがとうキヨシローって。
そんな感じ。
最後少しでも、と思ったバッドブレインズは既に終わっていて、そのまま
ボードウォークを歩いてヘヴンへ。
・funky METERS
程良い人の入り。
待ってる時に「ここって次何やるんですか？」と男2人組みに聞かれて、
「ミーターズだよ」って言ったら、「あ〜、良かった」だって。
ホワイトで待っててNext up PEだったので急いで来たんだという。
俺なんかもう絶対間違うことは無いけど、来たことない人からしたら夜来て
いきなりヘヴンとか言われてもわからんよね。
なんか新鮮な気持ちになって「わかんないですよね〜。」とか言ってたら
始まりそうになったので真ん中辺りまで進出。
で、これはメルヴィンズの次にとても楽しみにしていたんだけど、疲労と眠気が
ピークに達し、1時間ぐらい全然音が頭に入って来ないまま寝落ち。
ダメだちょっと休憩とヘヴン後方で寝たらまた雨降ってきて寒くて目が覚めた。
既にライブは終盤で周りの盛り上がりにも付いていけず、がっくりと終了。
この後オレンジ行ってブッカーT、そして夜レッドの予定だったけど、完全にここで
ブレーキ発生。
動くことすら辛くなってて遅々とした歩みでしか進めないぐらい。
オレンジからキャンプサイトまで相当な時間をかけて戻った。
残念だけどほんとに限界だったしこれはしょうがない。
で、テントをキレイにしといて良かった、と思いつつ寝ようとしたら、友人Dが
入り口開けてそのまま倒れこんだかの体勢で斜めに寝てて、中はゴミやら
なんやらでまた相当汚いことになっててガックシ。
Dは熱が出てるみたいで寒いというのでしょうがなく俺が持ってきてた
サバイバルブランケットを使わせてやる。
お陰で俺は寒いやないか〜。
ま、どうしようもなく疲労困憊だったし、レッドの音やテントの前を通る
外人とその取り巻きギャル達の馬鹿騒ぎで起こされてもまたすぐ寝ちゃう
ぐらいでした。
・2日目ベストアクト
MELVINS
次点はUAとAGGROLITES。
若干悔しい二日目だけどベストは尽くしたので良し。
と、もはやスポーツである。
