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8時間走@航空公園

第15回8時間耐久レースin所沢航空記念公園
@所沢航空記念公園


3時起床のつもりだったんだがやはりさすがにしんどくて3時半まで2度寝。
意を決して起き出して玉子ご飯とバナナを食ってから出発準備。
始発には間に合わなそうなので電車時間調べなおして見ると、次でも受付終了
30分以上前に到着できそうなのでいいかなと。


日曜朝の横浜駅はカオスと化していてそこら中に倒れてる人やゴミや座り込んで
だべってる人がいてなんつかいいすね。
そして5時半の山手線は普通に一杯ですね。
都会ってすごいと改めて思うよ。


そんなこんなで新宿で西武新宿に乗り換えて7時前に航空公園に到着。
去年の9月、夏結びフェスでGJRS見に来た時以来かな。
もともとこの大会を知ったのは2007年7月の夏開きフェスに同じくGJRSが出てて
ゴマちゃんを見に来た時に公園をずっと走ってる人達がいて、イベントのMCが
8時間耐久レースをやってるって言ったから。
運命に引き寄せられて、俺はこの大会に出ることになるような気がしていた。
でも今年は日程がずれて野外ステージでは何もやってなくて残念。
来週ならUBC、再来週なら夏開きだったのにな。
しかもUBCはフリーライブだから8時間走の合間にライブみるとかできたのに。
いやま、合間は汗だくだしゼッケン付いてるし恥ずかし過ぎるけど、終わってから
なら普通に見れるよな。


というような話はさておき、受付済ませて着替えて貴重品と携帯プレイヤーを
エストポーチに、骨伝導ヘッドフォンもセットして軽く準備運動して準備OK。
準備体操のエアロビはマジでやると疲れるので途中からだらだら参加。
指導のおねいさんがとてもサバサバした人で、終わったら「じゃ、16時まで
がんばってください。」と人ごとのようにさらっと言ってて笑った。
人ごとだけどさ。


8時に号砲。
拍手と共に長いレースがスタート。
1周3.246kmの周回コースをひたすら回り続けます。
スタートBGMはにせんねんの「FAN」。
行きの道すがらプレイヤーに入ってる好きな曲を適当にプレイリストに追加して
きて、ランダム再生にしたんだが、いきなり30分超の大曲が来た。
ふさわしい曲と言えばそうだな。
とにかく思い切りゆっくり入って、どんどん抜かれていって殆ど最後尾ぐらいの位置
まで落ちた状態の1周目、24分超。
おっそーー。
いくらなんでも遅すぎるかな、と思いつつ、平然と脇に逸れて屈伸して膝を回して
給水を取る。
これを1周ごとにやっていくことで膝への負担を最小限にするつもり。


最初があまりにも遅すぎたのでキロ7分ぐらいのペースにして、
しばらくは淡々と走る。
曇りがちとは言え1時間もたてば全身汗でびしょびしょ。
そのうち給食サービスも始まって、毎周回ごとの給水に加えてなにかしら食べる。
おにぎり、サンドイッチ、バナナ、とうふ、ソーメン、冷麺、トマト、きゅうり、メロン、
グレープフルーツとかいろいろあって大体のものは食った。
使用するエネルギーより補給するほうが多かったかも知らん。
かき氷もあったけど、これは長蛇の列だったしあまりエネルギーにもならなそうで
やめました。
同様に給水も水、ポカリの他にもお茶やジュースと種類が豊富。
ぬるいのが残念だが、コーラは氷入れてくれてたので後半はもっぱらコーラで給水。
エネルギー高いし最適。
ただし炭酸完全に抜いてるわけじゃないのでゲップが出るよ。
心配機能に負荷のかかるレースじゃないからいいけどね。


2時間経過時点で、約15キロ、疲労ほぼゼロ、精神的にも余裕あり。
4時間経過時点で、約30キロ、膝に微量の重い感じ、腿の外側に軽いハリ、
まだ半分か〜、という精神的な軽い疲労
まあ以前6時間走やってるのでここまでは既知の感覚ですわ。
その後約5時間半で13周終了、ここでマラソンの距離を走ったことになるが、
足の疲労は次第に現れてきて、同時に弱気の虫も少し顔を出してくる。
が、給水でコーラもらおうと思ったら、横で係りのおじさんが、「ビールあるよ、
ビールどう。」ってやってて、「ください、くださいください。」。
水とかすごいぬるいのにビールはしっかり冷えててウマー!
超やる気出て、スタッフの女の子にシャワーの放水をかけてもらってまたコースへ。
この時のBGMはSFU「海いかば〜」、疲れが飛ぶなあ。
しかもこのタイミングにとても合ってるなあ。


6時間経過時点、若干ペースが上がって48キロぐらい、足はちょっと重くなってきて、
しんどいなあ、ってのがはっきり感じられる。
給水や水をかけてくれるスタッフの女の子達のお陰で周回のスタート地点に
戻ってくると疲れが一時的に軽くなるんだけど、また走り出して10分もすると、
しんどさが溜まってきて、いつ急に疲労で動かなくなるか不安になる。
しかもここからの時間は未知の領域。
距離的にも6時間半過ぎたぐらいで54キロを超えて未知の領域へ。
たしかこの地点のBGMはまたSFU「さよなら港」だったような。
いいね、さよなら既知の領域、次の港へ、ってな感じか。
好きな曲ばっかり入れてるからいいに決まってんだけど、合わないのもあって、
ロボは「KNM」以外は前半の溜めて溜めての部分が走りのリズムとずれる、
ということが今回良くわかった。


終盤を迎え、先が見えたところで若干貧血的な感覚が発生。
多分に精神的なものなのでとにかく無心で走ることに集中する。
まあしかししんどいわほんま。
思ったより足の疲労は少ないが、それでもやっぱ体全体の疲労感がある。
スタート時と比べるとコースに残ってる人は1/3ぐらいじゃないかという感じ。
しかも歩いてる人がそのうち半分ぐらい。
どんなに遅い走りでも歩いているよりは走っている方が記録は伸びる。
そして、歩いていたとしても止まって休憩してる人よりは記録は伸びる。
休憩してもまた後で1周だけでもコースに戻ればやめてしまうより記録は伸びる。
遅くても不恰好でも、極端な話這ってでも前に進みさえすれば、それが記録の
積み上げに繋がる。
これが時間走ということか、とずっと考えながら走ってた。


7時間半過ぎで19周終了、遂に60キロを超えて時間的に後1周。
(7時間45分を過ぎると次の周回に入れない。)
水の女の子にお礼を言って、後1周行ってきます、と走り出す。
コース途中にもスタッフさんやエアサロンパスを支給してるスポンサーらしき人が
ずっと応援をしてくれていて、お疲れ様でした、ありがとうございました、と声を
かけながら走る。
それに対して帽子を取って頭を下げてくれる人も居て、いやほんま偉いのは絶対
参加者じゃなくてスタッフだと思うよ。
いつもそう思うよ、ありがたい。
最後は足が軽くなって、少しだけペースを上げる。
そこにかかってきた多分時間的に最後のBGMは、ぱふーむ「願い」キター!
なにこれでき過ぎでしょ、って感じ。
丁度曲が終わりそうなぐらいでゴールできそうだったので最後さらにペース上げて
15時54分に終了。
1周毎の給水、給食と屈伸、後トイレの時間以外は一度も止まらず歩かず、
8時間走、完走、よぉく頑張った。


給水などの停止時間は時計止めていたので、実質結果は、
7時間13分58秒、64.920kmでした。


すぐにビール買いに行ったんだけど、途中で飲んだせいかそこまで旨くなかった。
なんか発泡酒っぽかったし。
そして足は意外に疲労少な目。
フルマラソン後のような立ち上がれないような壊れ感はなく、ほぼ普通に歩ける。
キロ7分のペースだったら大丈夫なのかな。


今回のレースでいろいろわかったこと。
キロ7分ペース、時速8キロで4キロ毎に2分休憩のペースだと、今回のレースより
若干だけ軽い感じで行ける。
これを後4時間続けられれば96キロ。
ここまで行けるならウルトラを12時間半ぐらいで走れるんじゃないか。
1度12時間走を経験するか、来夏メドにウルトラに挑戦してしまうか。
ちょっと考えます。
いずれにせよそれは来期だな。
あくまでサブスリー達成がメイン目標であることには変わりない。


そういえば、若干名仮装ランナーいたんだけど、郡を抜いて目立ってたデビルマン
4時間ぐらいまではなかなかいいペースで、速いなあ、すごいなあ、と思いつつ
抜かれていったんですが、終盤はヘロヘロになってました。
悪魔の力、なくなったみたい。
それでも最後までコースにちゃんと戻ったのはエライ。